とんちーの食いしん坊ぶ~ろぐ

さすらいの食いしん坊とんちーがいろんなご飯を探す旅をするぶー!

『恐竜博2019』(1) 恐ろしい爪の恐竜

2019-10-13 15:42:00 | 日記

今回は先月と7月にも行った上野の国立科学博物館で開催していた
『恐竜博2019』についてだぶー




『恐竜博』は3年前にも開催されて、とんちーはその時も行ったぶー


とんちーは恐竜はそこまで興味なかったけど、楽しかったから
また開催されたら行きたいなって思っていたんだぶー



そして、とうとう今年また『恐竜博』が開催されたんだぶー


レミちゃんは情報を見て、すごく楽しみにしていて
とりあえず開催開始初期に行きたいって言っていたんだぶー。


だから、とんちーたちは開催開始2日目に一回行って
勉強してから改めてもう一度9月に行く事にしたんだぶー


今回の『恐竜博2019』では「恐竜ルネサンス」、「『謎の恐竜』デイノケイルス」、
「日本の恐竜世界」、「『恐竜絶滅』に迫る」の4つのテーマに分かれて展示をしていたぶー。


前回は『恐竜博』ではそこまで新たしい展示は多くなかったんだけど
今回は世界初の展示のものがいっぱいあったぶー


まず最初のテーマの「恐竜ルネサンス」ではデイノニクスを中心に展示していたぶー。


デイノニクスの骨格標本はこんな感じだぶー



今年はデイノニクスが発表されてから50年らしいぶー。

このデイノニクスはアメリカのモンタナ州で初めて見つかったらしいぶー。


このデイノニクスを研究した事によって、それまで考えられていた
恐竜は変温で鈍感というイメージとは違って
本当は恒温ですぱしっこくて、集団行動が出来るという説が出てきたんだぶー



デイノニクスの名前の由来はギリシャ語の
「デイノ=恐ろしい」と「オニクス=爪」らしいぶー


その名前の由来にもなっている恐ろしい爪は
デイノニクスの足にある鋭い大きなカギヅメだぶー



この標本は世界初公開のホロタイプ標本なんだぶー。


足にはすごく大きくて鋭い爪があるんだぶー


この爪で引っかかれたら痛そうだぶー

このカギヅメは当初はこれで獲物を切り裂いていたと考えられていたけど
最近の研究で切り裂く動きは不可能だっていう事がわかったらしいしぶー。

だからこのカギヅメは獲物を押さえるのに使われていたって説が出てきたらしいぶー。



ちなみにホロタイプ標本っていうのは新たしい種の生物を発見した際に登録する
その種を命名するにあたり基準となる全体または部分の標本なんだぶー。


このホロタイプ標本は後で他に新種の生物が発見されたときに
本当に新種か比較して調べるのに使用されたりするらしいぶー。


もし、登録されているホロタイプ標本とは違う特徴が証明出来たら
新種として登録できるって事らしいぶー。


ホロタイプ標本は大学や博物館とかで保管しているらしくて
今回展示しているデイノニクスのホロタイプ標本もピーボディー自然史博物館で所蔵しているんだって。


でも、ピーボディー自然史博物館でもこのホロタイプ標本は展示していないから
見られるのはかなりレアらしいぶー


だから、このプロトタイプ標本は借りるのに交渉に難航したらしいぶー。

だけど今回の展示で使用したアクリルの台を返却するときに
博物館に譲るって言ったら貸し出しをOKしてくれたらしいぶー


だから、今回こんなレアな展示が見れたぶーね!


確かに、この展示している台は本当にきれいだったぶー



そしてデイノニクスは手の化石も展示されていたぶー



この手の化石はホロタイプ標本の足の化石とサイズ的に
同じ個体のものと考えられているらしいぶー。




この手の化石の爪が付いている骨の根元にある
手根骨っていうのが半月状になっているんだぶー。


この形状からデイノニクスは手首関節関節の動きが
鳥っぽかったのではないかと言われているらしいぶー。


ちなみに、デイノニクスはこんな感じの恐竜らしいぶー




パッと見、ほぼ鳥っぽい感じだぶーね!


そして、このデイノニクスは複数個体と一緒にテノントサウルスが発見された事から
デイノニクスは集団で狩りをしていたと考えられているらしいぶー。


今回の展示では、そのテノントサウルスが
デイノニクスに襲われている感じを復元している展示もあったぶー




テノントサウルスはこんな感じの恐竜だぶー。



テノントサウルスは草食の恐竜なんだって。



ただ、デイノニクスは集団で狩りをする高度な知能を持っていると考えられているけど
この化石と一緒に発見された化石でデイノニクスの体に他のデイノニクスのカギヅメが
残っているものが発見されたんだって。


(写真だと分り難いぶーね)


この発見により、デイノニクスの共食い説が言われているようになったらしいぶー。



そして、展示ではデイノニクスを発見した古生物学者のオストロムと
オストロムの元で発掘調査隊のリーダーをしていた
マイヤーのノートが展示してあったぶー。



マイヤーのノートはこんな感じだぶー



デイノニクスの足のスケッチや標本のリストなんかが書かれているんだって。



そしてオストロムのノートはこんな感じだぶー



このページにはデイノニクスの共食いの可能性を示す化石がスケッチされているらしいぶー。


考古学者は絵も描けないとなれないぶーね



このデイノニクスを発見したオストロムは他にもオランダのタイラー博物館にある
翼竜と考えられていた標本が実は始祖鳥である事を発見したんだぶー


後に非鳥類獣脚類アンキオルニスっていうものに近いって事がわかったらしいけどね。


オストロムはデイノニクスの研究の経験から翼竜と思われていた化石の
羽毛の痕跡を見付けたらしいんだぶー


ちなみに、展示では別の始祖鳥の化石を展示してあったぶー



この始祖鳥はロンドン標本っていうものらしいんだけど
2011年に始祖鳥のネオタイプ標本っていうのに指定されたんだって。


恐竜は後に鳥に進化したんだけど、鳥と恐竜の境界線は難しいから
始祖鳥以降のものを鳥類としているんだって。


この化石は見るからに羽もあるし本当に鳥っぽいぶーね


長い尻尾が特徴的で足には鳥っぽいカギヅメがあるぶー!


『恐竜博2019』(2) 恐竜ルネサンス』に続く

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