【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com

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JRA日本中央競馬会購買馬(セレクトS&セレクションS)が日高育成牧場へ入厩

2008年07月31日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
7月30日(水)、JRA日本中央競馬会により【セレクトセール】と【セレクションセール】にて購買された17頭のうちの15頭が、JRA日高育成牧場へ入厩した。
※残りの2頭については、8月5日(火)にJRA宮崎牧場へ出発する予定となっている。
JRA購買馬一覧(牧場在籍育成馬一覧)へ

この日、入厩馬達は個体確認と検査、写真撮影された後に放牧された。今後は、昼夜放牧を経て来月上旬からの馴致に備える。


写真:個体確認の様子


写真:写真撮影の様子

ちなみに、JRAがこれまでに購買したセリ市場と購買頭数は下記のとおり。

 ■九州市場(購買頭数:1頭)

 ■八戸市場(購買頭数:4頭)

 ■セレクトセール(購買頭数:3頭)

 ■セレクションセール(購買頭数:14頭)

 ■JRA購買馬一覧(牧場在籍育成馬一覧)

※九州市場および八戸市場で購買した5頭については、すでにJRA宮崎育成牧場(Big Dream Stables)に入厩済み。
入厩についてのニュースへ
※今回入厩したうち牡馬4頭については、9月にJRA宮崎育成牧場へ移動する予定。

入厩馬達はこのあと、来年4月下旬に開催される【JRAブリーズアップセール】に向けて育成・調教される。
なお、サマーセールでは58頭を購買する予定となっている。

【セレクションセールでの牡馬最高額馬 No.78】

牡 栗 2007/4/28生
父ボストンハーバー 母インキュラブルロマンティック(母父Stop the Music)
落札価格:1,500万円(税別)
販売者・生産牧場:笹島 政信 氏
コンサイナー:(有)チェスナットファーム
本馬のブラックタイプへ

写真:本馬の落札シーン


【セレクションセールでの牝馬最高額馬 No.238】

牝 黒鹿 2007/1/31生
父フジキセキ 母ベーゼドフラーム(母父オペラハウス)
落札価格:700万円(税別)
販売者・生産牧場:(有)杵臼牧場
コンサイナー:田中スタッド
本馬のブラックタイプへ

 <参考>
  ・JRA育成馬一覧
  ・JRA育成馬日誌
  ・JRAブリーズアップセール情報ページ

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【ブラックタイド】がブリーダーズSSにて種牡馬入り

2008年07月31日 | 馬産地情報
JRA日本中央競馬会は31日(木)、「ブラックタイド(牡7)は、8月1日付で競走馬登録を抹消し、今後はブリーダーズスタリオンステーション(北海道日高町)にて種牡馬となる予定」と発表した。
JRAニュースへ


写真:スプリングステークス(Photo by JRA)

ブラックタイドは、父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア、母父Alzaoという血統。全弟には、ディープインパクト(社台スタリオンステーション)やオンファイア(優駿スタリオンステーション)がいる。

本馬は、2001年度セレクトセールにて9,700万円で購買(購買者:金子真人氏)され、2003年12月にデビュー。G2スプリングステークスなど、通算22戦3勝(重賞1勝)という成績をおさめた。

生産地では、血統背景もさることながら弟達以上の馬格が大いに評価され、生産関係者の注目が集まっている。

 <繋養先>
   ブリーダーズスタリオンステーション
   住所:日高町富川東2丁目
   電話:01456-2-0945

 <事務局>
  ・㈱サラブレッドブリーダーズクラブ
   住所:日高町富川東3-3-1
   電話:01456-2-2121

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【HBAサマーセール2008(一歳)】の全上場馬(1,273頭)が正式確定!

2008年07月30日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
HBA日高軽種馬農業協同組合は29日(火)、【HBAサマーセール2008(一歳、8月18日(月)~22日(金)開催)】の再申込馬62頭(セレクションS&八戸市場から)を確定させ、「全1,273頭のラインアップになった」と発表した。
※昨年は1,306頭。

上場頭数の内訳は下記のとおり。

 ■8月18日:252頭
 ■8月19日:258頭
 ■8月20日:254頭
 ■8月21日:252頭
 ■8月22日:257頭(セレクションS&八戸市場からの再申込62頭)
 ⇒詳しくはサマーセール情報ページへ

上場予定馬には、シンボリインディの半妹「ゲーリックチューンの2007(byキングカメハメハ)」や、メイショウドトウの半妹「プリンセスリーマの2007(父キングカメハメハ)」などの良血馬も多数ラインアップされている。
オンラインカタログはサマーセール情報ページにて

なお、上場馬名簿の完成は8月上旬頃が予定されている。

当セールは、上場頭数1千頭を超える国内最大規模の競り市場。故に、非常にバリエーションに富む内容となっており、これまでにカルストンライトオ、ダンツフレーム、マチカネフクキタル、マイネルレコルト、マイネルレーニア、マイネルスケルツィなどを送り出している。

