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支流からの眺め

最近の気になる情勢(10) 自民党・米国・ノーベル賞

 自民党の総裁選挙は石破氏の逆転勝利となった。高市氏は、主張が尖り過ぎたのか、現職の自民党議員の支持が不足した。抑え気味にして、就任後に本領を発揮する手もあったのだが・・老獪さ不足か。陰謀説をとれば、中共国から公明党や自民党内の親中派を経由した高市潰しの結果なのかもしれない。

 石破氏は67歳、鳥取県八頭町の育ち、母系4代に亘るクリスチャン長老派だ。アイドル、漫画、アニメ、鉄道、プラモなどの趣味がある。父(二朗)は鳥取県知事、参議院議員、自治大臣などを歴任した政治家(祖父も村長)で、その地盤を引き継ぎ、弱冠29歳から議員を務める(当選12回!)。

 2002年に防衛庁長官で初入閣し、防衛大臣、農林水産大臣、党政調会長などを務めた。2012年の総裁選挙では安倍晋三に逆転負けしたが、党幹事長の地位を得た。不規則行動(自民を離党し新生党・新進党に参加、麻生退陣を迫るなど)が逆に人気の元となったか、5度目の挑戦で悲願を果たした。

 政治的関心は安全保障や地方分権などで、憲法改正には積極論だ。弁舌はオタクらしいネチネチ感で、確かに党内野党的な正論風の発言は冴えていた。しかし、政治家の本領は行動力と結果責任だ。当面の課題である経済政策や政治資金でボロが出ないうちにと計算してか、早々に解散総選挙に打って出た。

 選挙結果は悲観的で、自公で過半数割れの可能性が高い。十名以上も非公認としたのは、氏の敗北責任を軽くする効果はあるだろう。それでも選挙後の運営(組閣体制や他野党との共闘体制等)で誤れば、石破退陣もありうる。その時は、高市指名ではなく岸田(派の誰か)の返り咲きとなるのか。

 米大統領選も迫ってきた。副大統領候補(James David VanceとTim Walz)の討論会ではヴァンス有利で、トランプ勝利が見えてきた。危惧すべきは暗●や不正選挙(投票用紙の不正給付、郵便票の不正入力、電子的な不正操作)だ。前回の選挙も相当に怪しい。対して日本の選挙は実に公正だ。

 その日本の被団協にノーベル平和賞だ。重要なのは、団体が求めたのは謝罪や補償ではなくNever againだったことだ(慰霊碑の碑文の通り)。この日本人の寛恕と平和の精神こそ、世界の人々に知ってもらいたい。君が代も永遠の平和を祈る歌であり、開国以来の戦争も平和と自衛のためだった。


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