アマチュア無線機用のダミーロードを作りました。
40年?ほど前に開局するときに、知人に作ってもらった終端抵抗が見つけられなかったので、今頃?のデバイス、50Ω150WのRF用の終端抵抗を使いました。袋に入ったままなので見にくいですがこんなのです。
以前、これと同等品を大陸からお取り寄せしたのですが、新品、と書いてあったのに、ネジ穴の周りに丸いサビはついているは、裏にサーマルペーストはついているはで、クレームをつけたら、やれ半額でどうだ、とか言ってきましたが無視していたらebayから無償にする旨の連絡が来ました。でもUsedだったので作っているうちに左側の端子が根本から折れて取れてしまいました、、、。で、仕方ないので新たに購入。2週間ほどで到着しました。
それでも、G150N50W4Bという型番のものを購入したはずなのに、32A1026Fという型番の違うもの(調べてみると50Ω150Wなので仕様は一緒みたいです)が届いたのはまぁ、大陸なので、、、。
以前、途中まで作ってあったものはこちら。(抵抗は型番は古い方のがついています)
これの抵抗を付け替えて、ヒートシンクを上下につけて出来上がったのが一番上の写真のモノです。ヒートシンクは、手元にあったもので一番でかいものを使いましたが、仕様は不明。その昔どこかのジャンク屋で買ったものだったような気がします。もちろん、サーマルペーストを上下に塗ってヒートシンクに接触させてあります。
以前購入したnanoVNAで測ってみました。
この32A1026Fをチップ単独で測定したグラフは残していないのですが、このグラフは下は50kHz、上は435MHzに設定して測定していますが、チップ単体/今回作成装置の数値としてとして、
3.5MHzで、SWRが1.00/1.00、抵抗値が50.0/49.7Ω、
54MHzで、SWRが1.00/1.06、抵抗値が50.0/49.7Ω、
435MHzで、SWRが1.16/1.76、抵抗値が49.3/32.1Ω、
900MHzで、SWRが1.26/2.04、抵抗値が47.1/25.9Ω、
となりました。適当に作りましたが、私は多分HFにしか使わないと思うので、全く問題無いです。
実際にRig、IC756PROにつないで50WでIC756PROのSWR計で見てみましたが、3.5MHzから50MHzまでSWR計は振れませんでしたので、問題が無い事が確認できました。
色々とあちこちの周波数で電波を出していましたが、このダミーロードに触れてみるとほんのり温かくなっていたので、長時間使う為には更にFANをつける等冷却の対応をしないとだめなような気がしますが、とりあえず、短時間の調整などには十分使えると思います。
ちなみに、このRFのチップ終端抵抗、大陸で送料込み一個300円ほどです。
(以前のG150N50W4Bのほうが高い周波数での性能が良かったような記憶がありますが、まぁ、アマチュアの計測用なのでそんなもんでしょう。)