ぼーっと眺めていました。
こういう「お悩み解決サイト」を見ていてつくづく思うのは、
「PCって、やっかいな機械だなぁ」ということです。
たとえば、まったくの初心者がPCを買った時。
「コンピューターウイルス」という言葉は知っていても、
それを防ぐにはどうすればいいか判らない場合が多いでしょう。
ノートン先生やらウイルスバスターやらの
「総合セキュリティソフト」がインストールされていても、
それを起動させるところまで至らないかもしれない。
でも、それを単に「勉強不足」と切り捨てていいものなんでしょうか。
家庭用のPCは、
公道を走るF1マシンみたいなものではないかと思うのです。
乗りこなすためには相当の知識がいるはずなのに、
なぜか普通に売られてしまっている。
そりゃあ、自動車と違って人命を直接脅かすわけではありません。
でも、個人情報の漏洩がこれだけニュースになる現代において、
PCの取り扱いを誤れば相当な被害が出ることは必至です。
ウイルスの感染に気づかないまま、メールを送り続けることも、
一種の「犯罪」と見なされる時代になっているわけです。
学校教育にPCが組み込まれてきているようですから、
10年後の状況はまた違ったものになっているでしょう。
PCはなくなる運命にある、
みたいなことをビル・ゲイツさんも言っていたようですね。
ただ、そんな過渡期にPCを使わざるを得ない人もいるでしょうし、
使ってみたいと興味を持つ人もいるでしょう。
メーカーなり政府なりが、PCの使い方について
もっと啓蒙をしていく必要があると思います。
PCは自動車と同じで、
一定の修練がないと使いこなせないものである、と。
いや、厄介な問題であることは判っているんです。
PCとは、つまるところ複数のソフトウェアと
ハードウェアとの集合体であり、
しかもソフトウェアはそれぞれ違うメーカーが作っています。
自動車以上に、種類によって様相がまったく異なるわけです。
仮に公的な教習所を作って教えるにしても、
Officeの使い方だけを教えてしまったら、
他のソフトメーカーからクレームが付くでしょう。
ハード的な扱いとソフト的な扱い。
両方を求められるのがPCという存在なのです。
ワープロソフトならば
古いバージョンのままで困らないかもしれませんが、
アンチウイルスソフトは
定期的に更新しなければ何の意味もありません。
ネットに繋げなくても構わないという主義ならばともかく。
ブログ、スパイウェア、無線LAN、IP電話…
エトセトラ、エトセトラ。
PCにまつわる新語は、後を絶ちません。
しかし、その言葉を知らなければ、
そういう技術は「ないもの」となってしまうわけです。
自分は知らなくても構わない、といかないのがつらいところ。
なにせ、ほとんどのPCは
インターネットで繋がってしまっているのです。
気がつけば加害者という可能性だってあるのです。
僕だって、さほどPCに詳しいわけではありません。
それでも、いろんなソフトを使っています。
・総合セキュリティ:Norton Internet Security
・スパイウェア対策:Spybot, Spyware Blaster
・ブラウザー:Firefox
・メーラー:Shuriken Pro 4
みな、自分のPCを守るため、他のPCに迷惑をかけないため、
安全度の高さという観点で選んだものです。
もちろん完璧ではないでしょう。
そもそも完璧なソフトなどないと思っていますから。
クラッカーと呼ばれる、
悪意を持ったプログラマーの技術をもってすれば、
破れないセキュリティなどないに等しいそうです。
それでも、PCはただの家電ではない、
という意識を持つことは大事なことだと思います。
ハードとソフトという異質なものが同居していて、
しかもそれはきわめて不安定な状態である。
そういう前提を持つことで、
PCとの共生は多少なりとも楽になるのではないでしょうか。
というわけで、みなさん。
少なくとも、ウイルス対策とスパイウェア対策はしましょう。
個人的には、メールソフトもOutlook系以外をお奨めします。
お金はかかりますが、加害者にならないためにも、ぜひ。
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