大谷内(おおやち)ダム
アースダム
信濃川水系釜川 新潟県中魚沼郡津南町
訪問日 2024/10/1
穴藤ダムから国道405号を北上し、東の丘陵を上るとある大谷地ダム。距離13.5km、25分ほどで到着です。「苗場山麓地帯」という河岸段丘、この大地にかんがい用水を作り大谷内溜池が出来たのが1954年(昭和29年)。この大谷地溜池を6m嵩上げして1989年(平成元年)に貯水量を約3倍とした大谷地ダムとなりました。貯水池の周囲すべてが堤体となっていて、堤頂長1780mは日本一です。
全周が堤体となりますと下流面も全周になるわけですが、樹が茂っている部分が多く、アースダムの下流面らしく見えるところは、南側の面になります。こちら側から天端に上っていく道がありますので、その順に沿って写真で説明いたします。尚、天端へは車両通行止め、徒歩でのみ立入可能です。
天端に上っていく途中に門扉があります。この日は開いていました。天端まで上がるとすぐにダム名の石碑と管理所があります。車が止まっていましたので職員さんがいるのでしょう。時計回りに歩きます。管理所の脇に説明板。続いて農地開発に関する石碑群。北のカーブを折り返し、貯水池周囲を半分ほど歩いた所に、大場導水路の流入口。北東のカーブに自由越流式の洪水吐。東辺を進み、アースダムらしく見える南辺を歩きます。フローティングアーム型の取水施設を撮影。一周歩いて来たところに、貯水池へのスロープがあります。管理所の前辺りに量水票があります。
丁度歩き終えたところで、職員さんが出てきて巡回を始めるところでした。沢山のトンボが飛ぶ天端を気持ちよく歩く事が出来ました。
天端へと上って来た道を振り返る 左側は下流面っぽい
門扉 右側に『大谷地ダム』、左側に『北陸農政局』
ダム名の石碑と管理所
説明板
北のカーブから貯水池全体を眺める
対岸から見た石碑群
大場導水路の流入口 ここまで歩いてきて半分
自由越流式の洪水吐
北東のカーブから右半分を眺める
同じく北東のカーブから左半分を眺める
対岸から見た自由越流式の洪水吐
南側の斜面
天端 全周ですけれど
上流面 というか貯水側の法面
南の風景を眺める
対岸から見た大場導水路の流入口
フローティングアーム型の取水施設
そろそろ一周の辺りから東を眺める
貯水池へのスロープ
量水票 一周歩きました