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【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com

【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】と【種牡馬】に関する最新情報を中心に毎日お届けしております!!!

【八戸市場2023(Hachinohe Sale)】の「測尺一覧表」が公開

2023年06月22日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
青森県軽種馬生産農業協同組合は6月21日(水)、同組合が主催する【八戸市場2023(Hachinohe Sale、1歳、Yearlings)】(開催日:7月4日(火)、開催場所:八戸家畜市場)の「測尺一覧表」を公開しました。
測尺一覧表(体高・胸囲・管囲・悪癖など)

上場予定馬には、ショウリダバンザイ(道営記念やロジータ記念など)の牝駒で半兄にマカベウス(平和賞)がいる「No.40-ショウリダバンザイ2022(父タワーオブロンドン)」、全兄にドスハーツ(鈴鹿S)がいる「No.17-バーニングラブ2022(父ウインバリアシオン)」など、計44頭(牡20頭、牝24頭)がラインアップされています。
⇒[ 上場馬一覧(No.1-No.21) | 上場馬一覧(No.22-No.44) | 上場馬名簿(全馬) ]
⇒[ 測尺一覧表 | 展示時間表 | 馬房配置図 ]


<上場馬名簿に関するお問合せ先>
 青森県軽種馬生産農業協同組合 東北軽種馬協会
 〒039-0814
 青森県三戸郡南部町埖渡字鮫ノ口8-13
 TEL:0178-51-8765/FAX:0178-84-2829

【八戸市場2023の開催概要】

 ■開催日:2023年7月4日(火)

 ■時間:展示-Am10時30分 セール開始-展示終了後

 ■年齢:1歳

 ■八戸市場情報ページへ

 ■開催場所:八戸家畜市場(南部町埖渡字鮫ノ口8-13)

 ■主催:青森県軽種馬生産農業協同組合(Tel:0178-27-0458)

 <八戸市場に関するお問合せ先>
  青森県軽種馬生産農業協同組合 東北軽種馬協会
  〒039-0814
  青森県三戸郡南部町埖渡字鮫ノ口8-13
  TEL:0178-51-8765/FAX:0178-84-2829

同セールは、北海道外で行われる最大規模の1歳市場です。
2001年のJRA最優秀2歳牝馬タムロチェリーや、重賞3勝馬イナズマタカオー、同2勝マイネレーツェルなどの出身市場としても知られています。
その歴史は古く1956年(昭和31年)に日本軽種馬協会東北支部主催として開催された八戸及び七戸市場がその前身です。この年は2市場あわせて31頭が上場され、うち18頭が売却されるなど上々のスタートをきり、以来、宮城県鳴子町の川渡市場などとともに約60年間にわたって東北地方の軽種馬流通の一翼を担ってきました。
1987年の春季1歳サラブレッド市場では、初めて総売上げが1億円を突破。バブル景気に沸いた1990年には1,000万円以上の高額取引馬4頭含み総額2億円以上を売り上げるなど順調に数字を伸ばしましたが、その直後に到来した外国産馬ブームや、トレーニングセールなどの市場の多様化、あるいは八戸市の市街化等による開催市場の移転(市内中心部から現在の三戸郡へ)などが重なって失速しました。
しかし、危機感を持った市場関係者の努力と、独自の顧客サービスなどがあいまって、1999年から再び右肩あがりに上昇。タムロチェリー(前出)の出身市場として注目を浴びた2001年からは北海道産馬の誘致なども功を奏して再び総売上げが1億5,000万円を超え、2003年の144頭を最高に4年連続で上場頭数が100頭を超えるなど活況を呈しました。
かつては年に2回開催されていましたが、組合員数の減少などにより2007年からは年1回の1歳市場に集約。近年は開催時期が定まらずに苦戦を強いられましたが、2015年からは7月上旬の開催となって回復。同年から4年連続で売却率レコードを塗り替え、2018年度は77.8%を記録しました。コロナ禍での開催となった2021年度は、売却率は過去最高となる78%を、売却総額(税別)は2006年以来の1億円超えとなる1億1,130万円を記録、この年の取引馬からはルミノメテオール(JRA2勝、つわぶき賞)などの活躍馬が出ています。
同セールの年次推移など詳細情報ページへ

<参考-2022年度の成績>
【八戸市場2022】 - 2022/7/5開催
■上場頭数:46頭(牡19頭、牝27頭)
■落札頭数:25頭(牡11頭、牝14頭)
■売却率:54.3%(牡57.9%、牝51.9%)
■売却総額(税別):89,400,000円(牡39,600,000円、牝49,800,000円)
■平均価格(税別):3,576,000円(牡3,600,000円、牝3,557,143円)
■中間価格(税別):3,000,000円
■最高価格(税別):7,600,000円(No.30-ルナフェリーナ2021)
牡 青毛 2021/3/26生
父ミッキーグローリー 母ルナフェリーナ(母父Storm Cat)
落札者:岡 浩二 氏
販売者・生産牧場:(株)タイヘイ牧場



