みんなの家庭の医学～HAM、総合診療科～

夜の頻尿の正体、ファーストオピニオンは過活動膀胱、国立長寿医療研究センターの吉田正貴先生のセカンドオピニオンは、【HAM（ハム）】（HTLV-1関連脊髄症）、つまり背骨のウイルス感染。この病、便秘、つまずきなどの症状も特徴。

三重大学附属病院総合診療科の竹村洋典先生。症例の患者さんは、肩こりに始まり、鍼灸院に通うと治まったものの、肩こりは再発し、腕の重みや指のしびれも…ファーストオピニオンは頸椎椎間板ヘルニア。その後、何か所か病院の診察を受けるが、異常なしの繰り返し。ある日全身の痛みが発生した。竹村先生の診察を受ける。痛みとしびれが別の場所で現れること、ドライアイ、一人で抱え込みがちな性格であることを確認。セカンドオピニオンは、【線維筋痛症による痛み】と【過換気症候群によるしびれ】。

総合診療科からもう一人、激しい足の腫れに悩む患者さんを取り上げた。彼女は5年前に下肢静脈瘤で手術を受けた経験がある。ファーストオピニオンは蜂窩織炎（ほうかしきえん）。足のむくみが再発したため病院に行くと、血栓が見つかり、入院し血栓を溶かす治療を受ける。しかし退院から2週間後また足がむくみ、日に日に悪化した。そして竹村先生のセカンドオピニオン。彼女の症状の特徴は、むくみは両足で、左足のみ痛み、変色があり、熱を持っている。セカンドオピニオンで見つかった病は【蜂窩織炎】、【静脈不全】そして【リンパ浮腫】。リンパ浮腫になると細菌に感染しやすくなるので、蜂窩織炎原因こそリンパ浮腫にあったという。

今日はセカンドオピニオンで複数の病気が発見された例を二つ見せていたね。

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