２０１１年３月１８日（金）、新ひだか町公民館コミュニティセンター（北海道新ひだか町静内）にて、【日高軽種馬農業協同組合・第４０回総代会】と【日本軽種馬協会日高支部・定期総会】が開催された。
会に先立ち、東北関東大震災で亡くなった犠牲者の方々に対して全員が１分間の黙祷を捧げた。
写真：黙とう
その後、ＪＲＡ日本中央競馬会による生産者団体賞表彰（新冠軽種馬生産振興会と門別軽種馬生産振興会）と、平成２２年度日高地区Ｇ１レース優勝馬生産牧場表彰（下記８牧場）が行われ、関係者に賞状と記念品が贈呈された。
・ダーレー・ジャパンファーム：ダノンシャンティ（G1-NHKマイルカップ）
・カントリー牧場：ビッグウィーク（G1-菊花賞）
・幾千世牧場：エスポワールシチー（G1-フェブラリーステークスなど）
・ハシモトファーム：フリオーソ（G1-帝王賞）
・槇本牧場：サマーウインド（G1-JBCスプリント）
・岡田スタッド：スマートファルコン（G1-JBCクラシックなど）
・ノースヒルズマネジメント：トランセンド（G1-ジャパンカップダート）
・ヒカル牧場：ビッグロマンス（G1-全日本2歳優駿）
表彰後に総代会の開会宣言が行われ、荒木正博組合長は冒頭で、「日本を取りまく経済環境は、国内市場の縮小や急速に進んだ円高による影響などを受け苦境に立たされており、軽種馬生産においても産駒価格は下げ止まりを見せないなど、組合員の経営は以前として厳しい状況にあります。このような中、市場に対する購買者の要望は年々高まっており、当組合としては開催日の工夫や市場整備の実施を進め、組合員の方々の馬が一頭でも多く売れるように努力してまいります。【主取手数料導入】については、来年のセレクションセールより導入できるように組合員の皆さまと話し合っていきたい。また、当組合は本年創立５０周年を迎えるため、各種記念事業を計画しております。」と挨拶した。
写真：挨拶に立つＨＢＡ荒木組合長
そして、田中裕之氏（静内）と田上豊氏（三石）が議長に選出され、議長からは「出席率８４．５％（出席者８８名、委任状提出１４６名、全総代数は２７７名）」ということで会の成立が宣言された。その後、川越参事の説明で下記の第１号から第１０号までの議案が審議された。
＜第１号＞
平成２２年度事業報告、貸借対照表、損益計算書、剰余金処分案および注記表の承認について
＜第２号＞
定款の一部変更について
＜第３号＞
組合員の除名について
＜第４号＞
平成２３年度事業計画並びに収支計画の承認について
＜第５号＞
平成２３年度賦課金の賦課および賦課徴収の方法について
＜第６号＞
市場設備の整備について
次の施設について、総額３億円以内で整備したい
なお、平成２４年までに整備することとし、年次計画等は理事会一任願いたい
１、多目的施設（雨天時に屋内で展示ができる、仮設馬房が設置できるように）
２、馬道・駐車場等付帯施設
＜第７号＞
固定資産の処分について
次のとおり処分したい
なお、処分方法については理事会に一任願いたい
・旧浦河種馬場跡並びに施設（浦河洗浄施設及び付帯施設を除く）
＜第８号＞
役員報酬の支給について
＜第９号＞
系統団体等に対する出資・出えんについて
＜第１０号＞
政府によるＴＰＰ（環太平洋戦略的経済連携協定）交渉参加反対決議について
以下、北海道市場関連についての提案・協議内容を掲載する。
議案第４号では、北海道市場の運営について述べられ、今年度の開催計画についての主な変更点は下記のとおりとなっている。
１、トレーニングセールは、上場頭数が２３１頭の多頭数となったことから、５月２４日（火）～２５日（水）の２日間開催となる。
２、セレクションセール当歳の販売申込料については、１０５，０００円（昨年５２，５００円）となる。
３、サマーセールは、札幌でおこなわれるアジアウィークにあわせ、例年の８月下旬開催から９月５日（月）～９日（金）開催へ以降する。また、当セールには最終登録期間を新たに設ける。
４号議案に対して、出席者からは下記質問がされ、それぞれ組合長より答弁があった。
１、主取手数料についてはどう考えているか？提案する場合は、どれぐらいの手数料となるのかシュミレーションを提示してほしい。
答弁：昨年までの２年間は取り下げており、今年は議案に上げていないが、来年のセレクションセールでの導入に向けてお願いしていきたい。当手数料は、市場取引馬奨励賞にあてたいと考えており、主取価格の１％を考えている。セレクションセール１歳実績から試算すると７００万円となり、今後は開催ごとに情報開示につとめる。
