日本では「ハーゲンダッツジャパン株式会社」の社名にもあるように「ハーゲンダッツ」の名称が正式に使われています。
一方、英語の「Häagen Dazs」の発音は辞書では普通/ˈhɑːɡəndɑːz/(カタカナにすると「ハーゲンダーズ」に近い発音)と書かれています。しかし、英語版ウィキペディアの「Häagen Dazs」とその会話ページを見てみると、アメリカでも個人差や地域差があるみたいです。
まず「Häagen Dazs」の赤で示した部分は[ɑː]のほかに「apple」の「a」の音[æ]で発音する人もいるそうです。
次に「zs」は濁らず[s]で発音する人もいる。ただ、日本語のように「ツ」になることはないみたいです。
「e」も[ə]のほかに[ɪ]や[o]で発音する(カタカナにすると「ハーギン・・・」または「ハーゴン・・・」という発音)人もいるそうです。
まあ、ハーゲンダッツというのはもともと発音のことは考慮せず作られたネーミングだと言いますからね。
発音との関係もあるので、ハーゲンダッツの工場の話に移りたいと思います。
フランスにヨーロッパで唯一の工場があるっていうのはあんまり似合わない感じがします。創業者はポーランド出身で、ブランドはデンマークなど北欧をイメージしたものだし、それにフランス語ではHを発音しないから(例えばHermes = エルメス)。
でも、フランスに工場がある理由を考えてみると、フランスはヨーロッパの経済的・文化的・地理的にも中心地的存在で、ユーロトンネルでイギリスとも道がつながっていることもあり、物流上の利便性もよく立地にすぐれているんじゃないかなと思います。
ハーゲンダッツを立ち上げた人はポーランド出身だけど、ポーランドはかつて社会主義国家だったので、仮に工場を作ろうとしても厳しかったでしょうね。
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