マイホームでは、和室は和風に、洋室は洋風に造ることが多い。例えば和室の窓際にはカーテンではなく障子を付けるなど。
また、現代において和室は一部屋あれば十分という考え方が広まっていて、和室は1部屋だけ持って、他の部屋は洋室にすることが多い。
一方、アパートは和室が多い。2(L)DKで2部屋とも和室だったり、3(L)DKで和室2部屋に洋室1部屋など、和室が複数あることが少なくない。でも最近は洋室が増えてるかな。
また、アパートでは和室に洋の要素が入り混じっていたり、逆に洋室に和の要素が入り混じっていたりすることがよくある。まず和室でも窓際は障子ではなくカーテンであることが多い。和室にもドアが付いていることがある。洋室でも(部屋と部屋の間に)ふすまや障子が付いていることもある。
アパートでは和室は和風に、洋室は洋風にということにこだわらず、間取りレイアウトの都合やコストを抑えることを優先しているようだ。
マイホーム(売り物件)でも和室にドアという例もあるらしい(私が不動産広告会社に勤めていた時そういう間取り図も見た)。その場合「戸ぶすま」と言って和室側にはふすまのようなデザインが施されているかもしれない。
現在は住宅のトイレが和式ということ自体まれだが、アパートでオール洋間なのにトイレは和式という物件もあった。
日本のアパートでは洋室と洋室との間にふすまがあるというのもよくあるけど、欧米ではベッドルーム(日本でいう洋室)とベッドルームの間は壁で区切られていて、ふすまのような引き違い戸で区切ることはないでしょう。欧米はプライバシーを重んじる文化なので、隣の部屋へ直で行けるような造りにするという発想自体なかっただろうし。多目的室だとアコーディオンカーテンがあって部屋を一つにしたり二つに分けたりできるようになっていることもあるかもしれない。
私が小5から中1の1学期まで住んだアパートの例を挙げると、3DKで和室2部屋と洋室1部屋があって、和室と和室の間はふすま、(玄関から見て)左側の和室とダイニングの間は障子、右側の和室と洋室の間はふすま(よく覚えてないけど、洋室側は無地の板だったかもしれない)、洋室とダイニングの間は障子、右側の和室とダイニングの間はドア1枚だけ入る幅があったのでドアだった。
親がマイホームを建てる時、家にあったカーテンのカタログで「和風」というカテゴリーがあって、私はそれを見て和室には和風カーテンを設置するんだろうなと思った。アパートでもその前に住んだ戸建ての借家でも和室もカーテンだったので、窓際に掛けるものと言えばカーテンしか知らなかったので。でもマイホームの和室の窓際は障子になった。
カーテンは洋物(だからマイホームの和室にはカーテンではなく障子)だけど、カーテンのことを日本語で「とばり(戸張、帳、帷)」というから、日本にも似たようなものは昔からあったのだろう。
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