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支流からの眺め

選挙が迫るー自分で調べて投票へ

 衆議院選挙が目前だ。自公にはかなり厳しい。政治資金よりも石破氏の信頼度が問題だ。相手に真摯に向き合う返事や表情はするが、実際は流しているだけだ。若い時から地方の政治家を務め、政権内では部外者として過ごすうちに進化・適応した結果なのだろう。この化けの皮が剥がれてきた。

 流石にこの様では自公の現状追認はいかがかとなる。とはいえ、あの民主党政権(鳩山、菅、野田)の悪夢は見たくない。自公には過半数割れさせ、立憲民主党は躍進させずとなると、他の野党の伸長を後押しとなる。そうすれば、多様な意見が出て与党の暴走も阻止できるだろう。

 各党の主張を知るには各々の情報源に当たる必要があるが、相当に面倒だ。幸いにそれらを一括したサイトがある。例えばJapan choiceでは、多数の論点に対する各党の主張がまとめられていて、あなた自身の意見を回答すると、どの政党の主張に近いかが分かるようになっている。

 NHKの衆議院選挙2024特設サイトもある。「ボードマッチ」に入ると、最大25の質問(*)について各候補者とあなたの意見との一致率も返してくれる。回答の選択肢もよくできている。全体の一致率だけでなく、自分に重要な3~5の論点の一致率を参考にするのがよさそうだ。

*)政治資金、政治献金、物価高対策、財政方針、課税強化、社会保険料負担、マイナカード、少子化対策、高校授業料無償化、防衛費、非核三原則、憲法改正、自衛隊憲法明記、緊急事態条項、女性天皇、女系天皇、原子力発電、再生可能エネ、選択的夫婦別姓、同性婚など。

 各政党や候補者の意見を自分のと比べる作業は、自分の考えをまとめる機会ともなる。僅かながらも政治活動だ。相手の主張を踏まえて投票すれば、思いも籠るし公約の順守に注意がいく。同じ投票行動でも、マスコミの刷り込みやイメージに流されるのとは違ってくるだろう。

 一致率に満足できない場合は、棄権ではなく白票を投じたい。白票も有効票であり(投票率に反映される)、適当な候補者がいないという意思表示になる。但し、候補者氏名以外のこと(例えば、抗議文など)を書くと無効票になり、投票率に反映されないので要注意だ。



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