「らぶり～―日本一のダメ教師」 くさか里樹

早乙女米子（さおとめよねこ）、24歳・無職。
自他共に認める超おブスで小心者・コンプレックスありまくりの米子。
なんの取り柄もない彼女は、将来を心配した母親に無理やり教師にさせられてしまいます。人前に出るのも苦手な（ヘタレ）の米子。
超おブスがゆえに逆に目立ってしまう彼女は以外に生徒に人気者。
「らぶり～」というニックネームまでついてしまいます。
米子はおブスな顔をもっとぐしゃぐしゃにして一生懸命がんばります。

かっこいい男子生徒にも好かれてしまいますが、同じ学校に赴任してきた幼なじみの超イケメンでエリートの三四郎にもなぜかプロポーズされてしまいます。
自分に自信の持てない米子と三四郎の恋のゆくえは・・・？

このお話しは、なんていうか、本当に米子がブスに描かれています。
ブスだけど、素直でやさしいとか心がキレイとか、そんな書き方はされてなくて、ブスがゆえの自信のなさやコンプレックスなど描かれていてとっても現実的なおブスちゃんです。


そんな米子の事をちゃんとわかってくれてる三四郎。
なんと、小学校三年生の頃から米子ひとすじだそうです。
すごいぞ、三四郎！
米子の外見も性格もいい所も悪い所も全部ひっくるめて大好きみたいです。
ちょこちょこと三四郎がやきもちを焼くのがかわいいです。

こんな人がいてくれて、米子は幸せ者だと思いました。