おもちゃ、家電、もろもろの修理の足跡と備忘録

色々と忘れるので、趣味のメモ

Ali Expで不良品があった場合の対応の留意点

2025-01-05 16:46:50 | その他工作
今回、Ali ExpでESP32devkitを購入したのですが、2台購入したうちの1台が不良品だったので、カスタマサポートにクレームしました。何度もやり取りをして分かったことを記載します。今後の備忘録として残しておきます。(結局不良品と認めてくれず、返金なしでゴミ箱にゆきました、、)

★少なくとも、以下を読んで状況を理解してから対応をすれば、多少なりともフラストレーションは減ると思います。頑張ってください★

不良症状:ESP32devkitの内部フラッシュメモリとやり取りができない。
やったこと:2台購入してそのうち1台は正常だったので、両方のログを比較したものを添付してクレーム。

◆分かったことその1:
 クレームを処理するのは技術者ではないので、技術者が見たら分かる単なる故障のログでは、証拠不十分、でRejectされます。「不良である、ということが分かる映像」(キャプチャするんですかね)を作成して送りましょう。それが一番良いようです。4人目?5人目?の最後にクレーム対応してくれた人が、そう言っていました。(最初からそう言ってくれればまだやりようがあったのに、、、)

◆分かったことその2:
 Ali Exp Protection Period?、というのがあって購入品が不良品であった場合返金してくれます。この期間は、商品到着から15日(多分)だそうです。この15日は、Ali Expが不良を認めるまでの期間であって、こちらがそれよりも早くクレームをしたと言っても駄目。
★商品受領から15日(14日?)以内にやりましょう。

◆分かったことその3:
 クレーム先は2段階ある。(1)販売元、(2)その上位のAli Exp。まずは(1)の販売元にクレームを入れる。ただし、(1)販売元であっても、結局対応するのは委託を受けた(2)と同じ人たちの模様。でも守備範囲が違うようで、(1)の範疇を越すと(2)へエスカレーションしろ、と言ってくる。
 本来、(1)で本当の意味での販売元の担当者が出てくれば多分、クレーム内容を技術的に理解してくれると思うのですが、出てくる担当者はあくまでも「クレーム担当」なので、なんの権限もなく、上席にエスカレーションします、と言います。一応、上席にエスカレーションされると48時間以内に裁定がメールで送られてきますが、これがまた、「この裁定に不服だったら再度言ってこい」と文切り調の英語で書かれて送られてくるのだけれど、また内容が分かっていない担当者とゼロから始めないと行けないのでフラストレーションがむちゃくちゃ溜まります。

◆分かったことその4:
 一応やり取りしたChatのログは担当者が変わっても、過去履歴を見てから対応してくれる。確認したら、全部見れます、と言っていましたが、逆にこちらはそのログを全部は見ることできない(前回の半分くらいしか遡って見れない)ので、必要に応じてこちらでコピペをしておく必要がありそうです。

ということで、届いた商品に対してクレームする場合は、「クレームする相手は技術者ではない」ということを念頭にクレームをしましょう。素人でも分かる、ERRORとかいう文字が出てくるような映像(ビデオ)を撮って送りつけましょう。

ちなみに、一応日本からリアルタイムのChatを始めると、日本語が分かる担当者が対応してくれます(生身の人間のようです、、、)。クレームのチャットを4,5人とやりましたが、(1)日本人、(2)日本人ではない日本語が分かる人、がいるようです。(流暢なchatではあるけれど、こちらの意図を解せない人が居ます、、)

年末年始のやり取りでした、、、。

真空はんだ吸い取り機とスチールたわし

2024-11-26 17:48:50 | その他工作


欲しかった真空半田吸い取り機
以前から色々と修理する時にコンポーネントを外す際、基板のランドを壊しちゃったりすることがあって、ちゃんとした?半田吸い取り機がほしいなぁ、と思っていました。ハンダを温めて取るちゃんとした?やつは「おたかいんでしょう」なので、なかなか手が出せずにいました。
今回、こんなのあるんだ、と見つけてカートでしばらく温めていたら、安くなったので思わずポチってしまいました。

115V用の真空半田吸い取り機は、、、
大陸のお店にも「同様な」ものがあったのですが、115V用だったので改造しないと多分役に立たないだろうなぁ、と諦めて、国内用の100V対応をうたっているものにしました。(大昔アメリカで茶碗にとぽんといれるとお湯が沸かせる、というヒータを買って帰ってきたんですが、日本でやるとお湯にならんわけですよ、、、そういう反省がありまして、、。強電屋ならわかりそうなもんですが(笑)。アメリカから来たEngineerがはんだごて持ってきたけどそれと同様に日本国内だと半田が溶けない、という話も昔ありましたっけ。温調半田コテだったら良かったのに、ですけれどね)
同じ失敗はしない。これはちゃんと銘板に100Vって書いてあります!日本向けに作っているんですね。素晴らしい。(円安もあって、大陸との金額差も以前の倍半分でもなくなってきました、、、)

