今年の4月に国政選挙の補選が3つ予定されています。いずれの地域にも住んだことはありませんが、東京・島根・長崎のいずれの地域も自民党の苦戦が伝えられておりますが、自分は島根に注目しています。
現職議員の死去に伴う補選であり、自民党は世襲ではない方が立候補予定であり、一方で立憲は世襲候補者です。しかし、圧倒的に細田氏の地盤だった場所もあり、なおかつ地方選挙区ですからそもそも自民党が強い地域でもあります。しかし島根県においては非常に興味深い状況になっていると思います。
・自民党の支持率が下がっている一方で野党の支持率は上がっていない
・政治と金の問題が他の2補選の原因であるが、島根県の場合は「現職議員の死亡」が補選の理由
・地方の選挙区であり圧倒的に自民党や細田氏の地盤であったが、自民党の候補者は世襲ではない新人であり知名度がまだ低い
・一方で対立候補はこれまで何度も同じ選挙区で立候補しているうえ世襲でもあり、自民党候補者に比べて知名度は高く、立候補者本人も元職
・どうやら野党はまとまって候補者を推すようだが、自民党は久しく「細田氏以外の候補者」を当該選挙区で推したことがなく、どこまでまとまるのか未知数
こう考えると「世襲の自民党議員が政治をダメにしている」というよくある批判も使えず、むしろ「立憲の候補者が世襲だ」という批判を招きかねず、さらに「政治と金」の批判も「前任者の関与が疑われているとしても本人が死去しており聞き取りもできず、証拠もない中で死者に対する批判はやりにくい」という状況でしょうから、ある意味いつもと完全に状況が異なっております。しかし「知名度は野党系が勝っており、自民党に対する批判は現時点で強い」のも事実ですから、常識的に考えれば「野党系候補が有利」なはずです。
まだ投開票までに一月ありますから状況はこれから変わると思いますが、どういう結果がでるのか当該選挙区の有権者の選択に注目したいと思います。
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