 <セールに関する問合せ先>

  HBA日高軽種馬農業協同組合・北海道市場
  〒056-0002 北海道日高郡新ひだか町静内神森175-2
  TEL:0146-45-2133
  FAX:0146-45-2095

 【HBAサマーセール2008開催概要】

  ■開催日:平成20年8月18日(月)~22日(金)

  ■時間:AM8時30分~比較展示、PM1時~セリ開始

  ■サマーセール情報ページ

  ■開催場所:北海道市場(新ひだか町静内神森175-2)

  ■主催:HBA日高軽種馬農業協同組合(TEL: 0146-45-2133)

 
 写真:HBAサマーセール2007競り会場風景

<参考>
 ・北海道市場
 ・サマーセール情報ページ

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【タヤスツヨシ】が放牧中の事故により死亡

2008年07月29日 | 馬産地情報
29日(火)、ブリーダーズスタリオンステーション(北海道日高町)に繋養されていた【タヤスツヨシ】が、「放牧地に向かう途中の馬道にて立ち上がり、バランスを崩して転倒した際に右大腿骨を複雑骨折」により死亡(安楽死処分)した。16歳だった。
JRA発表ニュース

本馬は、父サンデーサイレンス、母マガロ、母父Caro)という血統。サンデーサイレンスの初年度産駒として1995年の日本ダービーを制覇するなど通算成績13戦4勝(重賞2勝)をあげ、1996年に社台スタリオンステーションにて種牡馬入り。

種牡馬として、ダービーグランプリ(交流G1)を勝ったマンオブパーサー、ユニコーンS(G3)を勝ったナスダックパワーや、東京ダービー(南関東G1)を制したビービートルネード、オーストラリアのヴィクトリアオークス(豪G1)を制したホロービュレットなどを輩出した。

ブリ-ダーズスタリオンステーションには2005年に移動し、今年も79頭の種付けを行なうなど人気種牡馬の1頭として親しまれていた。

【タヤスツヨシ】

父サンデーサイレンス 母マガロ(母父Caro)
2008年度Fee:50万円(受胎条件)、80万円(出産条件)
競走成績:13戦4勝(重賞2勝、Jpn1日本ダービー)。
種牡馬成績:1996年より供用開始。シャトルとして豪州でも供用。
代表産駒:マンオブパーサー(Jpn1ダービーG)、ホローブリット(G1VRCオークス)など。

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写真で見る【セレクションセール2008(一歳)】(高額上位10頭の写真等)

2008年07月28日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
※22日(火)に報告した【セレクションセール2008(一歳)結果速報】の補足です。

7月22日(火)、北海道市場(新ひだか町静内神森)にて【セレクションセール2008(一歳)】が開催された。

昨年同様、前日の21日(月)には【前日展示(10時~17時)】が実施され、多数の購買関係者が精力的に各馬のチェックを行う姿がみられた。今年からは比較展示時間も設けられ(12時~15時)、昨年以上に活気のある1日となった。


写真:厩舎エリアでの下見風景

22日(火)は、午前8時半から比較展示がスタート。購買登録者数271名を記録したとおり、「予想以上の客入りだね!」という声が飛び交う活気ある雰囲気に包まれた。


写真:比較展示風景

午後1時より競りがスタート。松橋康彦氏・松岡俊道氏・坂田博昭氏の3名がローテーションで鑑定人を務めた。


写真:セリステージ

結果概要は、上場頭数228頭(牡147、牝81)、売却頭数107頭(牡82、牝25)、売却率46.9%、売上総額11億5,762万5,000円(税込)、平均価格1,081万8,925円(税込)だった。

※参考:昨年の結果は・・・
上場頭数197頭(牡135、牝62)、売却頭数128頭(牡90、牝38)、売却率64.97%、売上総額15億8,235万円(税込)、平均価格1,236万2,109円(税込)。

最高額馬は、全兄にフジサイレンスをもつNO.165「ダイワラブリーの2007(byフジキセキ)」で、2,900万円(税抜)で落札(落札者:Dr.K C Tan氏)された。
結果一覧はこちら(種牡馬順や高額順など)


写真:最高額馬の落札シーン

落札したDr.K C Tan氏は、シンガポールの外科医。今回のセールでは、数頭を購入する予定だったが、「どうしてもこの馬がほしかった」ということから、予算の全てを投資したとのこと。今後は、来年まで日本で調教し、2歳でシンガポールに輸送、明け3歳でデビューする予定となっている。


写真:落札を喜ぶ関係者
※左から、清水孝志氏(清水スタッド)、Dr.K C Tan氏、Michael J Clements

以下、高額上位馬10頭をご紹介する。

【No.165 ダイワラブリーの2007】

牝 黒鹿 2007/3/28生
父フジキセキ 母ダイワラブリー(母父マルゼンスキー)
落札者:Dr.K C Tan氏
落札額:2,900万円(税別)
販売申込者・生産牧場:清水スタッド
コンサイナー:(株)ハッピーネモファーム


