4月14日(月)、JRA日高育成牧場(北海道浦河郡浦河町字西舎)にて、【2008 JRAブリーズアップセール】上場予定馬の展示会【JRA育成馬展示会】が開催され、多くの購買関係者(中央調教師他)や生産者で賑わった。
この展示会は、JRA日本中央競馬会が全国の1歳市場で購買し育成した【JRA育成馬】のお披露目会である。昨年にJRAが購買した80頭の1歳馬は、日高育成牧場(56頭)と宮崎育成牧場(24頭)に分かれ、先進の育成研究とそれぞれの特徴を活かした調教計画に基づいて育成・調教が実施され、【2008 JRAブリーズアップセール】へ上場される。
【JRAブリーズアップセール】の発足前は、抽選によって希望する馬主へ売却・配布するという「抽選馬制度」が実施され、この抽選馬からはイソノルーブル(日高育成牧場出身)やタムロチェリー(宮崎育成牧場出身)などのG1馬を輩出した。
セリ方式で売却されるようになったのは2005年度からで、選定技術と育成技術の高さに加え、「徹底した情報開示」が好結果に繋がっている。当セールからは、ダイワパッション(G2フィリーズレビュー、日高育成牧場出身)やハロースピード(日高育成牧場出身)、アマノチェリーラン(日高育成牧場出身)、エイシンイッテン(宮崎育成牧場出身)などが輩出されている。
⇒年度別セール結果へ
また、当セールの欠場馬および主取馬は、「ひだかトレーニングセール」または「千葉サラブレッドセール」に上場される。ひだかトレーニングセールで売却されたJRA育成馬からは、さきの桜花賞に駒を進めたデヴェロッペ(日高育成牧場出身)などがいる。
⇒JRA育成牧場出身の活躍馬紹介へ
さて、本日14日に展示されたのは、JRA日高育成牧場で育成されている56頭の2歳馬たち。
※JRA宮崎育成牧場の展示会は3月24日に実施済み。⇒当日の様子へ
午前10時から開始された「比較展示(4班56頭)」では、購買候補馬を真剣な面持ちでさがす馬主・調教師や、生産馬の成長に目を細める生産者の姿がみられた。
写真:比較展示風景
比較展示後、3班22組(43頭)に分かれて「騎乗供覧」が行われ、日々の調教成果が披露された。調教タイムは、概ね1F14秒前後であった。
写真:騎乗供覧風景
また上記に加え、来場者への昼食サービスやパネル展示会、調教施設や生産育成研究室が見学できるバスツアーも実施された。
写真:昼食サービスとパネル展示会の様子
各育成馬はこの後、4月28日(月)に開催される【2008 JRAブリーズアップセール】に向けて引き続き調整される。
⇒上場馬一覧などのセール情報へ
※JRA日高育成牧場注目馬は、次回Vol.2にてご紹介します。
【JRA日高育成牧場・坂本浩治業務課長のコメント】
本年は例年になく寒さの厳しい冬でしたが、12月から屋内坂路馬場利用し、春の訪れとともに3月下旬から屋外1600mダートトラックを使用することで、十分に乗り込むことができました。日程的な余裕を持って育成馬展示会に望めたことで、騎乗供覧では楽な手応えで、馬の走りたい気持ちをためた、力あふれる動きを披露することができたものと思っております。
育成馬にとってはこの展示会が育成牧場を旅立つ節目の日となりますが、同時に鞍上には卒業騎乗となるBTC(軽種馬育成調教センター)の研修生も含まれていました。日高育成牧場では、ここまで彼らに育成の実践研修の場を提供してきましたが、その成果を遺憾なく発揮してくれたと思います。
馬の管理面では、若駒の成長に合わせた調教メニュー作成やバランスのよい飼料の提供、加えて馬の精神面の「ハッピーとフレッシュ」に留意し、コンディションに応じた個体ごとの調整により、すべての馬が競走馬としてのスタートラインに立てるよう努力しています。
【2008 JRAブリーズアップセール】への皆様のお越しをお待ちしております。
【2008 JRAブリーズアップセール開催概要】
■セール名称 : 2008 JRAブリーズアップセール
~第4回JRA育成馬調教セール~
■日 時 : 2008年4月28日(月) 9:00~17:00
■場 所 : 中山競馬場
■主 催 : JRA日本中央競馬会
■売却方法 : セリ方式(事前に騎乗供覧および個体展示を実施)
■売却対象者 : JRAの登録を受けた馬主の方
■上場予定数 : 75頭(3/31現在、一覧へ)
写真:「2006 JRAブリーズアップセール」開催風景
