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カンフーレディー

先月ごろ、職場でかかっていたラジオで『カンフーレディー』という曲が流れてきた。

ネットで調べてみたら、1980年の曲で、「ひらけ!ポンキッキ」で使われた曲とのこと。その他、「水曜日のカンパネラ」にも登場したらしいね。

ポンキッキは私もちっちゃいころ見てたけど、『カンフーレディー』は聞いた記憶全然ない。1980年というと私が生まれる前だからね。

『カンフーレディー』という曲の特徴は、中国風のメロディーで、歌の後半部分は中国語の四字熟語がたくさん出てくるの。幼児向けということもあって歌詞は途中まで全部仮名(ひらがなとカタカナ)だけど、四字熟語の部分は全部漢字というギャップ感がある。ユーチューブで中には漢字仮名交じりのものもあったから、そういうバージョンもあるのかな。

四字熟語にはカタカナのルビが付いてるんだけど、中国語の発音からしてこれはちょっと違うなって違和感を感じるのもあるのよね。
私が考えた「すぐる式」中国語カタカナ転写法も交えながら見ていくね。

「青椒肉絲(チンヂャオロースー)」、「麻婆豆腐(マーボウトーフー)」といった料理名も出てくる。

「栄養充足(インヤンツォンツー)」の「栄養」は実際の中国語では「営養」と書き、「インヤン」は「営養」の読みなの。「栄」だと中国語では読みが違って「ロン」(すぐる式では「ジョン」)と読む。日本語では「栄養」でも「営養」でも「えいよう」と読み、一般的には「栄養」を使うけど「営養」という書き方もあって、「営養」は(中国語に倣って)漢方医学で使うことが多いみたい。

「麻婆豆腐(マーボウトーフー)」は「婆」が「ボー」で「豆」が「トウ」の方がいいと思う。すぐる式では「マーポードウフ」ね。ちなみに、「婆」は有気音なので「マーポー」とすべきだけど、日本語ではなぜか「マーボードーフ(マーボードウフ)」で定着してるね。

「交通安全(チャオトンアンチュエ)」と「十全十美(スーチェンスーメイ)」は「全」のルビが違うけど、中国語では両方とも同じ発音だからどっちかに統一した方がいいと思う。すぐる式だとそれぞれ「ヂアオトンアンチュアン」、「シーチュアンシーメイ」ね。

「兄弟姐妹(ションリーシーメイ)」に関しては、まず「弟」は「健康第一(チェンカンティイー)」(すぐる式だと「ヂエンカンディイー」)の「第」と全く同じ読み、次に中国語で「姉」のことは「姐」というのが普通で「姉妹」も「姐妹」と言う点では当たってるけど、「シーメイ
」はどうも日本語の「姉妹(しまい)」と混同したような印象。この曲の歌詞のルビの振り方からすれば「ションティチエメイ」が妥当だろう。すぐる式では「シュオンディヂエメイ」ね。

「七転八起(チーツェンパーチー)」(すぐる式では「チーヂュアンバーチー」)も出てくるけど、もともとは「七転び八起き」で和製漢語だはずだから、中国語で使われてるかどうかは疑問。一応中国語で「七◯八◯」という形のフレーズは多い。

タイトルの『カンフーレディー』は漢字表記の『功夫淑女』も併記されてるのもあるね。

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