メーメーおばさんのひとり言

おこしやす
チクチク大好きおばさんです

其れは、突然に・・・・

2009年02月09日 10時08分17秒 | ひとり言
そう、それは突然にやって来た。

まるで、棚から落としてしまったラジオが ザーザーと雑音を出すようになり 所々聞き取りにくくなってしまったような。。。。

其れが自分が楽しみにしていた所ばかり 雑音は邪魔をしてくる。。。

。。。。。。。。。。。。。。

母が手術をしたのは先週の金曜の深夜だった。
幸い年の割にはその後の回復も順調で 抜糸も済んで一人で歩き回れるようになってくれた。ヤレヤレだった、そう、そこまでは・・・・・・

手術の次の日。
姉が一人で看病をしていた時に
なにやら突然に 其れは始まった。
『そこの壁の所に 可愛いぬいぐるみの絵が書いてあるんやが・・・』
姉には何のことかさっぱり解からず、様子を伺っていたらしい。

『職人さんが出たり入ったり。さっきから だいぶ絵が書いてあるところが広がって・・・・コッチにはテープが・・・』
母が指差した方向には 真っ白い病院の壁があるだけだった。

何かが見えているらしい。

姉は、担当の看護士の方や先生に相談した所、
「お年を召した方には 時々 そんな症状があることがあって・・・
 余り、強く否定せず 聞き流してください。
 今使っている お薬のせいもありますから・・・・・・」

ひとまず 姉は安心したらしく
「早く、あのお薬終るといいねぇ。」

そんな病室に私が行ったところ
『○○ちゃん、ここんとこ ぬいぐるみの絵が書いてあるナァ・・・
 Kちゃんに言うても 何や解からん云うんや・・・』

私も先生に相談した事も聞いていたので
「そんな風に見えるかぁ???」
そして話を はぐらかしてしまった。もちろん 横に姉はいた。

そのうち、孫のA君が入ってきたので
『Aちゃん、ここんとこに <ぬいぐるみの絵> 書いてあるなぁ!!!』

もちろん Aちゃんにも 話はして有ったのだが
「そんなもん 書いて無いやん」

   ・
   ・
   ・
   ・
母は 口を真一文字にして黙り込んでしまった。

そんな日が2~3日続いた。
病室へ入るたび こんな話を始めないかと 内心 びくびくだった。
話し始めたら 今度はどうごまかそう。。。

幾日か過ぎ 私一人 ベッドの母と 話をしていたら

『さっきから 男の人が二人 なんがごぞごぞ話をしてるんや けど・・・
 何を言うてんのか 聞き取ろう思うんやけど 何 言うてんのか解からんのや』
「どこに、おるん?」
『そこのテレビんとこ・・・』

やっぱり、何かが見えてるらしい。そこには誰も居ないし。。。。。

「ベッドの脇の 点滴の機械の音 ちゃうか?」
『入ってきたり 出て行ったり せわしないから 寝られんなぁ。』

毎日 何本もの点滴が有った。
早く終って欲しかった。

ようやく、点滴も済んで 抜糸も済んで・・・・・・・・・・

今までの個室から 四人部屋へ変わる事になって。。。。。。。。。。

やっと、身の回りのことを 自分だけで出きる様になった所だったのに・・・・
もう少し 一人で何もかも出来るようになるまで・・・って思ったり・・・・一人で こんな事してたら また、何を言い出すか・・・・

病院だってホテルじゃないんだから そう気ままな事も云ってられないし。。。

部屋を変わったら カーテンがビシッとしめられた まるで、隣の人と交流の無い寂しげな相部屋だった。

でも、ここなら 壁の絵の話はしないだろうと ひとまず安心。

。。。。。。。。。。。

そう、ここで、また 次の話が持ち上がった。

『隣の人が 私の話をしている。。。』

とうとう、始まってしまったのか?

