【ＤＢＳ・ジャニュアリーセール】が開催

現地時間２０１１年１月２５日、英国ドンカスターにて「Docaster Bloodstock Sales（ドンカスターブラッドストックセールス社）」による【2011 DBS January Sales】が開催された。
開催結果概要は下記のとおり。

【2011 DBS January Sales】 - 2011/1/25開催
■名簿掲載：１７７頭
■上場頭数：１４５頭
■落札頭数：９４頭
■売却率：６４．８％
■売却総額：６３２，２００ユーロ（約７，１４４万円）
■平均価格：６，７２５ユーロ（約７６万円）
■中間価格：２，８００ユーロ（約３２万円）
■最高価格：６５，０００ユーロ（約７３５万円）
⇒セール成績一覧へ
※１ユーロ：１１３円計算

※参考：昨年の結果は - 2010/1/26-27開催
■名簿掲載：４５１頭
■上場頭数：３６３頭
■落札頭数：１８３頭
■売却率：５０．４％
■売却総額：１，１６５，２００ユーロ
■平均価格：６，３６７ユーロ
■中間価格：３，０００ユーロ
■最高価格：５０，０００ユーロ

最高額馬は、上場番号149「A Bridge Too Far」で、６万５，０００ドル（約７３５万円）で落札（購買者：Donald McCain）された。本馬は、父Oscar、母Private Rose（母父Roselier）という血統の５歳セン馬。
⇒本馬のブラックタイプへ

　＜参考＞
　　・Docaster Bloodstock Sales社オフィシャルサイト
　　・海外のセリ市場日程２０１１

by 馬市ドットコム

【２０１１ ＪＲＡブリーズアップセール】の上場予定馬血統及び近況コメント一覧が公開

ＪＲＡ馬事部・生産育成対策室は２０１１年１月２６日（木）、【２０１１ ＪＲＡブリーズアップセール】（２０１１年４月２５日（月）開催予定）の「上場予定馬血統及び近況コメント一覧」を公開した。

当一覧では、日高育成牧場（５６頭＋JRA日高育成牧場生産馬７頭）と宮崎育成牧場（２４頭）で繋養している全育成馬８７頭について、近況紹介の他、測尺値（体高・胸囲・管囲・体重）や馴致開始日、入厩日などが開示されている。
⇒ブリーズアップセール上場予定馬血統及び近況コメント一覧【PDF】

ちなみに、ＪＲＡ購買額トップで既に注目を集めている【レディビーナスの09（父フジキセキ）】については、「父は種牡馬ランキングトップグループの常連。祖母のユーザーフレンドリーは92年の英・愛オークスなどGⅠ4連勝でカルティエ賞年度代表馬となった歴史的名牝。本馬は1歳年上かと思うほどの落ち着きと聡明さを持つ。現在は、集団調教で前の馬の直後で我慢することや全身を無駄なく使う走行フォームなど、基本的なことを教えている段階。既にかなりの大物と手ごたえを感じている。」と期待の大きさが窺えるコメントなっている。

【レディビーナスの09】

牡　青鹿　2009/05/07生
父フジキセキ　母レディビーナス（母父Kingmambo）
落札価格：１，８２０万円（税別）
落札者：日本中央競馬会
販売者・生産牧場：中村　和夫　氏
写真：落札直後の横姿

写真：落札シーン

動画：落札シーン

また、育成馬展示会の日程は下記のとおりとなっている。

　■育成馬展示会：
　　　宮崎育成牧場（２４頭）・・・３月２８日（月）ＰＭ０１：００～
　　　日高育成牧場（６３頭）・・・４月１１日（月）ＡＭ１０：００～

「Breeze Up Sale」とは2歳調教セールを意味しており、当セールは、特に「時計よりも馬の走法や出来映え」を購買者にアピールすることに留意されている。上場されるのは、JRA日本中央競馬会が全国の1歳市場で購買した馬を、日高と宮崎の育成牧場で育成＆調教した2歳馬だが、2011年度からは、日高育成牧場の生産馬7頭も上場される。
育成技術の高さと徹底した情報開示が購買者層からの高い信頼を得て、2009年度・2010年度連続で上場馬全てを売却するという快挙を成し遂げるなど、2歳セールの中心的存在となっている。
当セールからは、G1-朝日杯フューチュリティSを制したセイウンワンダーをはじめ、ダイワパッションやハロースピード、アマノチェリーラン、エイシンイッテンなどを輩出、2009年の取引馬からも、エスカーダがクリスマスローズステークスに勝利するなど活躍馬を送り出している。
⇒過去の結果推移や詳細情報はこちら

【２０１１ ＪＲＡブリーズアップセール開催概要】

　■セール名称 ： ２０１１ ＪＲＡブリーズアップセール
　　　　　　　　　　　～第７回ＪＲＡ育成馬調教セール～

　■開催日 ： ２０１１年４月２５日（月）

　■時　間 ：

　■場　所 ： 中山競馬場

　■主　催 ： ＪＲＡ日本中央競馬会

　■売却方法 ： セリ方式（事前に騎乗供覧および個体展示を実施）

　■売却対象者 ： ＪＲＡの登録を受けた馬主の方

　■上場予定数 ： 最大８７頭（予定馬一覧へ）

　■ＪＲＡブリーズアップセール情報ページ

　■育成馬展示会：
　　　宮崎育成牧場（２４頭）・・・３月２８日（月）ＰＭ０１：００～
　　　日高育成牧場（６３頭）・・・４月１１日（月）ＡＭ１０：００～

　　
　写真：２０１０ ＪＲＡブリーズアップセール

　＜参考＞
　　・ＪＲＡ育成馬日誌
　　・ＪＲＡブリーズアップセール

by 馬市ドットコム

Zenyatta（ゼニヤッタ）の初年度の配合相手はBernardini（バーナーディニ）に決定

ブリーダーズカップクラシックを牝馬として史上初制覇した【Zenyatta＝ゼニヤッタ】の初年度配合種牡馬が、【Bernardini＝バーナーディニ】に決定した。これは、１月２６日付けのDarley Newsで公表されたもの。

Zenyatta（ゼニヤッタ）はデビューから１９連勝を記録し、米G1-ブリーダーズカップクラシックを牝馬で史上初制覇するなどＧ１レース１３勝、２００８～２０１０年度エクリプス賞最優秀古牝馬、２０１０年度エクリプス賞年度代表馬など数々のタイトルを獲得した歴史的名牝馬。引退後はかねてよりその初年度の配合相手に注目が集まっていた。

配合相手に選ばれたBernardini（バーナーディニ）はエーピーインディの産駒で、米G1-プリークネスステークスなどＧ１レース３勝をあげ、２００６年度エクリプス賞最優秀３歳牡馬に選出されるなど活躍した。２００７年に種牡馬入りし、初年度産駒から３頭の２歳Ｇ１勝ち馬を輩出し、２０１０年度北米ファーストシーズンサイヤーランキングで３位に入る上々の滑り出しを切っている。本馬は現在、ダーレー・アメリカにて供用されている。


写真：Bernardini
Photo by Darley

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