
ロコロトンドの第8弾では、ロコロトンドにある教会で最古のものとされているマドンナ デッラ グレカ教会と、
ロコロトンド駅から旧市街へ向かう途中に建つ小さなスピリト・サント礼拝堂を少しだけご紹介します。
円形の旧市街を取り囲むサン・ロッコ通りがアントニオ・ミトラ広場に突き当たる手前に建つマドンナ デッラ グレカ教会は、ロコロトンドで
最も古い教会で、最初は7~8世紀頃に建てられ、その後15世紀に再建されています。マドンナ デッラ グレカ教会と言う名称のグレカ
(=ギリシア)というのはロコロトンドでギリシャ正教の儀式が行われていたことを示唆しているのだそうです。小さな教会のファザードには
中央上部に石造りのバラ窓、両端には聖ペテロと聖パウロの像が飾られています。
内部はゴシック様式の3身廊となっており、かつて存在していたと思われるフレスコ画は消失しています。中央祭壇には聖母子を中心に、
聖ルチア、聖ピエトロ、聖パウロと聖オロンツォの石像「薔薇の聖母」多翼祭壇画が飾られています。また主祭壇の左側には聖ジョルジョ、
右側には聖母子の石像が飾られています。
スピリト・サント礼拝堂(精霊礼拝堂)は小さな単身廊となっています。入り口を入ってすぐ左側にパドヴァの聖人である聖アントニウスの像が
飾られています。
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