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JRA日本中央競馬会購買馬(74頭)とホームブレッド(9頭)の育成牧場内訳について

2022年10月05日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
JRA日本中央競馬会が「九州市場」・「八戸市場」・「セレクトセール」・「セレクションセール」・「サマーセール」・「セプテンバーセール」の6市場で購買した74頭とホームブレッド(日高育成牧場生産馬)9頭計83頭について、入厩内訳(JRA日高育成牧場とJRA宮崎育成牧場)をご紹介します。
育成馬は来年のJRAブリーズアップセールに向けて育成調教が進められていきます。
JRA育成馬一覧(83頭分,PDF)

※JRAブリーズアップセールについて
「Breeze Up Sale」とは2歳調教セールを意味しており、2005年よりスタートし2021年で第17回目を迎えました。同セールは、特に「時計よりも馬の走法や出来映え」を購買者にアピールすることと、「上場馬の情報発信を充実させ、不慣れなお客様が、わかりやすく参加しやすい入門編」に留意されています。上場されるのは、JRA日本中央競馬会が全国の1歳市場で購買した馬を、日高と宮崎の育成牧場で育成&調教した2歳馬を中心に、2011年度からは、日高育成牧場の生産馬も上場されています。
育成技術の高さと徹底した情報開示が購買者層からの高い信頼を得て、毎年上場馬をほぼ100%で売却し、2歳セールの中心的存在となっています。
2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大を防止する観点から、中山競馬場における騎乗供覧およびセリ開催を取りやめ「メールによる入札方式」に変更、2021年からは「通常せり+オンラインビッド」によるハイブリッド方式での開催となりました。2022年度には購買登録者数最多記録の328名を数え、売却率11年連続100%を達成する盛況な結果となりました。
同セールからは、G1-朝日杯フューチュリティSを制したセイウンワンダー(2008年売却馬)をはじめ、G2-ニュージーランドトフィー勝馬エイシンオスマン(2010年売却馬)、G2-フィリーズレビュー勝馬ダイワパッション(2005年売却馬)、G3-京阪杯とG3-キーンランドC勝馬エイティーンガール(2018年売却馬)、G3-北九州記念勝馬ヨカヨカ(2020年売却馬)、G3-新潟2歳S勝馬モンストール(2011年売却馬)、G3-ファンタジーS勝馬サウンドリアーナ(2012年売却馬)、G3-函館2歳S勝馬クリスマス(2013年売却馬)、G3-エーデルワイス賞勝馬フクノドリーム(2013年売却馬)、などの重賞勝馬が出ています。

※2022年度JRAブリーズアップセール成績(2022/4/26)
■上場頭数:70頭(牡33頭、牝37頭)
■売却頭数:70頭(牡33頭、牝37頭)
■売却率:100%(牡100%、牝100%)
■売却総額(税別):708,200,000円(牡331,400,000円、牝376,800,000円)
■平均価格(税別):10,117,143円(牡10,042,424円、牝10,183,784円)
■中間価格(税別):9,000,000円
■最高額馬(税別):32,000,000円(No.29-ラビアンローズ2020、父デクラレーションオブウォー)
牝 鹿毛 2020/04/29生
父デクラレーションオブウォー 母ラビアンローズ(母父スペシャルウィーク)
落札者:嶋田 賢 氏
育成牧場:日高育成牧場
生産牧場:辻 牧場
騎乗供覧:11.6 - 11.4 (23.0)
馬体重:464kg



写真:騎乗供覧シーン、落札シーン、落札後の横姿(JBBA提供)
動画:騎乗供覧シーン、セール全映像
JRAブリーズアップセール累年成績

 <参考>
  ・サラブレッド競り(せり)市場取引価格検索・種牡馬情報検索
  ・JRAブリーズアップセール

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