本日もお疲れ様です。

私は群馬県桐生市内で歯科医院の院長をしています。『思い出話』、『近況報告』などを自己紹介しながら書いてみます。

サイレンは鳴らず!?

2007-10-04 23:43:10 | 「学生の頃」
ショートでライナーを採り損ねたんですね。情けない。
自分でも早く病院へ連れて行って欲しくて必死にジェスチャーしました。
何故ジェスチャー?声がまったく出せないのです。後から解った事ですが気管が裂けた上に「声帯」がつぶれていたとのこと。

先輩の車で近くの病院へ…。

 先輩 「喉に野球のボールを受け、息が吸えないし、血痰が出てます!」
 医師 「これは“耳鼻咽喉科”へ行ったほうがいいな。」
     「岩手医大へ連絡しておくからすぐ行きなさい!」
 私  「苦しい!救急車は!?」とあまりの苦しさに“筆談”でリクエストしました。
 医師 「いいよ、準備してもらうね。」

急遽、救急車で搬送してもらうことに、先輩と一緒に乗せてもらいました。
さあ、出発!…でも僕が救急車に期待していたことが始まりません。サイレンを鳴らさないで交通規制に従って走り始めたのです。先輩も不思議そうにしていました。
この救急車は消防からの出動ではなく、病院から病院への搬送ということで一般車両と同じらしいのです。
もう!苦しいのにがっかりです。
実は駆け込みで診ていただいた病院から岩手医大は車で30分はかかるのです。

いつもより長く感じる道のり              つづく