元気の良い半田くんとスチールたわしくんとの出会い
さて、実際に使ってみると案外ちゃんと半田を吸引してくれます。毎回セットして使う手動ですがポンプの真空度?もそれになりにあってきれいに取れます。いい感じ。早く買えばよかった。
でも、何回かやっていると、溶けた半田がポンプの中に溜まって、ポンプ部を押し込む時に溶けた半田が出てきちゃったりします。なんとかならんか。
で、「お高いんでしょう?」の半田吸い取り機を思い出すと、吸い込み口の近くに半田をくっつけて回収する仕掛けがあったよな、なにか無いかなと探すとありました、百均の「スチールたわし」。これを丸めてポンプの中にいれると、いい感じでスチールたわしが半田を回収してくれます。溜まったらそのまま捨てれば良いし、お勧めです!

「スチールたわしくんに絡め取られた吸引した半田くんとともに記念写真」

と、ちゃんと使う用意はできたのですが、この頃、出番がなかったりするのでちょっと残念です、、、。

大陸製調光器(トライアック、ダイアック)

2024-11-25 18:09:59 | その他工作
(2024/11/26 Triacの簡単なテスト方法を追記)
随分前に大陸から購入した調光器。棚の整理をしていたら出てきたので、ちょっと遊んでみました。(多分当時200円位だったような記憶があります)
200V/2kW、と書いてあったような物です。
とりあえず、入力と出力をつないで、古い扇風機を動かしてみました。動くことは動くんだけれど、うるさい。まぁ、そんなもんでしょう。それと、200V用なのでPOT(Potentiometer=ボリューム、以下POT)が抵抗値の低い方は全然動かず、半分を随分越した辺りでようやく動き出す、といった感じです。

100V用に調整
物を見て回路図を書きながら追ってみたら、BTA16というトライアックと、DB3というダイアックを使っていました。100Vでもうまく?調整できるようにするには、上の写真の上の方に見える青い多回転POTとメインのPOTがパラに入っているので、(1)メインのPOTを最小(反時計回りで止まる場所まで)にしておいて、(2)多回転POTを右(時計回り)に回してゆくと、(3)接続した装置が動き出すのでそのポイントを探して、それのちょっと手前位に設定、でとりあえず100Vでもそれなり調整範囲が広くなります。

100Vで2kWが使えると思っちゃだめ
このモジュール、うたい文句が200V/2kWなのですが、BTA16は最大電流が16Aなので、200Vだったら10Aで2kWでも大丈夫そうですが、100Vだとまぁ、1kW強位までしか使えないと思ったほうが吉ですね。間違ってもこれをつかって100Vで2kWを制御しようと思わないことです。壊れます。要注意。
あと、メインのPOT増やす方向と、減らす方向で負荷装置の動き方が全然違う(ヒステリシス?)。CとRでダイアックの動作ポイントを決めている様なので、Cから電荷が抜ける速度が違うんだろうなぁ、とWEBを漁ると、秋月さんに良い資料がありました。

動作設定のヒステリシスを軽減する
このあたり(https://akizukidenshi.com/goodsaffix/k818_manual_20220315.pdf)を見ると電源波形の上りと下りで電荷が抜くようなことをやっているようです。回路的にもほぼ一緒なので、これを参考にさせて頂き、有り合わせの部品でこの回路を仕込んで見ました。空中配線です、、、、。基板裏に素子を置きたくなかったので、基板に穴を開けて部品面側に持ってきました。
結果、それなりに上りも下りも同じような感じになりました。めでたしめでたし。
何に使うか今のところ当て?は無いのですが、とりあえず使えるように、ケースに入れて、スイッチ付けて(一番絞っても電圧が出ちゃうので)、あとは念の為Fuse入れて置きましょうか。またそのうち暇な時に加工します。

一応大学は強電な人だったので、あれ?ですが、強電では電線白はGND(共通線側)です。コンセントは基本左側がGND側ですね。コンセントの穴をよぉく見ると左側の穴が右側より長くなってます。壁の中でそうなっていないのも山程ありますけれど、、、。(検電ドライバで極性はわかりますね)

最後に、これは個人的な備忘録です。この記事等を見て改造される場合は、ご自分の責任の範囲で対応をお願いします。
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追記:Triacの簡単なテスト方法
・T1とT2をテスタで当たる→抵抗無限大
・この状態で、T2とGをショートさせる
 →一旦導通状態になるとT2とG間のショートを開放してもT1とT2間は導通のまま
・T1とT2のテスタ棒を入れ替えて再度T2とGをショートさせて同様になることを確認
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先日、掃除機が壊れたので修理を試みましたが、コントローラ部が壊れているようでそこはだめでしたが、電源制御の部分はBCR16CMというトライアックが使われていたので、その前段のTLP560なるソリッドリレーを制御してOn/Offだけできるようにしました。BCR16とBTA16、同じようなTriacですね、、。ちなみに上記の壊れた掃除機の定格は1kWとあるので、やはり安全率を見て16A版で設定してあるようです。なのでやっぱりこのモジュールもそんなもんと思ったほうが良さそうです。