２、トレーニングセールの開催方法について、１日目に騎乗供覧、２日目にセールが良いのではないか？
答弁：とても書ける内容ではありません。ＨＢＡにお問合せください。
ほか、議案第４号および第６号では組合員側から、東北関東大震災の影響による市場売上低下が考えられ、提案されている事業計画にも影響があるのでは？と危惧する声が聞かれ、市場設備の整備についても本当に必要か必要でないかを慎重に精査して欲しいとの要望が出された。
また、「市場振興のため、理事以外にいろんな知識のある方の意見を集約するための「拡大版市場委員会」をやっていただきたい」との提案がされ、組合側からは検討したいとの回答がされた。
今年度の市場日程は下記の通りとなっている。
【２０１１年度北海道市場開催日程】
■２０１１年５月２４日（火）～２５日（水）
トレーニングセール（サラブレッド２歳） 場所：ＪＲＡ札幌競馬場
⇒詳細情報ページへ
■２０１１年７月１８日（月)～１９日（火）
セレクションセール（サラブレッド１歳） 場所：北海道市場
※例年の１日開催から２日間開催へ。
⇒詳細情報ページへ
■２０１１年７月２０日（水）
セレクションセール（サラブレッド当歳） 場所：北海道市場
⇒詳細情報ページへ
■２０１１年９月５日（月）～９日（金）
サマーセール（サラブレッド１歳） 場所：北海道市場
⇒詳細情報ページへ
■２０１１年１０月２４日（月）～２７日（木）
オータムセール（サラブレッド１歳） 場所：北海道市場
⇒詳細情報ページへ
＜当セールに関する問合せ先＞
ＨＢＡ日高軽種馬農業協同組合・北海道市場
〒056-0002 北海道日高郡新ひだか町静内神森175-2
ＴＥＬ：０１４６－４５－２１３３
ＦＡＸ：０１４６－４５－２０９５
写真：セレクションセール２０１０のセリステージ
＜参考＞
・北海道市場オフィシャルページ
・サラブレッド競り市場日程２０１１
by 馬市ドットコム
会に先立ち、東北関東大震災で亡くなった犠牲者の方々に対して全員が１分間の黙祷を捧げた。
写真：黙とう
その後、ＪＲＡ日本中央競馬会による生産者団体賞表彰（新冠軽種馬生産振興会と門別軽種馬生産振興会）と、平成２２年度日高地区Ｇ１レース優勝馬生産牧場表彰（下記８牧場）が行われ、関係者に賞状と記念品が贈呈された。
・ダーレー・ジャパンファーム：ダノンシャンティ（G1-NHKマイルカップ）
・カントリー牧場：ビッグウィーク（G1-菊花賞）
・幾千世牧場：エスポワールシチー（G1-フェブラリーステークスなど）
・ハシモトファーム：フリオーソ（G1-帝王賞）
・槇本牧場：サマーウインド（G1-JBCスプリント）
・岡田スタッド：スマートファルコン（G1-JBCクラシックなど）
・ノースヒルズマネジメント：トランセンド（G1-ジャパンカップダート）
・ヒカル牧場：ビッグロマンス（G1-全日本2歳優駿）
表彰後に総代会の開会宣言が行われ、荒木正博組合長は冒頭で、「日本を取りまく経済環境は、国内市場の縮小や急速に進んだ円高による影響などを受け苦境に立たされており、軽種馬生産においても産駒価格は下げ止まりを見せないなど、組合員の経営は以前として厳しい状況にあります。このような中、市場に対する購買者の要望は年々高まっており、当組合としては開催日の工夫や市場整備の実施を進め、組合員の方々の馬が一頭でも多く売れるように努力してまいります。【主取手数料導入】については、来年のセレクションセールより導入できるように組合員の皆さまと話し合っていきたい。また、当組合は本年創立５０周年を迎えるため、各種記念事業を計画しております。」と挨拶した。
写真：挨拶に立つＨＢＡ荒木組合長
そして、田中裕之氏（静内）と田上豊氏（三石）が議長に選出され、議長からは「出席率８４．５％（出席者８８名、委任状提出１４６名、全総代数は２７７名）」ということで会の成立が宣言された。その後、川越参事の説明で下記の第１号から第１０号までの議案が審議された。
＜第１号＞
平成２２年度事業報告、貸借対照表、損益計算書、剰余金処分案および注記表の承認について
＜第２号＞
定款の一部変更について
＜第３号＞
組合員の除名について
＜第４号＞
平成２３年度事業計画並びに収支計画の承認について
＜第５号＞
平成２３年度賦課金の賦課および賦課徴収の方法について
