かなり昔ですが、自作PCが好きでよく作っていたことがあります。学生時代なので20年以上前ですが、新品の部品を購入するだけでなく、中古品や所謂ジャンク品と呼ばれるものも購入していろいろ作って遊んでいました。その後、ノートパソコンの処理能力が十分向上し、そうなるとわざわざデスクトップという場所をとるものでなくても良くなっただけでなく、ゲームをやるわけでもないのでそんなにすごいものが必要なくなったこと、そしてスマホがでたことでノートパソコンを使う用事も昔に比べて減ってしまいました。
久しぶりに作ってみようかと思い、いろいろ探してみましたが、隔世の感があるというか、本当に大きく変わったなと思いました。まず、ケースですが、20年前はもっと工業製品という感じのものしかなく、今のようにデザイン性に富むものはほとんどありませんでした。そしてこんなにLEDで光らせることもなく、ゲーミングと名前のついたものもなかったと思います。
また、拡張カード類が激減していることも驚きました。私が自作PCを作っていた頃は、特殊なマザーボードを除けば、せいぜい有線LANやUSBがついているくらいで、後はすべて拡張カードで機能を追加する必要がありました。グラフィックカード(GPU)、サウンドカード、SCSIカード等様々な拡張カードがありました。そのうちサウンドカードがマザーボードにつくようになりましたが、音質という面では高級なサウンドカードに軍配が上がり、自分もONKYOのカードやCreativeのカードを使っていました。またGPUも今のように大型のファンはついておらず、ヒートシンクだけで稼働するものも多くありました。そもそもGPUをライザーケーブルで外に出すなんて考えたこともありませんでした。
さらに光学ドライブがほぼ絶滅していることもさることながら、ケースにそもそも光学ドライブをつけることが想定されていないものもあることに驚かされました。無論3.5インチベイも内蔵ハードディスク用に残っているのみで、フロッピーをつけるためのベイはもはや絶滅しています。そもそも光学ドライブのメーカー自体が激減しており、時の流れを感じます。
当然と言えば当然ですが、CPUやGPUの消費電力が上がっているためか、電源の出力も格段に上がっていると思いました。20年くらい前は、ケースに標準品としてついていた電源はATXの300W位がほとんどだったと思います。物好きが、わざわざ別売りの高出力電源を買うことがあり、自分も600W位の電源を買った記憶がありますが、今ほど種類はありませんでした。今は平気で1000Wクラスの電源が売っていて、電子レンジかと思いました。
最後に当然性能は考えられないくらい上がっていますが、お値段もそれなりにするなと思いました。学生時代なら貧乏暮らしをしばらくしてでもほしければ買ったかもしれませんが、さすがに今はそんな無茶な買い物はできなくなりました。そういう意味では自分も変わったのかもしれません。
まあ、ノートパソコンで十分かなという結論になりました。
Sim:4594380
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます