10月17日(火)~20日(金)、北海道市場(新ひだか町)にて<オータムセール2006一歳(サラブレッド)>が開催された。
写真:19日(木)の展示風景
今回一番注目を集めたのは、17日(火)に上場されたタカノセクレタリー2005(No.348)。秋華賞(G1)で2冠を達成したカワカミプリンセスの弟(父アグネスデジタル、母タカノセクレタリー)だ。展示から注目を浴び、競りでは1,000万円からスタート。最初は様子見だったが、次第に白熱していき、4,650万円で菅原光太郎氏が落札した。
写真:展示でのタカノセクレタリー2005
写真:セリ中のタカノセクレタリー2005
また、一番白熱した競り合いとなったのは、NO.475のジャングルジュピター。父はスリリングサンデーだが、馬体の良さがピカイチで、多数の購買者の目を釘付けにした。300万円という一声から競りが始まり、7~8人による争奪戦の末、1,550万円(税抜)で落札(購買者:(有)ケイアイファーム)された。
写真:競り直前のジャングルジュピター
写真:落札直前のジャングルジュピター
上記2頭が上場された火曜日午前中の豪雨以外は、概ね晴天にも恵まれ、市場全体としても例年以上の賑わいが感じられた。
これは数字でも表れ、トータル結果は、上場頭数716頭(牡319頭、牝397頭)、売却頭数251頭(牡135頭、牝116頭)、売却率35.06%(牡42.32%、牝29.22%)、売上総額8億3,983万2,000円(税込)、平均価格334万5,944円(税込、牡430万8,111円、牝222万6,181円)を記録し、全ての面で昨年に比べて大幅アップとなった。
>高額上位順リストや全取引結果等はこちらから
過去3年の結果は・・・
2005年度:上場頭数708頭、売却頭数190頭、売却率26.84%、売上総額5億6,461万6,500円(税込)、平均価格297万1,666円
2004年度:上場頭数803頭、売却頭数228頭、売却率28.39%、売上総額7億1,927万1,000円(税込)、平均価格315万4,697円
2003年度:上場頭数755頭、売却頭数227頭、売却率30.07%、売上総額7億5,826万8,000円(税込)、平均価格334万0,388円
上記の数字からも、昨年のどん底状態を脱したと言え、購買者からも「活気が感じられる。」という声が多く聞かれた。
一方、一声での落札または再上場馬も多く、2人以上のお客さんを引き付けられなかった馬にとっては、価格的に厳しい結果となった。
購買登録者数は昨年の300名から大幅に増え、今年は384人を数えた。セレクトセールで6億円馬を落札し話題を集めたグローブエクワインマネージメント(有)やシンガポール購買者など、新規購買者も多数参戦しており、今後に期待が持てる傾向と言えそうだ。
また売却平均額が、初日の538万1,250円から日を追うごとに下がっていくというのも特徴的だった。特に最後の2日間は、ピンフッカーにとって買い易い価格帯になったようだ。
これは偶然だった(高額上位6傑は全て初日に集まった)が、今後の市場運営に大きな示唆を与えたように思う。
例えば、キーンランドセプテンバーセールのように、前半は高価格帯、後半はリーズナブルな価格帯といった特徴を持たせると、購買者にとって狙いを付けやすくなり、より参加し易い市場となるのではないだろうか。
サマーセールでも同様のことが言えるが、是非検討してほしい。
以下、高額上位馬6頭(1,000万円以上)をご紹介する。
No.348 タカノセクレタリーの2005(牡、父アグネスデジタル)
落札価格:4,650万円 購買者:菅原 光太郎 氏
販売申込者:(有)三石川上牧場 コンサイナー:(有)高昭牧場
No.503 IFゴールド(牡、父ステイゴールド、母トゥルーザロッチ)
落札価格:1,700万円 購買者:木村 哲也 氏
販売申込者:愛知ステーブル コンサイナー:愛知ステーブル
No.339 セリーナマン(牡、父マンハッタンカフェ、母セリーナビューティー)
落札価格:1,560万円 購買者:ビッグレッドファーム
販売申込者:前田 宗将 氏 コンサイナー:ハッピーネモファーム
No.475 ジャングルジュピター(牡、父スリリングサンデー、母インザジャングル)
落札価格:1,550万円 購買者: (有)ケイアイファーム
販売申込者:乾 皆雄 氏 コンサイナー:ハッピーネモファーム
No.351 チカリーの17(牡、父キングヘイロー)
落札価格:1,400万円 購買者:田中 昇 氏
販売申込者:(有)マークリ牧場
No.455 ラグジャリーの17(牡、父Street Cry)
落札価格:1,020万円 購買者:(株)ダーハム
販売申込者:(有)矢野牧場
