大阪駅の近くのホテルに宿泊したときの事です
もう30年ぐらい前かな
北の新地で呑んでホテルに戻って
ルームキーを受け取り部屋に戻り
カード型のキーでした
なんとなくバスタブに浸かりたくなって
お湯を溜めながらビールなんぞまだ呑んで
お湯が溜まった頃ににはもう眠くて
そのままお湯を止めて寝てしまいました
二時半ぐらいに喉が乾いて目が覚めて
冷蔵庫に炭酸飲料があるの思い出して
冷蔵庫を開けると中にルームキーが。。。
ビール出す時にいれたんだと思い
自分のポンコツさに笑いが出てしまいました
ルームキーと炭酸飲料を取り出して
炭酸飲料を飲んでいると
ふふふふ
と女性の声が
続いて
?????
よく聞き取れないけど
同じ女性の声が
バスルームの方から聞こえる
また
ふふふふ
キミが悪いけど気になるので
バスルーム入ってみたけど
まあ、当然ですが誰かいない
そこに
ふふふふ
と今度はベッドの方で
これはただごとではない
ゆっくりとベッドの方へ戻ると
当然ですが誰もいない
廊下か隣りの声ではと思いましたが
電灯を全部つけてテレビもつけて
テレビでは仁鶴さんが映ってましたが
まったく眠れなくなり
そのままテレビをつけたまま朝を迎えました
その後は声も聞こえなかったけど
とても気持ちの悪い時間を過ごしてしまうことに
七時前にカフェテリア方式の朝食に行って
フロントに寄り
昨晩のことを話すと
「そうでしたか」
「こちらをどうぞ」
と何やらくれたので、
「どうも」と言って受け取って部屋に戻り
封筒をあけると
宿泊料金とほぼ同額の金券が入っていました
これは受け取れないと思い
フロントに電話したするの
ノーコールで
ふふふふ
もらっときなさいよ
と電話から
すぐに電話を切って
チェックアウトの準備をしてフロントへ
さっきのフロントの方はいませんでしたが
事情を話すとすごく不審な顔をされて
そのようなことはこちらではしないというようなこと言われて受け取ってくれない
フロントに封筒を置いてチェックアウトして
新幹線に乗って帰京
新幹線の中で上着のポケットに
あの封筒が入っていました
そして、その中身は金券ではなく
木のお札でした
そのお札は某神社にお願いして炊き上げしていただきました