備蓄米放出のニュースを見ました。
自分が生きているうちにこんなことが起こるとは思いもしなかったので驚きました。メディアが大げさに報じているだけなのかもしれませんが、これだけロカボとかダイエットとか言っておきながら、皆結構米を食べたがることにも驚かされました。
年々一人あたりの米の消費量は減っており、ピーク時とは比べものにならないくらい消費量が落ちていることは事実なのですが、自分の実感としても確かに米を食べなくなりました。自分の実家がある地域もかつては米を作っている農家がたくさんいましたが、高齢化が激しくどんどん離農しており、むしろ「人に頼んで作って貰っている」状態です。というよりもそもそも「米作りでは食えない」が、歳をとって年金を貰いながら農業をやっていた人も少なくはなく、「固定費がほぼゼロ」の状態でやっていた人が離農したということかもしれません。自分の周りにはたくさんいました。
むしろこれまでだれも見向きもしなかった備蓄米がどういうものなのかと思います。私もそうですが、現代の日本人はかなりおいしいものを日常的に食べており、放出したは良いがそもそも口に合うのかと思います。おそらく「放出米」と「通常米」ができて、通常米の値段が上がっていく結果になる気もします。
いずれにしても、これまでと社会構造が劇的に変わっていくわけですから、私たち消費者も適応していくしかない気がします。
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