宇宙時間 ソラノトキ

風樹晶・かざきしょう

勝手に趣味ブログ
のんびりしようよ

みらーじゅ 43

2008-12-31 16:09:04 | 小説 ミラージュ
「妹姫、うしろ」
 姉の声と同時にグルラディーヌが術を一閃。
『風矢陣』
 小さな鎌鼬が起こり、次の瞬間、赤い光が弾けて消えた。しかし
「きゃあっ」
「どわぁっ」
 水際ぎりぎりにいたレトとグリシーヌに水が襲い掛かる。
「姉姫、レト」
 背後で二人の悲鳴にグルラディーヌの注意がそれる。そこへ、足元から水を跳ね上げて生命樹の根が襲い掛かった。
『砕牙剣』
 とっさに、術でその根を断ち切ろうとして
「術が効かない」
 その手に魔術の剣が現れる事無く、その根に閉じ込められた。
「それに、魔術は効かん」
 いつの間に現れたのか、樹の裏側から灰色のローブを身にまとった男が姿を現した。
「わ、出たっ」
 グルラディーヌのその言い様に少々むっとした顔をしたものの、正面から目の前の少女を見上げた。
「最初は、これの肥料にするつもりだったが、これがお前達を気に入ったようなので、それも出来ん。まったく、ようやく花を咲かせる事が出来ると思ったら、これではまた、どこかから肥料になる人間を調達せねばならん」
 わがままな子供に手を焼く親のような様子で、男が樹の幹をなでる。
「命拾いをしたな娘。これの花が咲くまで、そこで大人しく待っているがいい」
 言うが早いか、男はグルラディーヌに向けて衝撃波を浴びせかけた。
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雲のある風景

2008-12-31 10:48:51 | 空模様
冬の空は、飽きません 

空と雲 同じものはないので見ているだけでも楽しい

ブログを始めて(携帯)カメラを使い始め、すっかりはまってしまいました

   2008/12/31  撮影
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空雲

2008-12-31 10:02:26 | 空模様
人工物のない 空と雲だけ

建物を避けて 頭の上を切り取ってみました



   2008/12/31  撮影
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雲のある風景

2008-12-31 07:51:26 | 空模様
え、これは、松を下から見上げた時バージョンになります。

良いお天気で雲がきれいなので撮りました。

個人的に撮ってて面白いと思うアングルの一つです。



   2008/12/31  撮影
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シクラメンの花

2008-12-30 10:30:03 | 植物
この寒い中 元気一杯に咲いております。

薄紅色 と言って良いのなら、シクラメンのかほり が連想されます。

別名:豚の饅頭 と言うそうですが、日本でも古来の呼び名があります。

 篝火花:かがりびばな  

  この響き きれいだと思いませんか?
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みらーじゅ 42

2008-12-29 17:36:01 | 小説 ミラージュ
 (多分)地底だろうと思われるのに、お互いが見て取れるほどの青白い薄明かりが広がる空間。時間的にももう日が沈んでいる筈。
 それに、岩の天上に覆われているこの空間では、たとえ昼間でも日の光は届かない。それなのに・・・。
 光の源は、生命の樹。幹だけではなく水に沈んだ根までが淡く発光している。
「お嬢、チョウカは、ここにいるのか?」
 小声でささやいたレトに、グルラディーヌが頷いた。
 腕に抱えた包みも左手首に巻いた布も、チョウカがこの先にいると示している。そこに行き着くには、この水に入らなくてはならないのだが・・・。
「妹姫、この水、あの樹から流れ出てますわ」
 グリシーヌが生命の樹を指差して言った。確かに、樹の幹がしっとりと濡れている。
 なんとか、チョウカを探す方法は・・・・。
「姉姫、この荷物ちょっと預かって。それから、何かあったらこれもってすぐに逃げて。近くにあいつがいる」
 そう言って、グルラディーヌが背負っていた荷物をグリシーヌに預け、竪琴が入った袋を抱えたまま自らに術を掛ける。
『浮空輪』
 ふわり と 宙に浮き上がったグルラディーヌが注意深く進んでいく。
 と、グリシーヌが水中から赤い光が上昇してくるのに気づいた。
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朝の風景

