上麻生ダム(堰堤)
重力式コンクリートダム(堰)
木曽川水系飛騨川 岐阜県加茂郡白川町
訪問日 2023/10/26
飛騨川の細尾谷ダムと下原ダムとの間にDammapsに載っていない堰堤が4つありましたので、国道41号に沿って巡りました。まずは細尾谷ダムから8kmほどの位置にある上麻生ダム。発電専用のダムで、取水された水は細尾谷ダムを経由して上麻生発電所へ送られます。竣工は1926年(大正15年)、ゲートピアは石張り、ゲート室もモダンです。ゲートは国内で現存する最古のローリングゲートです。土木学会の選奨土木遺産に2018年に選奨されています。
8時前に到着、堤体脇の路側帯に駐車して見学しようとしたところ、8時になり作業員の方が見え「ここにトラックが来ますので」と告げられ、上流へ移動いたしました。平日だとお仕事をされる皆さんがいらっしゃるので、ブラブラしている身としましては申し訳なく思ってしまいます。
もうすぐ100年の古い堤体を味わいました。国道41号の交通量が多く、ちょっと落ち着いて見られなかったのが惜しかったところです。
左岸からの下流面 レトロな佇まい
ローリングゲート ドラムは円筒ではなくフィンが立っている ドラムの直径以上に貯水量を稼げる
天端の扉は開いたが、立入禁止
左岸からの上流面
巻き上げ機のプーリ
左岸からの上流面 ゲート越しに魚道が見える
管理用ボートとクレーン
発電所への取水ゲート
魚道 溯ると沈砂池へつながるのかな
河川維持放流と魚道の上り口
右岸の沈砂池の下端にあるゲート
同じく、下流側から眺める
管理所
水利使用標識