他の話は まずまず 話の筋は通っている。

でも、
でも、でも。。。。

第三者のある話は 確かめてみないと どこまで 本当なのか・・・・心もとない。

やっぱり、話のなかに出てきた人に 話の内容を確かめてみると 半分が本当の現実で 半分は どこから出てきたのか・・・・母の中では辻褄があっているのだが。。。

。。。。。。。。。。。。。。

まさか、母にこんな症状が出てくるとは 考えたくなかった。

舅と 姑と。。。。

舅にいたっては 「本当の姿を あなたは知らない」とまで云われた。
それほど長きに亘って 痴呆は微妙に少しづつ進んでいたらしかった。
私達は そんな事に気づかずただ『頑固な人』そう思っていた。

壊れ始めたラジオ

そう、そんな感じ。

聴きたい番組の時 聴こうとすると
ザーザーと 雑音が邪魔をする。
時々、いい音色で心地よい音楽も聞かせてくれる。
ここが聞きたいのよ~って時に 聞こえなくなる。

こんな白一色の 病院の中だから こんな事になってるのかも。。。

家に帰れば またもとの母に戻ってくれる。。。。

そう信じたい。そうであって欲しい。


。。。。。。。。。。。。。。。。。

こんな話を こんな所で・・・・・

書いておこうか 其れとも書かないでおこうか。

毎晩考えると眠れない日が続く。。。。

母の病状 症状を 知っているのは ごく限られた人ばかり。。。

今度母が 母を知っている人に会ったとき。。。。。。。。。。

「あら、しばらく見えんと思ってたら。。。もう元気なん?」
『もう元気になったでぇ。。。散々やった。。。』

なんて、さらりと通り過ごしたい。こんな時間を かき消してしまいたい。


そう考えながらも 何所かに もうどうしようもない寂しさがあって

しっかりと受け止めておかないと コレからをどうして行くのか?

そう、問われた時に うつむいてしまっている自分が見える。

癒されて~

2009年02月04日 21時33分46秒 | ひとり言
母の手術、入院で 気付かない内に 疲れって たまっているのでしょうねぇ。
思考力がまるで なくなってるのに気付き唖然としています。
そんな時、やはり孫の声って うれしいですね。別にどうって事の無い会話なんですが~
ママがモンチッチのしぐさを見て、写メールをくれました。
ほんのひと時の笑い声に 暖かく 重く疲れた身体もちょこっと軽くなったみたいですね。
私より母はもっと辛いんだから・・・・
モンチッチから貰ったエネルギー大切にしなくっちゃ!

やっと、一息

2009年02月02日 15時59分52秒 | ひとり言
一月も、もう少しって 金曜日の夕暮れ 母の具合が悪くなって・・・・

それから~~~

ドタバタしましたが 『緊急手術』なんて云う おっかないものも終わり 今日やっと落ち着いています。。。

こんなとき 本人は勿論 周りのものが 右往左往してみても どうにもならないことは解かっていても どうしても、ドタバタしますね。。。

まだ、お腹を切ったので 本人の食事は無理。

「何もかも病院には揃ってるから。。。。」

そうは云っても、やっぱり 「あれが無い コレが欲しい。。。」

ま、色々ありますわ。。。

で、今度はコレを持ってこよう。。。なんて云いながら。

自分の生活も有るし。。。

時間を考えてても 面会時間は待っててくれないし。。。

ましてや、病院生活なんて 元気だけがとりえな わが家族 そして私の親族。。。気づかない事いっぱいですわ。

今でも こんなですから

食事が出来るようになったら もっと、ドタバタするんやろか。。。

そう、心配事はいっぱいです。

『なるようになる』
そうは  自分に言い聞かせてみても でも、なにやら落ち着きません。

今日、昼から ベットのシーツ交換の時 しばらくの間 車椅子に乗って部屋の外に。。。。

思っていたより 力強く立ってくれました。やれやれです。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

しばらく、チクチク出来ないかも~

夜の明かりでは 何となく針が持ちにくくなってきましたね。

ここにも、『年のせい』ってのが 頭を大きくもたげてきてるみたいです。