by馬市ドットコム
写真:19日(木)の展示風景
今回一番注目を集めたのは、17日(火)に上場されたタカノセクレタリー2005(No.348)。秋華賞(G1)で2冠を達成したカワカミプリンセスの弟(父アグネスデジタル、母タカノセクレタリー)だ。展示から注目を浴び、競りでは1,000万円からスタート。最初は様子見だったが、次第に白熱していき、4,650万円で菅原光太郎氏が落札した。
写真:展示でのタカノセクレタリー2005
写真:セリ中のタカノセクレタリー2005
また、一番白熱した競り合いとなったのは、NO.475のジャングルジュピター。父はスリリングサンデーだが、馬体の良さがピカイチで、多数の購買者の目を釘付けにした。300万円という一声から競りが始まり、7~8人による争奪戦の末、1,550万円(税抜)で落札(購買者:(有)ケイアイファーム)された。
写真:競り直前のジャングルジュピター
写真:落札直前のジャングルジュピター
上記2頭が上場された火曜日午前中の豪雨以外は、概ね晴天にも恵まれ、市場全体としても例年以上の賑わいが感じられた。
これは数字でも表れ、トータル結果は、上場頭数716頭(牡319頭、牝397頭)、売却頭数251頭(牡135頭、牝116頭)、売却率35.06%(牡42.32%、牝29.22%)、売上総額8億3,983万2,000円(税込)、平均価格334万5,944円(税込、牡430万8,111円、牝222万6,181円)を記録し、全ての面で昨年に比べて大幅アップとなった。
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過去3年の結果は・・・
2005年度:上場頭数708頭、売却頭数190頭、売却率26.84%、売上総額5億6,461万6,500円(税込)、平均価格297万1,666円
2004年度:上場頭数803頭、売却頭数228頭、売却率28.39%、売上総額7億1,927万1,000円(税込)、平均価格315万4,697円
2003年度:上場頭数755頭、売却頭数227頭、売却率30.07%、売上総額7億5,826万8,000円(税込)、平均価格334万0,388円
上記の数字からも、昨年のどん底状態を脱したと言え、購買者からも「活気が感じられる。」という声が多く聞かれた。
一方、一声での落札または再上場馬も多く、2人以上のお客さんを引き付けられなかった馬にとっては、価格的に厳しい結果となった。
購買登録者数は昨年の300名から大幅に増え、今年は384人を数えた。セレクトセールで6億円馬を落札し話題を集めたグローブエクワインマネージメント(有)やシンガポール購買者など、新規購買者も多数参戦しており、今後に期待が持てる傾向と言えそうだ。
また売却平均額が、初日の538万1,250円から日を追うごとに下がっていくというのも特徴的だった。特に最後の2日間は、ピンフッカーにとって買い易い価格帯になったようだ。
これは偶然だった(高額上位6傑は全て初日に集まった)が、今後の市場運営に大きな示唆を与えたように思う。
例えば、キーンランドセプテンバーセールのように、前半は高価格帯、後半はリーズナブルな価格帯といった特徴を持たせると、購買者にとって狙いを付けやすくなり、より参加し易い市場となるのではないだろうか。
サマーセールでも同様のことが言えるが、是非検討してほしい。
以下、高額上位馬6頭(1,000万円以上)をご紹介する。
No.348 タカノセクレタリーの2005(牡、父アグネスデジタル)
落札価格:4,650万円 購買者:菅原 光太郎 氏
販売申込者:(有)三石川上牧場 コンサイナー:(有)高昭牧場
No.503 IFゴールド(牡、父ステイゴールド、母トゥルーザロッチ)
落札価格:1,700万円 購買者:木村 哲也 氏
販売申込者:愛知ステーブル コンサイナー:愛知ステーブル
No.339 セリーナマン(牡、父マンハッタンカフェ、母セリーナビューティー)
落札価格:1,560万円 購買者:ビッグレッドファーム
販売申込者:前田 宗将 氏 コンサイナー:ハッピーネモファーム
No.475 ジャングルジュピター(牡、父スリリングサンデー、母インザジャングル)
落札価格:1,550万円 購買者: (有)ケイアイファーム
販売申込者:乾 皆雄 氏 コンサイナー:ハッピーネモファーム
No.351 チカリーの17(牡、父キングヘイロー)
落札価格:1,400万円 購買者:田中 昇 氏
販売申込者:(有)マークリ牧場
No.455 ラグジャリーの17(牡、父Street Cry)
落札価格:1,020万円 購買者:(株)ダーハム
販売申込者:(有)矢野牧場
by馬市ドットコム