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『恐竜博2019』(2) 恐竜ルネサンス

2019-10-14 17:58:20 | 日記

『恐竜博2019』(1) 恐ろしい爪の恐竜』の続きだぶー


今回の恐竜博の最初のパートでは「恐竜ルネサンス」をテーマに
命名50周年のデイノニクスに関する展示が大きくあったぶー


そして、このデイノニクスの研究によって「恐竜温血説」や
「鳥類の恐竜起源説」という新しい仮説が生まれたんだぶー。


この恐竜観が大きく変わった1969年から1970年年代を
『恐竜ルネサンス』って呼ばれているんだって



この「恐竜ルネサンス」のパートでは他に
恐竜たちの子育てや羽毛についての展示していたぶー。


子育てについてはマイアサウラっていう恐竜が展示されていたぶー



マイアサウラは初めて子育てを行う恐竜がいたという可能性が示された恐竜らしいぶー。


マイアサウラは巣と考えられるくぼみの近くから幼い個体が発見されたらしいんだぶー


この発見からマイアサウラは少なくとも
短期間は親が子どもの世話をしていたと推定されているんだって。


それにちなんで「よい母親トカゲ」っていう意味の属名が付けられたらしいぶー



今回の展示でも親が子どもを世話している感じに展示してあったぶー



親恐竜が優しそうに子どもを世話しているみたいだぶー


そして、卵からかえったばかりっぽい子どもたちが巣の中に居る感じだったぶー



子どもの恐竜は小さくて可愛らしいぶー


ちなみに、マイアサウラは組織学的観察から8年程度で
全長約50cmから約7mの成体にまで成長したと推測されているんだって。


成長するのが早いぶー




そして展示には不思議な恐竜人間のオブジェもあったぶー



これはディノサウロイドっていう恐竜人間らしいぶー。


このディノサウロイドはデール・ラッセル博士っていう人が
「もしもトロオドン類のような恐竜が白亜紀末に絶滅せずに
進化を続けていたら?」っていう考えに基づいて1982年に発表したものらしいぶー。


ラッセル博士は、もし恐竜が絶滅せずに進化を続けていたら
脳が大きくなって大きな脳を体の直上に配置した
二足歩行の姿勢に変わると考えたらしいぶー。


ドラえもんの映画の『竜の騎士』に出てきたキャラクターみたいだぶー


口もくちばしのような形をしていて何か可愛らしいぶー




そして、次はシノサウロプテリクスの化石だぶー



シノサウロプテリクスは鳥類の恐竜起源説を裏付ける「羽毛恐竜」なんだぶー。



シノサウロプテリクスは始祖鳥の進化前の獣脚恐竜として
初めて繊維状の外皮構造が見つかった恐竜らしいぶー


この恐竜は鳥類のような羽毛ではなくてフリースのような短い羽毛だったらしいぶー


ちなみに、シノサウロプテリクスが発見された当時は
羽毛は鳥類の特徴って思われていたから鳥類の一種ではないかって考えられていたらしいぶー。


でも、後に羽毛のある恐竜が発見されて羽毛=鳥類って考え方は変わったらしいぶー!



そして他にも恐竜から鳥類の進化についての展示が色々あったぶー


まずはカウディプテリクスっていうのが展示されていたぶー



カウディプテリクスはオヴィラプトロサウルス類っていう分類の恐竜なんだぶー。


オヴィラプトロサウルス類の多くはケラチン質のくちばしを持っていて
歯がないらしいんだけど、このカウディプテリクスは歯があるんだって。

これがオヴィラプトロサウルス類の原始的な特徴らしいぶー!


ちなみに化石を見た感じだとすごく反った鳥って感じに見えるぶーね



そして次はミクロラプトルっていうのだぶー。



この恐竜は鳥類への進化の課程で恐竜の羽毛が短いものだけでなく
前あしと後ろあしに翼を持つ「四翼の恐竜」の動物段階があったんだって。


それが、このミクロラプトルなんだぶー!


化石を良く見ると前あしと後ろあしの所に翼っぽい黒いものが見えるぶー


ちなみに、この羽毛のメラソノームっていうメラニンを含む細胞小器官っていうものから
ミクロラプトルは光沢をもった黒い色の羽毛だった事がわかったらしいぶー。


化石から恐竜の色まで分かるなんてすごいぶー



そして化石から全身の色がわかった恐竜として
アンキオルニスっていうのも展示されていたぶー



この恐竜の化石の羽毛表面にメラソノームが残っていたから
世界で初めてほぼ全身の色がわかったらしいぶー。



この恐竜の復元図はこんな感じだぶー



この恐竜はベースが黒で白い帯があったらしいぶー。


そして頭と頬に赤い模様があったらしいぶー。



そして恐竜の育児が実は鳥類っぽいっていう展示では
シチパチっていう恐竜の化石が展示してあったぶー。



この化石は親が卵を抱卵している化石なんだぶー

恐竜は元々爬虫類っぽいイメージがあったけど
実は鳥類と同じように巣を作ってそこで卵を自分の体温で温めていたらしいぶー


ちなみに、発見された個体がオスであるパターンもあるらしくて
恐竜では鳥類と同じようにオスが抱卵するパターンもある事がわかったらしいぶー!



そして、恐竜ルネサンスのラストはチレサウルスの復元骨格だぶー



恐竜は竜盤類と鳥盤類に大きく分類されるんだぶー。

チレサウルスは竜盤類の一分類の獣脚類の恐竜とされていて
頭骨の形が獣脚類の特徴をもっているんだって!



でも、恥骨が坐骨っていうのと平行に並んでいて
この特徴に着目すると鳥盤類の形態をしているんだって。



この特徴から新しい説ではチレサウルスは鳥盤類なのではと言われているらしいぶー。


ちなみにチレサウルスは前回の『恐竜博』でも産状と復元骨格が展示されていたぶー。
(前回の『恐竜博』については『国立科学博物館 恐竜博2016(1) 草食系&飛翔恐竜』の記事を見てね)


前回の『恐竜博』は2016年に開催されたんだけど
このチレサウルスが命名されたのは2015年らしいぶー。


だから、前回の『恐竜博』ではかなり新しい内容を展示していたんだぶーね



『恐竜博2019』(3) 謎の恐竜デイノケイルス』に続く

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