育パパの一喜一憂----大陸編

育児をするパパのことを育メンというらしいのですが…

良心の働き

2013年01月21日 | ニュース
2013年1月3日、「良心的な」泥棒が盗んだ携帯電話を持ち主の女子大生に返すという珍しい事件がありました。武漢市での出来事です。

午後6時半ごろ、女子大生のニー・ダンさんは武漢市内のバス停でバスを待っていました。ニーさんの前と後ろには若い男がぴったりとくっついて立っており、ニーさんの前の男は乗車口で「バスカードがない」と片手でポケットを探りながら、もう一方の手でニーさんの荷物を車内に入れてあげようとしたそうです。その不自然な行動を不審に思った彼女が自分のジャケットを探ると、右のポケットに入れてあったはずの携帯電話がない!しかも、後ろにいたはずの男の姿も消えていた・・・。

彼女は共犯者と思える前の男に「私の携帯を返して!」と叫びます。「携帯なんか知らないよ」と男。「携帯のなかには私の父の写真が入っているの。父は病気で死んじゃったから、私は毎日携帯の写真を見て父を思ってるんだから!」と訴えたが、男は無言のまま。すると他の乗客が「後ろに停車している621番のバスの中を探してごらん」と彼女にささやいた。

621番のバスに乗り込んだニーさんは大声で「私の携帯電話を返して!」と叫んだ。「お願いだから私の携帯を返して。携帯なんていくらにもならないでしょう?あの携帯には父の写真が入っているの。父はもうこの世には…」と、彼女は必死で訴えました。バスの運転手は前後のドアをすべて閉めてくれ、親切な人が彼女の携帯電話の番号にかけてくれたが何の反応もない。がっかりしたニーさんがバスを降りると、前方の741番のバスはまだ発車せずに待っていた。倪さんが741番に乗り込むと、「携帯は見つかった?」と運転手。ニーさんは黙って首を振ると、荷物を持ってバスから降りてしまいました。

失意の彼女は地面に突っ伏して泣いてしまいました。すると動き出した621番のバスが止まり、携帯に電話をかけてくれた女性がバスから降りてきて叫びます。「あなたの携帯は741番のバスの中よ!」実はニーさんが621番のバスから降りた直後に、ニーさんの携帯から男の声で「携帯は741番にある。彼女に取りに来いって言ってくれ」と電話があったといいます。彼女はタクシーを拾って、741番のバスを追いかけます。そして次のバス停で追いつき、30歳過ぎの男から「これ、あんたの携帯だろ?」携帯電話を手渡され、その男はすぐに姿を消しました。彼女は「盗んだ人にも良心が残っていた」と感動。さらに協力して携帯を探してくれた741番と621番のバスの乗客にも深く感謝している。



ニーさんの携帯電話に保存されていた父親の写真は3枚。1枚は彼女が中学3年生の時、一緒に公園に行って写したもの。残りの2枚は入院中の父親が自分で写したものとのこと。父親はがんで2008年に亡くなったが、学校で試験中の彼女は父親の最期をみとることはできなかったといいます。


さて、中国人はこの手の話に弱くいたく感動して美しい話として取り上げるのですが、肝心のスリの二人組みは取り押さえられることもなく今日もこの地のどこかで同様の手口のスリを繰り返しているのでしょうね。   財布やら、カメラやら、携帯2台、そしてカードケース・・・父親の写真入れとけばよかった・・・かえしてください。




鉄板焼きのお店でイカの足。


牛モツ大根。


茄子炒め


焼きビーフン。


ここ数ヶ月、お給料が出るととりあえずここに来ます。ご馳走様。



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