とみしゅう日記

『ぼのぼの』の教え・前編

 『ぼのぼの』という4コマ漫画があります。作者は、いがらしみきお。まだ連載は続いているのかな? 一時期は、単行本が出るたびに買っていたのですが、最近は買わなくなってしまいました。嫌いになったわけではなく、単に「なんとなく」という理由です。
 「ぼのぼの」とは、主人公であるラッコの名前。シマリスくんや、アライグマくん、プレイリードッグちゃん、などの仲間と繰り広げる珍騒動がメイン…というのが一般的なイメージかもしれませんね。アニメだけしか見ていない人にとっては。
 原作のほうは、しかし、そうではありません。
 もっとダークというか、もっと含みが多いというか。
 たとえばこんな話があります。

 「ぼのぼの」がアライグマくんと一緒に遠出をします。「ぼのぼの」は、昼食代わりに貝をいくつか持っていきます。しかし、その貝が道中で割れてしまいます。汗をかいて困る「ぼのぼの」。その姿を見て、アライグマくんが尋ねます。
 「何で困っているんだ?」
 「だって、お腹が空いた時に困るじゃないか」
 「今は空いていないんだろ?」
 「うん」
 「じゃあ、空いた時に困ればいいじゃないか」
 それを聞いて、さらに困る「ぼのぼの」。


 どうですか? こんな寓話が、他にもたくさん詰まっているのが『ぼのぼの』という漫画なのです。僕はこの漫画から、たくさんの教訓を学びました。
 つい先日も、そうして学んだ教訓のひとつを思い出す事件がありました。まあ、事件というほどのものでもありませんけれど。
<以下、後編>
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