涼しくなりました。
少し前、暑いある日曜日、カレーを詠んできました。
食べるじゃなくて詠むですよ。笑
ずっと行ってみたかった自由が丘で開催されている歌人の鈴木晴香先生の短歌教室。
念願叶っての初参加でした。
これまでお散歩中にポトンと落ちて来たような短歌をこっそりコンペに応募したことは何度かありましたが、短歌教室への参加ははじめて。
行ってその場で即興短歌を作るのかしら?そんなの出来るのか?と不安に思っていました。
しかしなんの、事前にテーマを知らせてもらい2週間後にメールで送るというシステム。
でも、テーマに沿って作るということもなかったのでこれもまた不安。
そしていただいたテーマが
「カレー」
1週間ぐらいかな?お散歩中、お料理中など
ちょこちょこ考え
まあ、どうにかこうにか提出しました。
当日はわりと同世代であろう3、40代の女性と年上の60代ぐらいの女性数人と先生。
先生は黒髪ボブが鮮やかでとても知性的な声の方でした。
先生が各自の短歌を読み上げてくださり皆で味わい、考察を発表し合いました。
知性的な声で聞く短歌をとてもモノに思えてくるので不思議♪
恥ずかしながら、わたしの詠んだカレーを発表しますね。
あの日から
煮込まれていく
くつくつと
わたしの想い
少し辛いわ
おおむね皆様から好意的な感想をいただきましたが
先生からのアドバイスは「あの日」と「わたしの想い」が漠然としているので
いつなのか?どんな想いなのか明記してみるともっと感情移入できるものになったかも。
とのこと。
恋愛なのか?恨みなのかどちらとも読み取れるものにしたいなーと
濁してしまったのだけど、なるほど内容を指定して提供する勇気と親切心なんかも必要なのかもしれない!
と思った次第です。
次はちょっと具体的、できればそこの感情を切り取りましたか!
とか、そこに注目しましたか!というものを詠みたいです。
そして、参加者の皆様の中で一番人気だった歌を紹介したいけれど、著作権があるので
自粛します。
内容だけお知らせすると、結婚式の招待状を眺めていたらカレーが冷めてゆく様子を詠んでいるもの。
膜が張っていくところに注目しているのが小粋な感じで心に残りました。
しかも、ご自分は結婚を考えていた方と別れたばかりに送られて来た招待状だったようで
なんと実体験。
それは皆の心を掴んでしまう訳がありますね!
わたしの場合、同じ経験はないけれど
例えば10年ほど前保険外の病気治療でだいぶ多めの医療費が必要になったタイミングで
仕事が激減したことなど思い出したりして。
このタイミングだと悲しすぎるよねっていう経験ってみんなだいたいしてるから
これは感情移入してしまう。
先生がおっしやったのはこういうことかな?
と思いました✨
という訳で、本業はイラストレーターです。
今回の感動を絵にしました。
タイトルは「カレーと招待状」です♪