この前、変な猿?の話を載せましたので、異形ものの続きです。
不思議な姿をした霊的存在との出会いというのも、たまにはあるようです。
山の怪、海の怪、さらにははっきりとした姿すらないもの。その中からいくつか。
霊的存在は、「相手がわかりやすいような姿」を取ることができます。幼児で他界した霊は、親に会う時、何年経とうが、愛された幼児の姿で自らを知らせます。
それと同じで、自然霊(人間以外の霊)もまた、妖精や竜といった姿を選ぶのかもしれません。19世紀末のスピリチュアリズム周辺では小さな羽根の生えた妖精の写真がずいぶん撮られたとされています。
この手の話はホラー系や創作臭いものもあって、ここではあまり取り上げていませんが、2ちゃんねるの不思議な話にたくさんあります(更新はあまり頻繁ではないようですが)。現代版遠野物語です。お暇があったら覗いてみてください。
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388 本当にあった怖い名無し [sage] 2011/09/13(火) 09:22:27.64 ID:Lsf4osZDP Be:
ガキの頃の話をひとつ
うちの田舎は茨城の山の中で代々農家をしている
小学生の頃、夏休みになるといつも泊まりに行っていた。
大学生の従兄弟たちが山の中腹にツリーハウスを作っていて
中は虫もあまり入ってこなくて木陰で涼しく昼間は良くそこで昼寝などをしていた。
ある日いつものようにハウスで遊んでいて、ハウスの屋根に登りたくなり
壁に足をかけて登っていたんだけど、足を滑らせて転落。
高さは3m弱だったと思うんだが落ち葉などでクッションになって大事には至らなかった。
ただ落ちた時の衝撃で気が遠くなり意識を失って居た。
気が付いた時には意識が朦朧としていたが、何故か山道を家に向かって下っている。
鼻につく獣臭と真っ白な毛が目に入る。
何かに運ばれてるんだなと思ったが怖さはなく何故か安心できてまた気を失ってしまった。
次に気がつくと田舎の家で布団に寝かされていた
家族みんなで俺の顔を枕元でじっと見つめてて、気がつくと良かったねと。
何でも田舎の納屋で頭から血を流して倒れていたそうだ。
運ばれていた事を話すとじいちゃんが「それは山神様だ」と涙ぐんで話してくれた。
その後じいちゃんと親父が酒と収穫した野菜などを持って山の祠に供えてきたらしい。
俺は頭部裂傷と手足打撲で済んだが動けず、完治してから祠にお礼に行ったよ。
おしまい。
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923 本当にあった怖い名無し 2005/07/06(水) 19:23:14 ID:t1/vQKlq0
長いしキティな話しだけど書かせて欲しいんだ。
幼稚園に入るちょっと前ぐらいか?