2008-12-28 20:52:39 | 朝の画像
通勤途中のバス停で

あははは・・・・・車が一台も通ってない。

いや、この後、ちゃんと車が通りましたよ。

でも、ほぼ毎日この道を歩いて突っ切ってバス停に向かっています。


   2008/12/28  撮影
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ウメモドキ

2008-12-27 22:14:15 | 植物
葉も落ち切って実だけ残っています。

さすがにこの季節、半分程、食べられている模様

が結構、下にも落ちているので やっぱり不味いのか…。


   2002/12/27 撮影
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みらーじゅ 41

2008-12-27 21:13:36 | 小説 ミラージュ
「生命の樹、こんなところに・・・」
 それを見たグルラディーヌが驚いたように呟いた。
「セイメイノキ?」
 はじめて聞く単語にレトが首をかしげる。
「うん、本当は長楽樹って言うんだけど、木の実に不思議な力があってそう呼ばれてるの。だけどこんな大きくなるなんて、一体どれだけ・・・」
 そう言い掛けて、何かに気づいたように顔を上げた。
「まさか・・・」
 次の瞬間、
「きゃぁーっ」
 グリシーヌが何かを見て悲鳴を上げた。そして、
「なんだ、こりゃあ」
 レトもそれを見て大声を上げる。
 グルラディーヌも二人の視線を追って気づいた。石畳の向こうにたたえられた水の中に複数の人が沈んでいることに。
「あ、だめっ」
 石畳のぎりぎりまですすみ、その水に触れようとしていたレトをグルラディーヌが引き止めた。
「だめ、これ普通の水じゃない。水の匂いがしないの」
「水のにおい?   そう言われれば」
 確かに湖などの近くであれば、水のにおいがする。グルラディーヌでなくでもこれだけ水に近ければ、分かる筈。それが、全くない。
 匂いなど普段気にしないので分からなかったが、こんな場所で水気が多いのであれば、もっと湿った匂いがするはずだろう。
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庭の木

2008-12-27 12:14:29 | ウチの庭
多分、柊の一種ではないかな… と、思うのですが。
赤い実がなっていたので、撮ってみました。


   2008/12/27  撮影
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縁起の良い植物

2008-12-27 10:04:04 | ウチの庭
庭先にちんまりと植えてある マンリョウ・万両

寒い中で赤い実をつけております。

その他にも センリョウ・千両 という赤い実をつけるのがあります。

・・・それにしても、見るからに寒そうで、・・・


   2008/12/27   撮影
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南天

2008-12-27 09:07:00 | ウチの庭
いつもの如く見づらいですが、南天です。

この寒い中 赤い実をつけています。

南天 から難転(難を転じる)。
…になると良いですね。


   2008/12/27  撮影
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え  もう?

2008-12-26 21:26:41 | その他
今日、仕事帰りの駅で門松を見つけました。

階段を降りて、正面・駅ビルの入り口に1対。

昨日、クリスマスが終わったばかりで もう、門松ですか?

そういえば、今朝、出勤途中にしろいものが ちらつきましたけど

確かに、正月まであとわずかですけど・・・・。


相変わらず、写真  ぼけてます。本人の頭の中と同じで・・・、すみません。
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夜の街路樹

2008-12-26 11:56:30 | 通勤路
仕事帰りの通勤路


2008年12月26日 撮影
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みらーじゅ 40

2008-12-25 21:52:52 | 小説 ミラージュ
「・・・・・」
 グルラディーヌがなにやら難しい顔をしている。
「妹姫、どうかしましたの?」
 妹の表情に気づきグリシーヌが声を掛けた。
「うん、さっき転がって行ったの、ぶつかった音が聞こえないんだけど、どこまでいったんだろう?」
 耳に神経を集中するようにこめかみに指を当てる。
「いってみましょうか」
 そういって、更に足をすすめようとするグリシーヌに、
「あ、ちょっと待って『明球輪』」
 手の上の明球より淡い光の玉を作り出し、天上へ放った。
「それじゃ、行こう」
 姉妹が肩を並べて歩き出す。その後をレトが続いた。
 時折、グルラディーヌが明球を作り天上に放る。それが何度続いたろうか、廊下の向こうに薄っすらと淡い光が見えた。
 三人が顔を見合わせる。そして、足が速まる。
 微妙に警戒しながらも、光に惹かれるように、そこへ向かって行った。
 そして、廊下の向こうにあったのは・・・・。
 広い石畳の空間、更にその向こうには、水の空間が広がり奥には巨大な木が枝を広げていた。
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