梅の木の下で
広げて食べたお弁当
梅の花の香りが
春風の香りと一緒にやって来て
わたしのまわりを
くるりくるり
駆け巡り
広げたお弁当
食べてるわたしは
1人きり
小学低学年の頃の記憶
何故かは分からないけれど
お日様の陽射し
梅のつぼみに
花びらに
香りが
すべてに包まれている
不思議な安堵感を
今でも思い出す
この季節
むかーし
むかしの
そのまたむかしの
ご先祖さまたちも
握り飯さこさえて
食べられた場所だったのかな
今でも思い出す
この季節
梅の木も
微笑みながら見あげる人々を
毎年楽しみにしていたのかな
あの木はまだ
残って咲いているのかな
梅の花を見ると思い出す
この季節
ご先祖さまは何を食べて
どんな会話をされていたのかな
あの頃のわたしみたいに
1人で佇み
梅の花を愛でた人も
いらっしゃったのかな
梅の花の柔らかな花びらが
愛おしい
梅の花を見るたび思い出す
この季節
あの木はまだ
残って咲いているのかな
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ことしのお雛様のお飾りは
風通しに出すだけに
なりそうです
母がお雛様を飾らなくなった年に
ケーキと甘酒のお供えもの持って
お雛様を仕舞ってある蔵へゆき
お雛様の箱の前に座り
飾らなくてごめんなさいねと
拝んでいたのを思い出しました
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春色のお花のお写真を
眺めているだけで
癒されます
季節の変わり目は
自律神経の乱れが増すので
いつも以上に
呼吸に意識してゆったり
吐き出す
痛みの解放を意識して
ひたすらリラックス