宇宙時間 ソラノトキ

風樹晶・かざきしょう

勝手に趣味ブログ
のんびりしようよ

白い花  

2009-05-29 11:56:31 | ウチの庭
白い花 そのままです

う~ん 何の木だったろう?

   2009/05/28 17:19 撮影

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月影の門 38

2009-05-29 09:57:36 | 小説 月影の門
 コウジ達の話し合いにより、鳩羽達の隊員たちもコウジ達のいる本部へ合流することとなった。
 暗くなった中、車数台がぞろぞろと荒れた道を走る。
「そういえば、あの車はどうするんですか?」
 帰りの車の中で運転席のコウジにマドカが問いかけた。
 あの車 とは、二人が乗り捨てた車だ。出来れば、残した荷物だけでも持って帰りたい。しかし、こう暗くなってしまっては、調べることも難しいだろう。ところが
「そうですね。ちょっと、寄ってみましょうか」
 コウジは、あっさりと言って無線を手に取る。
「こちらHO1(オーエイチワン)。ライト協力を頼む」
 それに対し、他の車から次々と助力の返事が来た。

 塀に激突したまま止まっている車を数台の車のライトが照らす。
「う~ん、困りましたね」
 車のドアの外でコウジが腕を組んだ。
 鍵を残したまま逃げ出してしまったので、ドアが開けられないのだ。しかも、フロント部分がつぶれている。
 これでは、動かすことは出来ない。せめて、ドアだけでも開けられれば・・・・。
「どうしたの?」
 後ろから聞こえた声にミイコが振り返ると、トシが車から降りてきていた。
「車の鍵、入れたまま出て来ちゃったから・・・・・」
「スペアキー無いの?」
「今は、無いですね・・・。本部に戻らないと」
「せめて、荷物だけでも持って帰りたいけど、これじゃね・・・・」
 人がいなければ、マドカに頼んでという手があるのだが、こう人目が多くてはそれも無理だ。
 やはり、一度戻るしかないか・・・・。
「ドア、開ければ良い訳?」
 その様子を見ていたトシが、突然、そう言って自分が乗っていた車に戻っていった。
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