【No.98 オレンジジャスミンの2007】

牡 鹿 2007/3/23生
父キングカメハメハ 母オレンジジャスミン(母父Masterclass)
落札者:ダーレージャパン(株)
落札額:2,550万円(税別)
販売申込者・生産牧場:(株)タイヘイ牧場


【No.45 レッドレス07】

牡 黒鹿 2007/2/19生
父クロフネ 母レッドレス(母父Storm Cat)
落札者:島川 隆哉 氏
落札額:2,350万円(税別)
販売申込者・生産牧場:(有)飛野牧場


【No.88 エイシンアイノウタの2007】

牝 青 2007/4/22生
父ロージズインメイ 母エイシンアイノウタ(母父サンデーサイレンス)
落札者:平井 宏承 氏
落札額:2,350万円(税別)
販売申込者・生産牧場:小河 豊水 氏
コンサイナー:(有)チェスナットファーム


【No.218 フジャブの2007】

牡 鹿 2007/4/21生
父サクラバクシンオー 母フジャブ(母父Woodman)
落札者:平井 宏承 氏
落札額:2,300万円(税別)
販売申込者・生産牧場:(株)タイヘイ牧場


【No.118 サスペンスクイーン2007】

牡 鹿 2007/3/11生
父ワイルドラッシュ 母サスペンスクイーン(母父Woodman)
落札者:ダーレージャパン(株)
落札額:2,100万円(税別)
販売申込者・生産牧場:(有)服部牧場


【No.158 むさし】

牡 栗 2007/4/13生
父ネオユニヴァース 母タイキミステリー(母父Green Forest)
落札者:(有)コスモヴューファーム
落札額:2,100万円(税別)
販売申込者・生産牧場:(有)平野牧場


【No.81 インバレルの2007】

牡 黒鹿 2007/2/25生
父ファルブラヴ 母インバレル(母父Slew o' Gold)
落札者:(株)BOBOS
落札額:2,000万円(税別)
販売申込者・生産牧場:(有)本間牧場


【No.50 レディフェアリーの2007】

牡 鹿 2007/4/6生
父ネオユニヴァース 母レディフェアリー(母父Fairy King)
落札者: ノーザンファーム
落札額:1,900万円(税別)
販売申込者・生産牧場:(有)市川牧場


【No.31 ラパシオンの19】

牡 黒鹿 2007/2/19生
父ネオユニヴァース 母ラパシオン(母父ノーザンテースト)
落札者:(株)河長産業
落札額:1,860万円(税別)
販売申込者・生産牧場:(有)絵笛牧場
コンサイナー:(有)チェスナットファーム

結果一覧はこちら(種牡馬順や高額順など)

非常に活気ある雰囲気で臨んだセリだったが、昨年比では売却頭数21頭減、売却率18.1%減、売却総額(税込)4,247万3,000円減、平均額(税込)154万3,184円減と、全ての項目でポイントを落とす結果となった。

価格帯別の内訳(税別)は、3000万円以上が0頭(昨年6頭)、3000万未満~2000万円以上が8頭(昨年12頭)、2000万未満~1000万が39頭(昨年40頭)、1000万未満~500万が55頭(昨年62頭)、500万未満が5頭(昨年8頭)で、特に高価格帯への購買パワーがダウンしている。
※昨年はある大物バイヤーの急遽参戦で、異常に競り上がったケースもあったが。

当セールでは、今年度より選定基準をこれまでの「馬体重視」から「血統重視」へシフトし、定められた「血統の選定基準」をクリアした馬はほぼ合格し、例年を大きく上回る上場頭数となった。このことは当然、例年では馬体の面で落とされていた馬も拾われていることとなり、比較展示を一通り見た購買者からは「なんで選定されているの?という馬も結構いるね。実馬検査をしっかりする、というのがセレクションセールの良さで、セレクトセールと差別化できる点だと思うんだけど・・・」という声が多く聞かれていた。

当セールで購買される頭数が100~120頭で推移している現状を考えると、選定方法および選定頭数をもう一度熟考し直す必要がありそうだ。また、「国内非居住者の馬主登録」が近い将来認められることも視野に入れ、購買者層の厚みを増していくグローバルな活動もより積極的に行っていくことが急務だと思う。

また、市場取引馬奨励賞廃止による影響については「確実にある」という声が多い。これは、セレトセールでも見受けられたが、「再上場」が激減していることにも表れている。購買者側からは、「セリで買うメリットがなくなったので、再上場せずにこの場で決めてしまう」という声も多く聞かれており、改めて競りで買うメリットを訴求していくことも急務の課題だと思う。

あと、リザーブ方式の見直しも必要だ。スタート価格とリザーブ価格があまりにも乖離しているケースが多々あり、購買者からは「明らかに声がかかっていないのに価格が永遠にあがり続けているのは、茶番劇を見ているようで不快。それに、セリ終了時間が遅すぎる・・・」との声があがっていた。リザーブ方式および価格の設定に関しては、主催者側も上場者側もより熟考する必要がありそうだ。

結果一覧はこちら(種牡馬順や高額順など)

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