電圧・電流・電力計と電子負荷装置をつなげて監視システムで計測してみた

2022-06-18 10:32:54 | その他工作

手元に転がっていたバイク用のバッテリーで計測してみました。
息子のバイクが上がっちゃったんで取り替えたものですが、デサルフェーサをつけて何度か充電してありました。
バッテリーにも記載してありますが、10時間率で6.0Ahだそうですが、0.1C=0.6Aで放電させると本来であれば10時間は持つはず。鉛蓄電池の最低電圧は10.5Vだそうですが、一応11.0Vで切れる設定しました。
結果はこちら。


なんということでしょう、、、0時間31分しか持ちませんでした、、、。
0.6A×0.5h=0.3Ah、、。
1/20しか容量が無い、ということですね、、、。ダメです、ゴミです、、。
とはいえ、しばらくデサルフェーサつけて充電して復活具合?を見てみたいと思います。ちなみに、デサルフェーサは、以前のセレナにつけていましたが、多分、廃車にするまで記憶では1度しかバッテリーは交換していないので、効いていたのだと思います。
ちなみに上記のグラフですが、7:08?位でバタバタしているのと、7:15から急激に落ちるのがちょっと気になります。どうして緩やかなカーブにならないのでしょうかね。
11.0V検出すると負荷を解除するようにしましたが、負荷を解除するとほぼもとの電圧に戻りますね、、。電圧だけが全てではない、ということですね。
一晩14V位で充電して、半日ほど放置、その後負荷をかけての初期電圧が12.5V程度だったので、電圧から見る残容量は70-80%位と書かれている資料があったので、そんなもんかなと思っていたのですが、驚きの結果です。
勉強不足かもしれません、、、。

Windows 11でProlificのUSB-Serial chip(PL-2303HXA)の入った変換ケーブルを使う

2022-05-29 15:31:03 | その他工作
(上の写真ですが、Chipの名称は消されていますね、、)

昔、大陸から購入したProlific社USB-Serial(TTL)の変換chipの入ったUSB-シリアルTTL変換ケーブルを購入したのですが、今回Windows 11ではPlug&Playはできなかったので、手動でインストールしました。その方法の備忘録です。

一言でいうと、Windows10と同様、古いドライバをインストールすると、とりあえず動くようです。

まず、インストールするにあたって、Prolificのホームページに行ってdriverを探すと、PL-2303HXAはWindows8以降サポートしていないカテゴリになっています。
  • Windows 8/8.1/10 are NOT supported in PL-2303HXA and PL-2303X EOL chip versions.
  • Windows 11 and higher  are NOT supported in PL-2303HXA/ TA/TB/HXD/RA/SA/EA (EOL chip version).

とりあえず、USBコネクタにこのケーブルをさして、Windows11でWindowsマークからデバイスマネージャを開いて、「ポート(COMとLPT)」を見ると


と案の定、言われています。一応確認します。

次にこれを探してきます。2009年頃のドライバですが、検索するといくつか出てきます。



これをインストールします。途中で文字化けした記載が出てくるかもしれませんが、気にせず完了。

またデバイスマネージャからさっきの



を出して、PL2303...を右クリックして、「ドライバーの更新」を選択。
更に「コンピュータを参照してドライバを検索」を選択。
「コンピュータ上の利用可能なドライバの一覧から選択します」を選択


この画面が出るので、3.3.2.105、という方を選択して、「次へ」。



めでたく認識されました。
多分、今後、また新しいドライバが出てくるとそちらの方へ引っ張られてまた動かなくなることがあるかもしれませんが、そのときには、デバイスマネージャから「ドライバの更新」で再度上記を選択してあげれば動きます。
PL2303関連のUpdateを止める方法もあるようですが、たまにしか使わないのでそこまでしなくてもよいか、と思って私はやっていません。
また、他のバージョンでも動くかもしれませんので、上記が入手できない場合は、同じ位のバージョンないしはそれより前のバージョンにすると動くかもしれません。

ちなみに、上記をインストールした上で、再度インストールをしようとすると「削除」のシーケンスが走ります。参考まで。(消してもまたインストールすれば大丈夫です)

最後に、お決まりですが、上記は私が個人的にやったことの備忘録であり、これを参考にやったことで起こる不利益等については責任は負えません。参考にして対処される場合は自己責任でお願いします。