【ディープスカイ】が繋養先に到着

８月３０日に札幌競馬場で引退式を終えた【ディープスカイ】が、同日午後８時半、種牡馬として繋養される「ダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックス」（北海道日高町富浜）に到着した。到着時の体重は５２８ｋｇで、隣の馬房にいるファンタスティックライトに臆することもなく、悠然と過ごしているとのことだ。
⇒引退式の様子


写真：ディープスカイ（2009/9/2撮影）

ディープスカイは、父アグネスタキオン、母アビ、母父Chief's Crownという血統で、３歳時にG1ＮＨＫマイルＣとG1日本ダービーの変則２冠を制するなど、通算１７戦５勝（重賞４勝）という成績をおさめた。本馬は、秋競馬に向けて調整中だった函館競馬場において左前浅屈腱炎を発症し、８月１９日（水）に引退が発表、８月２１日（金）に「ダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックス」で種牡馬入りすることが発表されていた。今後は、急逝したアグネスタキオンの後継種牡馬として期待がかかる。
⇒種牡馬入りのニュース


写真：ディープスカイ（2009/9/2撮影）

繋養先となる「ダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックス」（北海道日高町富浜）ではこれまでに、人気種牡馬アドマイヤムーンやアルカセット、ファンタスティックライトなど７頭の種牡馬が繋養されている。
⇒今年のスタリオンパレードの様子
⇒種牡馬ラインアップ

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ＪＲＡ育成馬日誌に新たに「生産編」が追加に

１歳セールでの購買から「ＪＲＡブリーズアップセール」までの育成過程をレポートする「ＪＲＡ育成馬日誌」に、「生産編」と題し、新たに「ＪＲＡ日高育成牧場生産馬の近況」についても報告されることとなった。これは、「生産に関して実施している各種研究を生産界に広く普及することと、再来年のＪＲＡブリーズアップセールに上場する生産馬について知ってもらうこと」が主目的となっている。

ＪＲＡでは１０年前から、生産した研究馬を利用して栄養・繁殖および運動生理に関する基礎研究を行っており、昨年からはその研究成果をベースに母馬のお腹の中から競走馬までの一貫した育成研究を開始した。この研究では、今年度生まれた７頭の産駒を１歳セールで購買した馬と同様に「ＪＲＡブリーズアップセール」まで育成し、その間の様々なデータを集積・検証される。得られた研究成果は、生産地にフィードバックされる予定となっている。

上記の内容の一部が、ＪＲＡ育成馬日誌の生産編において報告されており、その第１回目は「出産」について触れられている。
⇒詳しくはＪＲＡ育成馬日誌
⇒ＪＲＡ育成馬一覧
⇒ＪＲＡブリーズアップセール情報ページ


写真：ＪＲＡ育成馬日誌より

　＜参考＞
　　・ＪＲＡ育成馬一覧
　　・ＪＲＡ育成馬日誌
　　・ＪＲＡブリーズアップセール情報ページ

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