4月27日(月)、JRA中山競馬場にて【2009 JRAブリーズアップセール】が開催された。
※ここでは、27日の競り終了後にお伝えした【2009JRAブリーズアップセール結果速報】の補足として、「競りの流れ」や「全落札馬写真」等を、数回に分けてご紹介する。
今年で5回目を迎える当セールは、2008年度取引馬・セイウンワンダーが朝日杯フューチュリティSを制して注目を集めたことや、台付価格を例年よりも抑えたことにより、昨年を大きく上回る購買登録を集めた。(164名、昨年114名)
上場馬が滞在する厩舎エリアでは、早朝から多くの購買関係者が、精力的に候補馬をチェックしてまわる姿が見られた。
写真:セール当日早朝の厩舎周辺の様子
また、開催日までの事前下見においても、例年以上の購買関係者が訪れており、市場関係者は手応えを感じながらセール当日を迎えた。
写真:前日の比較展示リハーサル(事前下見する購買関係者も多かった)
心地よい晴天のもと、午前9時から騎乗供覧が開始。購買関係者は、4階屋内スタンドから各馬の動きを注意深くチェックした。例年同様に騎乗供覧は、ダートコースにて1ハロン13秒ペースを目安に、「速いタイムを出すのではなく、より良い走行フォームをご覧いただく」ことに主眼をおいて行われた。
上場各馬は約11頭ずつ7鞍に分かれ、誘導馬に先導されて馬場入場し返し馬をおこなったあと、向こう正面から単走でスタートした。タイムは2Fから計測され、ゴール板を過ぎてすぐに公表された。騎乗者には、JRA職員や生徒以外に、國分優作騎手などのJRA騎手の名前も見られた。
写真:誘導馬とともに入場する上場馬
疾病を発症していた2頭は騎乗供覧は実施せず、また、過去に発症した疾病のため調教進度が遅れている馬については、他馬よりも遅いスピード(18秒-15秒)で実施され、事前に理由等が詳細に公表された。
⇒タイム表など各上場馬情報はこちらから
全体的な調教タイムは、昨年に比べてゆっくりペースであった。参考までに、ラスト1Fタイムの一番時計は【No.22-ウメノディオンの07(byサニングデール)】が計測した11秒2だった。本馬は2F合計タイムでも23秒5をマークし、こちらもトップタイムであった。
写真:ラスト1Fで一番時計を計測した【ウメノディオンの07】
[騎乗者:丸山元気騎手、タイム:12秒3⇒11秒2]
騎乗供覧後、装鞍所において比較展示が行われた。欠場馬4頭を除く76頭が5組に分かれて展示され、購買関係者は動きの良かった馬を中心に、馬体や肢元の状態等をじっくりと吟味した。比較展示で特に注目を集めていたのは、馬体・動きともに抜群だった【No.60-スイートフェローズの07(byタニノギムレット)】、そしてセイウンワンダーの全妹【No.17-セイウンクノイチの07(byグラスワンダー)】だった。
写真:比較展示風景
また、比較展示会場内には「個体情報開示室(レポジトリー)」が設置され、購買関係者はレントゲンや内視鏡映像などをチェック、担当職員は各馬の個体情報などの質問に対応していた。
そして、いよいよ午後1時より競りが開始!
続きはVol.2にてお伝えします。
※Vol.2以降は、POG情報もかねて落札全馬の写真を掲載していく予定です。
写真:セリ開始の挨拶をする馬事部生産育成対策担当理事・水野豊香氏
⇒結果概要と各馬の結果表はこちら
<参考>
・JRAブリーズアップセール総合情報ページ
by 馬市ドットコム
※ここでは、27日の競り終了後にお伝えした【2009JRAブリーズアップセール結果速報】の補足として、「競りの流れ」や「全落札馬写真」等を、数回に分けてご紹介する。
今年で5回目を迎える当セールは、2008年度取引馬・セイウンワンダーが朝日杯フューチュリティSを制して注目を集めたことや、台付価格を例年よりも抑えたことにより、昨年を大きく上回る購買登録を集めた。(164名、昨年114名)
上場馬が滞在する厩舎エリアでは、早朝から多くの購買関係者が、精力的に候補馬をチェックしてまわる姿が見られた。
写真:セール当日早朝の厩舎周辺の様子
また、開催日までの事前下見においても、例年以上の購買関係者が訪れており、市場関係者は手応えを感じながらセール当日を迎えた。
写真:前日の比較展示リハーサル(事前下見する購買関係者も多かった)
心地よい晴天のもと、午前9時から騎乗供覧が開始。購買関係者は、4階屋内スタンドから各馬の動きを注意深くチェックした。例年同様に騎乗供覧は、ダートコースにて1ハロン13秒ペースを目安に、「速いタイムを出すのではなく、より良い走行フォームをご覧いただく」ことに主眼をおいて行われた。
上場各馬は約11頭ずつ7鞍に分かれ、誘導馬に先導されて馬場入場し返し馬をおこなったあと、向こう正面から単走でスタートした。タイムは2Fから計測され、ゴール板を過ぎてすぐに公表された。騎乗者には、JRA職員や生徒以外に、國分優作騎手などのJRA騎手の名前も見られた。
写真:誘導馬とともに入場する上場馬
疾病を発症していた2頭は騎乗供覧は実施せず、また、過去に発症した疾病のため調教進度が遅れている馬については、他馬よりも遅いスピード(18秒-15秒)で実施され、事前に理由等が詳細に公表された。
⇒タイム表など各上場馬情報はこちらから
全体的な調教タイムは、昨年に比べてゆっくりペースであった。参考までに、ラスト1Fタイムの一番時計は【No.22-ウメノディオンの07(byサニングデール)】が計測した11秒2だった。本馬は2F合計タイムでも23秒5をマークし、こちらもトップタイムであった。
写真:ラスト1Fで一番時計を計測した【ウメノディオンの07】
[騎乗者:丸山元気騎手、タイム:12秒3⇒11秒2]
騎乗供覧後、装鞍所において比較展示が行われた。欠場馬4頭を除く76頭が5組に分かれて展示され、購買関係者は動きの良かった馬を中心に、馬体や肢元の状態等をじっくりと吟味した。比較展示で特に注目を集めていたのは、馬体・動きともに抜群だった【No.60-スイートフェローズの07(byタニノギムレット)】、そしてセイウンワンダーの全妹【No.17-セイウンクノイチの07(byグラスワンダー)】だった。
写真:比較展示風景
また、比較展示会場内には「個体情報開示室(レポジトリー)」が設置され、購買関係者はレントゲンや内視鏡映像などをチェック、担当職員は各馬の個体情報などの質問に対応していた。
そして、いよいよ午後1時より競りが開始!
続きはVol.2にてお伝えします。
※Vol.2以降は、POG情報もかねて落札全馬の写真を掲載していく予定です。
写真:セリ開始の挨拶をする馬事部生産育成対策担当理事・水野豊香氏
⇒結果概要と各馬の結果表はこちら
<参考>
・JRAブリーズアップセール総合情報ページ
by 馬市ドットコム