リスボンの5日目、今日は午後にコインブラへ移動なので、午前中にベレン地区にある人気の観光スポットを見学してきました。
■ジェロニモス修道院
これまでに訪問したトマール、バターリャ、アルコバサの修道院と同じく世界遺産に登録されている修道院です。
マヌエル1世が1502年に着工し、海外植民地から上がってくる財を贅沢に投入した大航海時代の記念碑とも称される修道院です。
・ジェロニモス修道院外観
人気のスポットなので、オープン開始時間には長い行列ができていました。小生は事前にオンラインでチケットを購入していたので、
行列に並ぶことはなく入場できました。
・回廊1階
・回廊1階
・回廊中庭
素晴らしい彫刻の柱を散りばめた回廊はマヌエル様式の傑作と言われています。マヌエル様式と言うのは、
15世紀後半から16世紀のポルトガルで流行した建築様式で王の富を誇示するが如く、過剰なまでの装飾を施しているのが特長です。
トマールの修道院もこの様式でした。
・旧食堂
・旧食堂にある聖ジェロニモスの絵
修道士の共用室だった所です。聖ジェロニモスを描いた絵が飾られています。
・参事会集会場入口
回廊の周囲にはこのような華麗な入口がいくつも並んでいます。
・アレキサンドル・エルキュラーノの墓
参事会集会場の中には棺が納められていました。
・回廊2階への階段
・聖歌隊席
回廊の2階に上がった所は修道院に付属するサンタ・マリア教会の2階部分につながっています。彫刻を施した聖歌隊の椅子が並んでいました。
・キリスト磔刑像
1階の主祭壇を見下ろすようにキリストの磔刑像が飾られています。
・サンタ・マリア教会内部
2階から見下ろした教会の内部です。高い天井と優美な柱列が印象的です。
・回廊2階
・回廊2階から見下ろした中庭
・サンタ・マリア教会ファザード
サンタ・マリア教会の1階部分へは一度修道院を出てから入りなおす必要があります。現在この1階部分はチケットなしで一般開放されていました。
・教会内部
・教会主祭壇
本当に見ごたえのある修道院でした。
■発見のモニュメント
ジェロニモス修道院の前、テージョ川に沿って建てられている記念碑です。比較的新しい物で1960年のエンリケ航海王子の500回忌を記念して建てられました。
・記念碑左側に並ぶ大航海時代の英雄達
エンリケ航海王子を筆頭に、日本人にも馴染のあるヴァスコ・ダ・ガマやフランシスコ・ザビエルも並んでいます。
・先頭に建つエンリケ航海王子
・記念碑右側
・記念碑右側に並ぶ大航海時代の英雄達
本当は中にも入れて、エレベータで上にも登れるんですが、今回は時間が無いのでパスしました。
■ベレンの塔
こちらもマヌエル1世の命で1515年に着工した塔です。テージョ川を行き来する船を監視する要塞の役目を担っていました。それ故、内部には砲台も並んでいます。
・ベレンの塔外観
非常に美しい姿をしています。こちらも事前にオンラインでチケットを購入していたんですが、塔への入場人数に制限があり、
30分ごとの入場となっていたため、1時間近く炎天下で待ってからの入場でした。
・2階テラス部分
・2階テラスから見上げた塔
・塔の内部
・塔の屋上
・屋上から覗いた2階のテラス部分
結論から言うと、時間に余裕の無い時にはわざわざ内部まで見学するほどのものではないように思いました。
外から眺める姿が最も美しく印象的だと感じました。
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