スピリチュアリズム・ブログ

東京スピリチュアリズム・ラボラトリー会員によるブログ

意識による判断の7秒前に、脳が判断

2011-03-02 00:00:18 | birch99的スピリチュアリズム周辺
’意識による判断の7秒前に、脳が判断’

先日、テレビを見ていたら、こんなのをやっていました。

2008年4月13日(米国時間)に『Nature Neuroscience』誌に発表されたドイツのマック
スプランク脳科学研究所の報告によると、fMRI(脳スキャナー)を使った研究者らは、
被験者が自分で認識するより7秒も早く、彼らの決定を予測できたそうです。私達は、
意識して決断しているようですが、実はその7秒も前から無意識脳から信号が発射され
ていたのです。

ぼけ~と見ていましたし、ネットで検索をかけても具体的な実験の詳細内容がヒット
しないので、何とも言えないのですが、7秒という時間はかなり長いですから、もしか
すると被験者が、質問を受け取る前に無意識脳が決断するケースもあったのでしょう
か?もし、そうであったならば時空間を飛び越した所からの情報をキャッチしたこと
にもなりそうですね。

この実験報告は、自分の意志で決断を下す前に、自分の無意識脳は決断を下している
ということなのでしょうけれど、自分の知らない答えを自分の潜在意識から導き出す
手段としては、ダウジングやオーリングテストがあります。ダウジングは無意識の筋肉
運動、オーリングテストは指先に力が入るか否かで答えを導き出すとされています。

いずれにしても、この無意識脳は、潜在意識、普遍意識に繋がるもので通常は、直観や
第六感覚として意識に顕れてくるように思います。

普段は、ほとんど毎日必ずそのバスを利用していた人が、何となく乗りたくない感覚
を味わい乗らなかったり、アクシデントで乗れなくなったりして、その後、そのバス
が大きな事故に巻き込まれたといったような話はよく耳にします。

ところで、この研究報告では、脳の予測が完全に正確だったというわけでないそうです。
が、予測が外れたケースでは、おそらく決定の間際になって自由意志が作用し、潜在意
識による受け入れがたい決定を覆すのかもしれないともしています。

アストラル体の発達している人は、論理的に考えるよりも、感覚的に行動することを得
意とする人に多く看られます。感覚的な判断といっても、全体を観通している普遍意識
からくる直観的な判断であるなら、個人意識の限られた視野の中での論理的な結論に比
べて、判断の正しさが逆転することもある。
(黎明 15.普遍意識5-7)


地上においても霊界においても、道徳的、精神的ないし霊的問題に関連してある決断を迫
られる事態に直面した時、正常な人間であれば’良心’が進むべき道について的確な指示
を与える、というのが私の考えです。神によって植えつけられていた霊性の一部である良
心が瞬間的に前面に出て、進むべきコースを指示します。
問題は、その指示が出たあとから、それとは別の側面が出しゃばりはじめることです。偏
見がそれであり、欲望がそれです。良心の命令を気に食わなく思う人間性があれこれと理
屈を言い始め、何かほかによい解決法があるはずだと言い訳を始め、しばしばそれを’正
当化’してしまいます。しかし、いかに弁明し、いかに知らぬふりをしてみても、良心の
声がすでに最も正しい道を指示しております。
良心は精神的発達とつながっている場合もありますが、つながっていない場合もありま
す。私は良心とは神が与えた霊的監視装置で、各自が進むべき道を的確に指示するもので
あると主張します。
(シルバーバーチの霊訓6 P161-2)


一方、無意識は、行動の面からは意識しない動作であり、健康な人達の日常はほとんどこ
の動作で行われているので、さほど脳は疲れません。ところが心の病を煩っている場合
は、どうもこの辺りの機能がうまくいかず脳が疲れてしまうようです。

思い煩ってはなりません。心配の念はせっかくの援助の通路を塞いでしまいます。私はい
つも取り越し苦労はおやめなさいと申し上げております。心配の念は有毒です。悪気を生
み出し、それがあたりを取り囲みます。陰湿な雰囲気で包まれてしまいます。その状態に
なると霊の力も突き通せなくなります。
(シルバーバーチの霊訓9 P65)

自分では無意識のまま霊力の通路となって役立っている人が大勢います。ご本人は何かし
ら感じるものがありながらも、それを説明できず、ましてや霊の世界、死後の世界からの
働きかけとは思いも寄りませんが、しかし、ふだんの生活の中で常識では考えられないこ
とが起きていることに気づいています。
(シルバーバーチの霊訓7 P111)


心の病に陥り、堂々巡りのネガティブな思考から脱却するのは、なかなか大変な事です。
最終的には、それまでに慣れ親しんだ思考回路を変えていかねばなりません。その時、
スピリチュアリズムの訓えや考え方が役に立つのではないかと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