ばちかぶり季記 人生いきあたりばったり

なんとかなるもんよ。・・・・・・たぶんね。

子宮全摘手術のこと。その1。

2020年06月12日 | 子宮全摘出
長らくご無沙汰申し訳ない。あんまりなのでブログタイトルを日記から季記に変えました。
3月も4月も職場ホテルはヒマでした。
5月初めからはずっと休館となっております。
そんなコロナ禍の中、私は4月下旬に9日間手術入院しておりました。
術前の病名は子宮内膜異型増殖症(子宮体ガンの疑いあり)。

縦切開で開腹して子宮・卵巣・卵管すべて、まるっと取りました。
摘出後の病理検査で子宮の一番奥に小さなガン(ⅠA)が見つかりましたが、
「丸ごと全部取ったので大丈夫でしょう。」とのこと。
術前から「ガンがあっても、たぶんかなり小さい。」と言われてました。
リンパもいじってないので、術後は何もせず経過観察です。
当初10日間入院の予定が、経過良好ということで1日早く出て来れましたが、
術後50日以上たった現在も、ハラの傷の内部が時々ちくちく痛い。体質でしょう。
膣からの出血は5月末までには止まりました。術後約40日か。

さて、こうなった経過ですが。 長くなるなーーー(それで今まで書けなかった)

半世紀以上前、10歳10か月で初潮がきて以来、経血量は少々多めのほうだったと思います。
月経前症状は乳房の張り。月経痛は下腹から太腿前面にかけての痛みと腰痛。
月経前も最中も精神的変化はあまりなし。機嫌が悪かったならそれは「痛かった」から。
月経痛ってなんか腹立たしいんですよね。「ええいっ いてえじゃないかっ!!」って感じ。
だから鎮痛剤が効けば大丈夫、元々が機嫌に波がない性格です。「穏やかな人物」ではないですが(笑)

40代半ばで子宮頚ガン検診時の問診から直径3cmの子宮筋腫があることが判明(エコーで確認)。
でも「場所がいいから閉経すれば子宮ごと小さくなるでしょう」と経過観察で。
しかしその閉経がなかなか来なかった。
50代に入ったころ過多月経となりました。毎月毎月そりゃすごい出血量でしたね。
夜用スーパーだろうがなんだろうが役立たず。開き直ってパンツ型の紙オムツ併用したくらい。
かなり薄型の紙オムツが出始めてきて幸いでした。今はもっと薄いのが出てますね。
あのころ受診していたら、子宮筋腫を理由に子宮摘出できたと思うのですが、
あいにくと実母の介護が始まってそれどころではなく。
介護が終わるころには量もそれほどではなく月経周期が不定期になってきました。
月経前症状の乳房の張りはありましたが、2か月おきとか3カ月おきとか間遠になっていって。
一昨年の11月。そろそろ1年近くなかったな、閉経したかな、と思ったら数日の出血がありました。
たまたまその翌月12月に子宮頸がん検診を受診。
事前問診で「それは不正出血なので検診は受けられない。婦人科を受診して下さい。」と言われました。
そして翌1月。誕生月前なので当時60歳。初潮から半世紀。
また出血が始まりました。そしてそれが少量鮮血のままいつまでたっても終わらない。
いくらなんでも、と婦人科に行ったのが昨年2月でした。
年齢・体質から見て当然疑われるのが「子宮体がん」です。
それ以前に内科や婦人科でのエコー検査で筋腫の数が増えていること、一番大きいのは直径10cmくらいな事はわかっていました。
その筋腫のせいで私の子宮内部はぼこぼこで、押されて子宮口も傾いている。
ただでさえ子宮口を開いたことがない未経産婦です。子宮頚がんの検査と異なり子宮内部から組織を取るのは痛いです。
これ以前に体癌の検査は2~3回経験がありますがいつもすっごく痛かった。終わればじきに治まるんですけれど。
「う~~ん、これは大変だ。痛いよね、ごめんなさいね、ごめんなさいね。」と先生は言い、
私はソファの背をつかみ大声で叫びたいのをこらえてうめき声にとどめるのに必死。
そんな拷問?や血液検査やエコー診断を受けての数日後の結果は・・・異常な細胞なし。
翌週は造影剤を使ったMR。さらに10日後にやはり造影剤を入れてのCT検査。
大きい病院ですから要検査患者も多い。とにかく検査予約がとれる日に入れてもらったので飛び飛びです。
そしてその結果・・・さしたる収穫なし(泣)。2か月後まで経過観察。
このころには1月からの出血は止まっていたように記憶してます。
ただ、慣れてしまってあまり気にならない程度の腹痛は続いていました。

5月、再びの拷問と検査。結果・・・異常な細胞なし。12月まで経過観察。
7月に数日間、鮮血出血を見ました。
さて12月。都合のいい予約が取れず年末ぎりぎりになりました。通常検査フルセットとMRです。
年明け今年1月に結果説明を受けました。
異常な細胞は出なかったもののMR画像に前回とほんの少し変化ありと放射線科から指摘があったそうな。
そこで先生は子宮内膜の全面掻把に踏み切ります。人工妊娠中絶と同じ手術です。
麻酔かけて内膜をぜんぶ採取して細胞診するんです。通常の体がん検査では内膜の一部しか取れませんから。
「もう子宮取っちゃいましょーー!!」と私はかねがね言っていたのですが
先生は「ガンがあるかどうかの確証がないと手術できないんですよ。」 ふえ~~~~ん。

そして2月。初診から1年たちました。2泊3日入院で子宮内膜全面掻把術。
3月3日に結果説明を受けました。がん化する可能性が高い「異型細胞」が出ました。
これにより病名が「子宮内膜増殖症」から「子宮内膜異型増殖症(体癌の疑いあり)」になって摘出手術が決定しました。
この時から最速で手術できる日が4月20日。20日なら月末までに退院できます。
医療費の自己負担分が抑えられる高額医療費支給制度の適用は「月毎」ですからそれでOK。 GO!!です。
それにしてもコロナ禍の最中に接客仕事しながらの1カ月半待機は長かったです。
年末からまたず~~っとお腹痛いし、掻把後から少量出血も続いているし。
もしコロナ感染したら手術延期になりますよね? 私はねぇーー、とっとと取りたいのよーー!! ってな。

長くなりましたから2回にわけましょうか。
次回は入院手術の時の話にしましょう。
現在は時々ハラがちくちく痛いだけで何事もなく仕事もなく引きこもり、
体力低下と体重増加に怯えつつ過ごしておりますのでご心配は無用ですよん。

あ、摘出したブツの写真見ますぅ??? 通常の子宮は大きめの鶏卵サイズだそうですから、うん、デカイなーー。
モノクロに加工したから生々しくないとおもいますよ(笑)。

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んじゃね。

続きはこちら → 子宮全摘手術のこと。その2。



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