はやぶさの帰還から考えること

幾多のトラブルを何とか乗り越え7年間の宇宙旅行を終えて、日本の探査機が帰還しますね。
本体が着陸できる能力があれば良かったのですが、残念ながらカプセルを
分離して流れ星になるという話です。
どんなものにも魂が宿るという日本古来の考え方をすれば、この探査機を擬人化
したくなりますね。
仮にカプセルの中身が期待はずれであっても、このミッションは満点だったと思います。

宇宙には夢が広がるばかりですが、心配事も増加しています。
衛星軌道に増え続けるスペース・デブリは、いずれ宇宙への往復の障害になり
人類は自らのデブリで、地球に閉じ込められるという説があります。
また、昨年、今年と立て続けに木星に巨大隕石が落下した事実は、地球への
巨大隕石落下の可能性が決して小さくないという見方となり、関係者は
ひそかなショックを受けているようです。
日本が今後目指すのは、やはり人類への貢献を考えて
資源の無駄とデブリ発生源のロケットによる軌道搬送をやめ、
代わりに赤道のどこかに軌道エレベーターの建設をする。
巨大隕石の破壊もしくは軌道変更を目的とする、究極の地球防衛兵器を開発する。
などが最先端技術の開発を含めて、存在感を示すものかと思います。
景気対策にもなりますし。場合によっては・・・。