＜第６号＞
市場設備の整備について
次の施設について、総額３億円以内で整備したい
なお、平成２４年までに整備することとし、年次計画等は理事会一任願いたい
１、多目的施設（雨天時に屋内で展示ができる、仮設馬房が設置できるように）
２、馬道・駐車場等付帯施設
＜第７号＞
固定資産の処分について
次のとおり処分したい
なお、処分方法については理事会に一任願いたい
・旧浦河種馬場跡並びに施設（浦河洗浄施設及び付帯施設を除く）
＜第８号＞
役員報酬の支給について
＜第９号＞
系統団体等に対する出資・出えんについて
＜第１０号＞
政府によるＴＰＰ（環太平洋戦略的経済連携協定）交渉参加反対決議について
以下、北海道市場関連についての提案・協議内容を掲載する。
議案第４号では、北海道市場の運営について述べられ、今年度の開催計画についての主な変更点は下記のとおりとなっている。
１、トレーニングセールは、上場頭数が２３１頭の多頭数となったことから、５月２４日（火）～２５日（水）の２日間開催となる。
２、セレクションセール当歳の販売申込料については、１０５，０００円（昨年５２，５００円）となる。
３、サマーセールは、札幌でおこなわれるアジアウィークにあわせ、例年の８月下旬開催から９月５日（月）～９日（金）開催へ以降する。また、当セールには最終登録期間を新たに設ける。
４号議案に対して、出席者からは下記質問がされ、それぞれ組合長より答弁があった。
１、主取手数料についてはどう考えているか？提案する場合は、どれぐらいの手数料となるのかシュミレーションを提示してほしい。
答弁：昨年までの２年間は取り下げており、今年は議案に上げていないが、来年のセレクションセールでの導入に向けてお願いしていきたい。当手数料は、市場取引馬奨励賞にあてたいと考えており、主取価格の１％を考えている。セレクションセール１歳実績から試算すると７００万円となり、今後は開催ごとに情報開示につとめる。
２、トレーニングセールの開催方法について、１日目に騎乗供覧、２日目にセールが良いのではないか？
答弁：とても書ける内容ではありません。ＨＢＡにお問合せください。
ほか、議案第４号および第６号では組合員側から、東北関東大震災の影響による市場売上低下が考えられ、提案されている事業計画にも影響があるのでは？と危惧する声が聞かれ、市場設備の整備についても本当に必要か必要でないかを慎重に精査して欲しいとの要望が出された。
また、「市場振興のため、理事以外にいろんな知識のある方の意見を集約するための「拡大版市場委員会」をやっていただきたい」との提案がされ、組合側からは検討したいとの回答がされた。
今年度の市場日程は下記の通りとなっている。
【２０１１年度北海道市場開催日程】
■２０１１年５月２４日（火）～２５日（水）
トレーニングセール（サラブレッド２歳） 場所：ＪＲＡ札幌競馬場
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■２０１１年７月１８日（月)～１９日（火）
セレクションセール（サラブレッド１歳） 場所：北海道市場
※例年の１日開催から２日間開催へ。
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■２０１１年７月２０日（水）
セレクションセール（サラブレッド当歳） 場所：北海道市場
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■２０１１年９月５日（月）～９日（金）
サマーセール（サラブレッド１歳） 場所：北海道市場
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■２０１１年１０月２４日（月）～２７日（木）
オータムセール（サラブレッド１歳） 場所：北海道市場
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＜当セールに関する問合せ先＞
ＨＢＡ日高軽種馬農業協同組合・北海道市場
〒056-0002 北海道日高郡新ひだか町静内神森175-2
ＴＥＬ：０１４６－４５－２１３３
ＦＡＸ：０１４６－４５－２０９５
写真：セレクションセール２０１０のセリステージ
＜参考＞
・北海道市場オフィシャルページ
・サラブレッド競り市場日程２０１１
by 馬市ドットコム