<参考>
・JRA育成馬日誌
・JRAブリーズアップセール
by 馬市ドットコム
この展示会は、JRA日本中央競馬会が全国の1歳市場で購買し育成した【JRA育成馬】のお披露目会である。昨年にJRAが購買した80頭の1歳馬は、日高育成牧場(56頭)と宮崎育成牧場(24頭)に分かれ、先進の育成研究とそれぞれの特徴を活かした調教計画に基づいて育成・調教が実施され、【2008 JRAブリーズアップセール】へ上場される。
【JRAブリーズアップセール】の発足前は、抽選によって希望する馬主へ売却・配布するという「抽選馬制度」が実施され、この抽選馬からはイソノルーブル(日高育成牧場出身)やタムロチェリー(宮崎育成牧場出身)などのG1馬を輩出した。
セリ方式で売却されるようになったのは2005年度からで、選定技術と育成技術の高さに加え、「徹底した情報開示」が好結果に繋がっている。当セールからは、ダイワパッション(G2フィリーズレビュー、日高育成牧場出身)やハロースピード(日高育成牧場出身)、アマノチェリーラン(日高育成牧場出身)、エイシンイッテン(宮崎育成牧場出身)などが輩出されている。
⇒年度別セール結果へ
また、当セールの欠場馬および主取馬は、「ひだかトレーニングセール」または「千葉サラブレッドセール」に上場される。ひだかトレーニングセールで売却されたJRA育成馬からは、さきの桜花賞に駒を進めたデヴェロッペ(日高育成牧場出身)などがいる。
⇒JRA育成牧場出身の活躍馬紹介へ
さて、本日14日に展示されたのは、JRA日高育成牧場で育成されている56頭の2歳馬たち。
※JRA宮崎育成牧場の展示会は3月24日に実施済み。⇒当日の様子へ
午前10時から開始された「比較展示(4班56頭)」では、購買候補馬を真剣な面持ちでさがす馬主・調教師や、生産馬の成長に目を細める生産者の姿がみられた。
写真:比較展示風景
比較展示後、3班22組(43頭)に分かれて「騎乗供覧」が行われ、日々の調教成果が披露された。調教タイムは、概ね1F14秒前後であった。
写真:騎乗供覧風景
また上記に加え、来場者への昼食サービスやパネル展示会、調教施設や生産育成研究室が見学できるバスツアーも実施された。
写真:昼食サービスとパネル展示会の様子
各育成馬はこの後、4月28日(月)に開催される【2008 JRAブリーズアップセール】に向けて引き続き調整される。
⇒上場馬一覧などのセール情報へ
※JRA日高育成牧場注目馬は、次回Vol.2にてご紹介します。
【JRA日高育成牧場・坂本浩治業務課長のコメント】
本年は例年になく寒さの厳しい冬でしたが、12月から屋内坂路馬場利用し、春の訪れとともに3月下旬から屋外1600mダートトラックを使用することで、十分に乗り込むことができました。日程的な余裕を持って育成馬展示会に望めたことで、騎乗供覧では楽な手応えで、馬の走りたい気持ちをためた、力あふれる動きを披露することができたものと思っております。
育成馬にとってはこの展示会が育成牧場を旅立つ節目の日となりますが、同時に鞍上には卒業騎乗となるBTC(軽種馬育成調教センター)の研修生も含まれていました。日高育成牧場では、ここまで彼らに育成の実践研修の場を提供してきましたが、その成果を遺憾なく発揮してくれたと思います。
馬の管理面では、若駒の成長に合わせた調教メニュー作成やバランスのよい飼料の提供、加えて馬の精神面の「ハッピーとフレッシュ」に留意し、コンディションに応じた個体ごとの調整により、すべての馬が競走馬としてのスタートラインに立てるよう努力しています。
【2008 JRAブリーズアップセール】への皆様のお越しをお待ちしております。
【2008 JRAブリーズアップセール開催概要】
■セール名称 : 2008 JRAブリーズアップセール
~第4回JRA育成馬調教セール~
■日 時 : 2008年4月28日(月) 9:00~17:00
■場 所 : 中山競馬場
■主 催 : JRA日本中央競馬会
■売却方法 : セリ方式(事前に騎乗供覧および個体展示を実施)
■売却対象者 : JRAの登録を受けた馬主の方
■上場予定数 : 75頭(3/31現在、一覧へ)
写真:「2006 JRAブリーズアップセール」開催風景
<参考>
・JRA育成馬日誌
・JRAブリーズアップセール
by 馬市ドットコム