

一昨年に出版された作品ですが、思わず惹かれました。
本文引用 ~僕は小学四年生だが、大人に負けないぐらいいろいろなことを知っているし、努力をおこたらないから、将来はきっとえらい人間になるだろう。五月のある朝、ぼくの住む郊外の街に突然、ペンギンたちが現れた。このおかしな事件には、歯科医院のお姉さんのふしぎな力が関わっているらしい。「この謎を解いてごらん」お姉さんは言った。
そしてぼくは、ペンギンとお姉さんについての研究を始めた。~
「ぼく」;小学四年生らしからぬ少年、アオヤマ君。歯科医院のお姉さんやこの子の同級生とのやりとりに、読みながら顔がほころんできました(^^)。
ところが良い意味で油断していると最後には切なくなったりして…。