“吹奏楽の旅”完結編一音入魂スペシャル!!」
という、ちょっと長いタイトルのテレビ番組を見ました。
第52回全日本吹奏楽コンクールを目指した高校生たち。
彼らの姿を追ったドキュメンタリーです。
泣きました。
泣きながら、
「あぁ、僕はやっぱり吹奏楽には弱いな」と思いました。
中学の時から仲の良い友人がいます。
彼は高校時代まで、ずっと吹奏楽をやっていました。
ユーフォニュームという楽器だったと思います。
高校の定期演奏会も何度か見に行きました。
全国大会に出場するようなレベルではなかったのだろうけれども、
彼の演奏する姿はとても格好良く、羨ましかった。
中学に入ってまもない頃、
僕は所属していた演劇部を1ヶ月足らずで辞めました。
先輩たちと折り合いが悪く、どうしても我慢ができなかったのです。
通っていた中学は必ず部活に所属しなければならず、
担任の先生から「どうする?」と聞かれました。
彼のいる吹奏楽部に行きたい。何度も思いました。
彼からも「おいでよ」と誘われました。
でも結局僕は、小学校から続けていた剣道を取ることにしました。
初心者の自分は、
吹奏楽部でうまくやっていけないような気がしたのです。
今でも、その時のことをふと思い出します。
あの時、吹奏楽部に行ってたらどうなっていただろう。
テレビの画面の中で演奏をする高校生たち。
先生に怒鳴られ、それでも必死に食い下がっていく彼ら。
かっこいいな、こいつら。
ある一線を超えれば、音楽という芸術活動において
明確な差なんてないような気がする。
それでも彼らはコンクールで勝つことを目指して頑張っている。
勝てば嬉しい。負ければ悔しい。
それでいいんだよね。
嬉しいから頑張る。悔しいから頑張る。
そうやって、彼らは充実した一日を過ごしていくんだろう。
楽しい休日もおしまい。
ちょっと気が滅入る時間帯ではあるけれど、
今は彼らのおかげで気分がいいです。
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CAN
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