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2009.11.26 琉球新報
「逆もまた真なり」は私が好きな言葉で、座右の銘にしている。というのも、私はもともとあまのじゃくだった。いいことをいやだと言ったり、マイナスなことをいいことのように思ったりすることがあった。たとえば、小6から中学のころ「がんばる」、「挑戦する」といったいいイメージの言葉が嫌いで、逆にあまりいい言葉じゃない「いやだ」が口癖だった。それで先生にしかられたこともあった。でも今思えばそういう考え方もいいかなぁと思う。がんばる、挑戦するっていうことは確かにいいことだけど、いいことだからといって押し付けられること、好きでもないことを挑戦させられるのはいやだし、「がんばれ」って言われて逆にプレッシャーを大きくする人もいる。あと、いやなことを「いやだ」という自己主張は大切なことであり、「いやだ」があまりいい言葉じゃないといっても必要悪の言葉だ。
要するに一般論でいう「良いイメージ」「悪いイメージ」はイコール「絶対善」「絶対悪」ではなく、「がんばる」にしろ「いやだ」にしろその言葉や概念の存在としては中立であり、それらを良く考えるか、悪く考えるかは個人やその時どきの自由だと思う。
さて、あまのじゃくの言い訳っぽく「逆もまた真なり」を語っちゃったけど、「逆は必ずしも真ならず」っていう言葉もある。素直な気持ちも持ってバランスをとりたい。
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