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英語の「-meter」の付く語、例外的にアクセントが二通りあるもの

11月1日は計量記念日。

計量記念日にちなんで、計量に関する言葉の話題を取り上げたい。

英語における接尾辞「-meter」の付く単語は、単位と2語が直接融合してできた単語を除いて、「-meter」の直前の母音を強く(-meterの付く単語の多くは4音節からなり、この場合アクセントは「弱・強・弱・弱」となる)発音するということを「メートル」、「メーター」と「はかる」で述べた。

しかし、まれに、-meterの直前の母音を強く発音するの(「弱・強・弱・弱」)と、第1音節を一番強く-meterの「me」を二番目に強く発音するの(「1強・弱・2強・弱」)との、二通りのアクセントでの発音の仕方がある単語もあるようだ。最近辞書で偶然見つけた単語なんだけど、下記の単語がそうだ。

altimeter「高度計」
[ælˈtɪmɪtɚ アルティミター](弱・強・弱・弱)/[ˈæltɪˌmiːtɚ アルティミーター](1強・弱・2強・弱)
volumeter「体積計」
[vɑˈljuːmɪtɚ ヴァリューミター/vɑˈluːmɪtɚ ヴァルーミター/voʊˈljuːmɪtɚ ヴォウリューミター/voʊˈluːmɪtɚ ヴォウルーミター](弱・強・弱・弱)/[ˈvɑljəˌmiːtɚ ヴァリュミーター/ˈvɑləˌmiːtɚ ヴァルミーター](1強・弱・2強・弱)

上記の単語が「1強・弱・2強・弱」にも発音されるようになった理由を考えると、-meterの直前の母音の種類にもよるみたい。
「Altimeter」は-meterの直前の母音は「i」なので、-meterの直前に「i」がくるのはcentimeter[ˈsentɪˌmiːtɚ センティミーター]、millimeter[ˈmɪlɪˌmiːtɚ ミリミーター]と言った使用頻度の高い単位に見られるので、その影響もありそうだ。
「Volumeter」は「volume」という単語にひかれて2語の融合という感覚があるからだろう。しかし、「volumemeter」ではないので、2語が直接融合したものとは言えない。
逆に、「kilometer」は単位だが[ˈkɪləˌmiːtɚ キロミーター](「1強・弱・2強・弱」)の他に[kɪˈlɑmɪtɚ キラミター](「弱・強・弱・弱」)とも発音する。これは-meterの直前の母音が計器類の名前によく見られる「o」だからだろう。

「単位かそれ以外(計器など)か」というより、「-meterの直前の母音が何か」によって発音の仕方を使い分けている人もいるのかな。

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