【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com

【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】と【種牡馬】に関する最新情報を中心に毎日お届けしております!!!

【バブルガムフェロー】が死亡

2010年04月27日 | 馬産地情報
(株)サラブレッドブリーダーズクラブは2010年4月27日、「ブリーダーズスタリオンステーション繋養種牡馬バブルガムフェローは、2010年4月26日午後8時40分、肺炎により死亡しました」と発表した。17歳だった。

同クラブからは、「本馬は、先月より熱発が続き、担当獣医師が治療にあたっておりましたが、症状が改善せず、4月上旬に肺炎との診断を受けました。その後、種付業務を完全休業し、治療に専念しておりましたが、その甲斐もなく昨晩死亡しました。本年の種付頭数は7頭でした。これまで本馬を応援してくださったファンの方々、ご支援いただいた馬主はじめ関係各位にお礼申し上げます。本馬の冥福を心よりお祈りいたします」とのコメントが出されている。

バブルガムフェローは、父サンデーサイレンス、母バブルカンパニー(母父Lyphard)という血統。1995年10月にデビューし2戦目で初勝利をあげ、その後は3連勝でG1-朝日杯3歳ステークス(現2歳)を制覇し、JRA最優秀3歳牡馬(現2歳)に選出された。翌1996年のクラシックの主役として期待されていたが皐月賞前に骨折が判明し、春のクラシックを断念、秋は菊花賞を目指さず毎日王冠を経て挑戦したG1-天皇賞(秋)では4歳馬(現3歳馬)としてはJRA史上初めて優勝した。

翌年に通算成績13戦7勝(重賞5勝)という成績をおさめて引退、1998年より種牡馬として社台スタリオンステーションで繋養され、初年度産駒からはアッパレアッパレ(名古屋グランプリ)などの活躍馬を出した。2004年からはブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて繋養され、アーリーロブスト(京成杯)やオノユウ(エーデルワイス賞)などを輩出した。また、オーストラリアにもシャトル種牡馬として行っており、ConfectionerやCandy Valeなどの重賞馬も複数輩出した。

 【バブルガムフェロー】
 
 父サンデーサイレンス 母バブルカンパニー(母父Lyphard)
 2010年度Fee:30万円(受胎条件)、50万円(出生条件)
 2009年度Fee:30万円(受胎条件)、50万円(出生条件)
 2010年度種付頭数:7頭(2009年度:75頭)
 競走成績:13戦7勝(重賞5勝、最優秀2歳牡馬)。
 種牡馬成績:1998年より供用開始。2010年4月26日に肺炎のため死亡。
 代表産駒:アッパレアッパレ、アーリーロブスト、オノユウなど。
 ⇒本馬の動画へ(JRHAより)

 <参考>
  ・2010年度種牡馬展示会のまとめ(写真&種付料等)

by 馬市ドットコム

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真と映像で見る【2010 JRAブリーズアップセール】-Vol.1(セリ開始まで)

2010年04月27日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
2010年4月26日(月)、JRA中山競馬場にて【2010 JRAブリーズアップセール】が開催された。
※ここでは、26日の競り終了後にお伝えした【2010JRAブリーズアップセール結果速報】の補足として、「競りの流れ」や「全落札馬写真」等を、数回に分けてご紹介する。

今年で6回目を迎える当セールは晴天にも恵まれ、昨年には及ばないものの153名という多数の購買登録馬主(参考:2009年度164名、2008年度114名)を集めた中、午前9時から騎乗供覧が開始された。例年同様に騎乗供覧は、ダートコースにて1ハロン13秒ペースを目安に、「速いタイムを出すのではなく、より良い走行フォームをご覧いただく」ことに主眼をおいて行われた。

上場各馬は約11頭ずつ7鞍に分かれ、誘導馬に先導されて馬場入場し返し馬をおこなったあと、向こう正面から単走(併走は2組)でスタートした。タイムは2Fから計測され、ゴール板を過ぎてすぐに公表された。また、輸送熱を発症していたエイシンファンシーの08は騎乗供覧を実施せず、また、過去に発症した疾病のため調教進度が遅れている馬については、他馬よりも遅いスピード(18秒-15秒)で実施され、事前に理由等が詳細に公表された。
タイム表など各上場馬情報はこちらから

参考までに一番時計は、回転の速いフットワークで「11秒9(1F)→1F:11秒5(1F)」と唯一11秒台ずつでまとめた【No.79-ウィーアワーズの08(byティンバーカントリー)】で、会場の注目を集めていた。


写真:一番時計を計測した【ウィーアワーズの08】
※タイム:11秒9⇒11秒5(2Fで23秒4)


写真:比較展示風景

騎乗供覧後、装鞍所において比較展示が行われた。欠場馬を除く73頭が5組に分かれて展示され、購買関係者は動きの良かった馬を中心に、馬体や肢元の状態等をじっくりと吟味した。2歳セールでは初のお披露目となるディープインパクト産駒【No.21-タイランツフェイムの08】には、多数の報道陣も取り囲み注目度の高さが伺えた。

また、比較展示会場内には「個体情報開示室(レポジトリー)」が設置され、購買関係者はレントゲンや内視鏡映像などをチェック、担当職員は各馬の個体情報などの質問に対応していた。

そして、いよいよ午後1時より競りが開始!
続きはVol.2にてお伝えします。
※Vol.2以降は、落札全馬の写真も掲載していく予定です。


写真:セリ開始の挨拶をする馬事部生産育成対策担当理事・水野豊香氏
結果概要と各馬の結果表はこちら

 <参考>
  ・JRAブリーズアップセール総合情報ページ

by 馬市ドットコム

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする