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メアリー・E・ウォーカーの誕生日に寄せて

11月26日は、絵本『せかいでさいしょにズボンをはいた女の子』(キース・ネグレー 作、石井睦美 訳)の主人公になったメアリー・エドワーズ・ウォーカー(1832-1919)の誕生日。

メアリーは医者として活躍し、南北戦争の時は軍医として活躍した。当時、女性はスカートやドレスを着るのが当たり前でズボンをはいてはいけないとされていた中で、彼女はズボンの方が動きやすいからとズボンをはいた。ズボンをはいて街を歩くと、ズボンをはいているという理由だけで逮捕されたこともある。他にも、蝶ネクタイを身に付けるなど男性の服装を取り入れ、生涯のほとんどを男装して過ごしたとも言われている。男装したことで何度か逮捕された。
メアリーは子供のころ学校にもズボンをはいて行った。すると、まねしてズボンをはいて来た女の子もいたという。
メアリーは女性の衣装改革にも積極的に取り組み、作業をする上でズボンの方が動きやすく機能性に優れていることなどを訴え、議論した。

現代でこそ女性がズボンをはくのも普通になっているが、それに対して、男性がスカートをはくのは、私が高3の時スカートをはきたいと言ってお父さんにものすごい剣幕で怒られたように、いけないことだと認識されていて、私はそれに強い疑問を感じる。

女性がズボンをはいて逮捕されるような世の中から、女性がズボンをはくのも普通という世の中に変わったのだから、男性がスカートをはくのも普通という世の中になってほしいし、そういう世の中にしていくためのアクションも起こしたい。
私がスカートをはきたいと言ってお父さんに怒られた時「そんな馬鹿なことよそでは絶対言うな」とも言われたけど、これをお父さんの言う通りにする義務は全くないと思う。男性がスカートをはいてもいいんだよということの宣伝もしていきたい。

ブラジャーは女性だけが着るというのは身体の構造によるものなので納得いく。だがスカートは違う。スカートを女性がはくと健康上問題ないが男性がはくと健康上問題があるわけでもない。女性だけがスカートをはいて男性ははかないというのは社会的慣習に過ぎない。
体を動かす作業をするにはズボンの方がやりやすく、スカートだと不便で、作業内容によってはスカートをはいて行うと危険な場合もある。スカート冬はスカートだと寒いからズボンがいいということもあるだろうし、スカートの方が涼しいから暑い夏にはぴったりということもあるだろう。ズボンとスカート、それぞれのメリットを男女問わず享受できる世の中になってほしい。

私は今は実家に住んでいてスカートを持ってないけど、近いうちに一人暮らしをする予定で、引っ越しが済んだらスカートを買う予定なの。
ズボンをはいて逮捕されながらも信念を貫いて女性のズボン着用に対する意識改革に取り組んだメアリー・エドワーズ・ウォーカー博士に敬意を表して、私は来年から11月26日を毎年恒例でスカートをはく日にしようかしら。

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