子供の頃に毎日のように一緒に遊んでくれた不思議な動物がいた。
大きさは、自分よりも大きかったから、犬のゴールデンレトリバーぐらいだと思う。
がっしりとした体で足が太く、体は真っ白で毛が長く、目は濃い水色で透き通ってた。
今でもハッキリと覚えてるのは、尻尾が5本あった事と、両目の間から山吹色の短い角みたいなのが一本生えていた事。
俺はその動物を「ワンタ」と呼んでいた。
俺が好きだったグレープジュースを一緒に飲んだり、白い柔らかなせんべいみたいなお菓子を分け合って食べたりしてた。
よく俺がワンタと一緒に遊んでいると、おふくろは一度だけワンタを見た事があるからなのかな、ジュースを2つ用意してくれたのを覚えてる。
ただ、親父にはワンタは見えないらしく、勝手にワンタのジュースを片づけてしまったりして、よく俺が泣いていた。
ワンタは中学校に入るちょっと前ぐらいに
『もうお前と遊ぶことができなくなってしまうなぁ。でも、いつもここにいるからな』
みたいな事を言われて以来、ワンタと会えなくなった。
中学校1年の中頃まで、毎日のように庭に出たけど、あの日以来、ワンタの姿を見る事はできなかった。
924 本当にあった怖い名無し 2005/07/06(水) 19:26:34 ID:t1/vQKlq0
どうして、突然、こんな事を書こうと思ったかと言うと、実は俺、ちょっと前まで膵炎で入院してたんだ。
痛いし、何も飲み食いできないしで、えらい苦しかったんだけど、ある夜、夢にワンタが出てきたんだ。
俺がベッドで横になっていると、俺の足下にワンタが座ってた。
「ああ、久しぶりだなぁ……」
と俺が言うと、ワンタは、心配そうな顔つきでじっと俺の顔を見つめると、突然ガウッと吠えて俺の胸に食らいついた。
痛みはなく、ワンタが何かをしてくれているという事を感じたので、しばらく胸元に食らいついている姿を見ていると、やがて顔をあげたワンタの口に何かがぶら下がっていた。
黒いゲジゲジのような虫のようで、それは空気に解けるようにして消えてしまった。
『もう大丈夫だな』
ワンタがそう言った所で目が覚めた。
翌日、目が覚めると体が軽く、その夢を見た日を境に俺の体調は、医者も驚くほどの早さで一気に好転していった。
子供の頃に毎日のように一緒に遊んでくれた不思議な動物がいた。
俺の子供の頃の記憶から飛び出したワンタは、俺を救ってくれた。
おそらく、何となくだけど、もう生きている間には二度とワンタと会えないような気がする。
庭に向かってお礼を言っても、それが伝わっているか、今の俺には分からない。
だから、このスレに書かせてほしいんだ。
ワンタ、助けてくれてありがとう。
たまに、庭にグレープジュースを置いておくから飲んでな。
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438: 本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 21:18:27.11 ID:FqoEX/5I0
あれは小学校のころ
梅雨の前の時期だったと思う
宿題を済ませようと、明かりとりの関係で窓際に置かれた勉強机に座って、教科書とノートを開く
しばらくの間はただ問題を解くことに集中していたが、やがて飽きて窓の外を眺めた
すると、前の井草を植えた田んぼから、幾筋もの透明な、陽炎のような柱が立っている
井草はゆれることもなく、つむじ風やましてや竜巻ではない。
ただ、遠景の光が屈折して視える。
それも縦に、空の方向に透明な柱が立っている
怖いとか、恐ろしいとかの感覚は一切なかったが、道路の表面などで
見える逃げ水やゆらゆらと景色が揺らぐ陽炎は、地面と少し高いところの空気の温度差で起こるもの
それが縦に起きるというのは不思議だった
後日、その田んぼは売られ、今は加工肉の工場が立っている
440: 本当にあった怖い名無し:2011/06/04(土) 07:40:45.34 ID:eEg+5YEv0
>>438
それ、例の「くねくね」〔注・2ちゃんで有名な怪談〕と関係があるかもわからんね。
441: 本当にあった怖い名無し:2011/06/04(土) 18:51:10.02 ID:8cOx+QYs0
>>440
くねくねと波打ってはなかったなぁ
正に、柱だった
それが数本、電信柱より太く、まっすぐ天に伸びている
まぁその後田んぼが開発されたことから、土地に棲んで
いた何かが去ったなんてことを夢想できるけども
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星がたくさん出ている夜。一面田んぼの畦道を歩いていて、ふと夜空を見上げた瞬間、
空一面に星でできた王冠をかぶった女王様のような像が現れた! 周りに街灯も無いよ
うなド田舎だったので、突然夜空に現れたその女王様は顔の表情までわかるくらい超~
リアルだった。天の川が偶然そのように見えただけかもしれないが、未だにその光景は
目に焼きついています。自分の中の最初の神秘体験でございます。
いい体験ですね。
他人がとやかく言うことではないものでしょうが、
守護霊さんかもしれませんね。