今回は支線区向けの小型車を紹介します。
1947年〜日本鉄道自動車工業製
2324は車体と屋根を一旦切り離し、逆向きに付け直す改造をしています。要はパンタの向きを逆にしたかったって話です。
2320形 3320形 320形
1947年〜日本鉄道自動車工業製
旧土宮鉄道と旧淺賀電鉄、大戸交通がそれぞれ開業時に用意した木造車を1947年以降鋼体化改造したグループ。
当初は元形式のままだったが後の大改番で全車2320形となった。
合わせて17両が存在するが土宮車と淺賀車、大戸車で細部が異なるほか、土宮車、淺賀車の中でも元形式の違いで形態差がある。
現在は土宮港線や有馬線、本線の末端区間などでも活躍する。
3320形は2320形をベースに改造された連接車。
1960年に2両、翌61年に3両が改造された。
市電直通用のため扉下に可動式ステップが装備されているほか、前面下部には排障器も装備している。
またモーター出力が若干増強されている。
第1編成は2連接、第2編成は3連接である。
編成図は以下の通り(淺賀線基準)
←魚崎
◇ 土宮 淺賀 浦川町→
3321 + 3322
(2326) (2329)
◇ ◇
3323 + 21 + 3324
(23213) (23214) (23215)
有馬線の土宮市電乗り入れ用に改造された本形式だが市電側ではかなり扱いづらい車両だったようで、実際に直通運転に供されたのは数ヶ月のみ。特に第2編成は3連接と長大で市電市川車庫に入庫する際入れる線路が限られるなど問題が多発した為、直通運転に入ったのは数回程度に留まる。
当初は有馬線専任だったが、有馬線の乗客数増加や先述の幾つかの問題があり次第に他線区の運用にまわるようになる。
現在は淺賀線の特定運用のみに就き、基本的に淺賀線以外では走らない。
320形はモーターを持たない制御車で2両が在籍している。
2両共に2320形からの電装解除・片運転台化改造により製作された。
〜模型的な話〜
鉄コレ1弾ほかのいわゆる日鉄自ってやつです。
連接車はただのノリで作りました()
連接車と2324以外は特段改造せず塗り替えただけです。
台車、パンタグラフは個体差をつけたくて車両毎に違うものを載せています。
旧塗装が多めですが2324だけ今のところ新塗装になっています。
2324は車体と屋根を一旦切り離し、逆向きに付け直す改造をしています。要はパンタの向きを逆にしたかったって話です。
連接車ですが片方の台車を撤去し、Bトレの妻板から取ってきた凸モールドを接着。台車側はカプラーポケットを撤去し、こちらもBトレのドローバーを薄くしたものを接着。幌は紙とプラ板で制作しました。
連接部にはKATOカプラーから取ってきたジャンパ栓っぽいものを付けています。
ただこの方式だと動力車が片台車駆動かつ片台車集電となり走行性能がイマイチになってしまうのが欠点です。
何かいい方法は無いですかねぇ……
ということで今日はこの辺で…
次回も支線区向けの電車を紹介すると思います