写真:落札シーン&落札後の横姿(2022/7/5撮影)
動画:セール映像(2022/7/5撮影)
同セールの年次推移など詳細情報ページへ

 <参考>
  ・八戸市場の総合情報ページ

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サマーセール出身馬【ヴァケーション(Vacation)】が「一條記念みちのく大賞典」を優勝

2023年06月22日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
2023年6月20日(火)、水沢競馬場で「第51回・一條記念みちのく大賞典(3歳以上重賞)」が行われ、【サマーセール出身馬・ヴァケーション(Vacation)】が優勝しました。

ヴァケーション(Vacation)は、父エスポワールシチー、母テンノベニバラ(母父サツカーボーイ)という血統の6歳牡馬。本馬は、2018年度サマーセール1歳(2018 Summer Sale, Yearling session)において400万円(税別)で落札されていました。

【ヴァケーション(Vacation)】
牡6 父エスポワールシチー 母テンノベニバラ(母父サツカーボーイ)
取引市場:2018年度サマーセール1歳(No.522)
落札価格:4,000,000円(税別)
落札者:(株)Y. Y. Bloos Stock
馬主:鈴木 雅俊 氏
調教師:畠山 信一 氏(岩手)
販売者・生産牧場:前川 隆範 氏


写真:サマーセールでの落札シーン&落札後の横姿(2018/8/21撮影)
上場馬名簿(PDF)
上場馬写真(JPEG)

Vacation(JPN), H, 6, Espoir City(JPN) - Tenno Benibara(JPN), by Soccer Boy(JPN)
(4,320,000 Yen, 2018 Summer Sale, Yearling session)

 <参考>
  ・サラブレッド競り(せり)市場取引価格検索・種牡馬情報検索

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【セレクトセール2023(Select Sale)】の「ウォーキング動画(Walking video)」が公開

2023年06月21日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
(一社)日本競走馬協会は2023年6月20日(水)、同協会が主催する【セレクトセール2023(Select Sale、1歳&当歳、Yearlings&Foals)】(7月10日(月、一歳)~11日(火、当歳)開催)の「ウォーキング動画(Walking video)」を公開しました。
Walking video for 2023 JRHA Select Sale
ウォーキング動画閲覧は上場馬情報ページから

1歳セールの上場予定馬には、ヤングスター(豪G1-BRCクイーンズランドオークス)の牡駒「No.1-ヤングスターの2022(父キズナ)」からスタートし、2年連続牝馬2冠馬(リバティアイランド&スターズオンアース)を送り出し早逝が惜しまれるドゥラメンテの産駒14頭など、計231頭(昨年243頭)がラインアップされています。
当歳セールの上場予定馬には、2020年度に無敗でクラシック三冠を達成したコントレイルの初年度産駒21頭が登場、そしてラストはステルヴィオ(G1-マイルChS)の半弟「No.543-ラルケットの2023(父リオンディーズ)」まで、計243頭(昨年241頭)がラインアップされています。
上場馬情報ページへ


<上場馬名簿に関するお問合せ先>
 一般社団法人 日本競走馬協会
 〒106-0041 東京都港区麻布台2-2-1 麻布台ビル
 Tel:03-3505-3445 Fax:03-3505-3455

ウォーキング動画例(当歳セッションNo.493)

【(一社)日本競走馬協会・セレクトセール2023・開催概要】

 ■開催予定日:

   一歳・・・2023年7月10日(月) Am10時~

   当歳・・・2023年7月11日(火) Am9時30分~(Am8時から比較展示)

 ■事前下見:

   7月8日(土)・9日(日) Am9時~Pm5時

 ■レポジトリー開館時間:

   7月8日(土)・9日(日) Am9時~Pm5時
   7月10日(月) Am8時~競り終了

 ■セレクトセール情報ページ

 ■開催場所:ノーザンホースパーク(北海道苫小牧市美沢114-7)

 ■主催:(一社)日本競走馬協会・セレクトセール(TEL:03-3505-3445)

セールまでのスケジュールは下記をご参照ください。
スケジュール:[ 購買者向け | 販売者向け | 報道関係者向け ]

<セレクトセールについて>
日本競走馬協会が主催する当歳馬及び1歳馬の選抜市場です。
1998年創立と他の市場に比べると歴史は浅いものの、社台グループの生産馬を中心に、良血、好馬体の馬たちが惜しげもなく上場され、当歳市場からはディープインパクトキングカメハメハディープブリランテロジャーバローズという4頭の日本ダービー馬に加え、2023年度にはウシュバテソーロがドバイワールドカップを制する快挙を成し遂げました。また、1歳市場からはジャスタウェイサトノクラウンアドマイヤマーズグローリーヴェイズアドマイヤラクティナカヤマフェスタトーセンスターダムYoshidaと世界の舞台でも活躍した馬たちを輩出、そして2020年度にはデアリングタクトが牝馬三冠を無敗で制覇、2021年度にはラヴズオンリーユーが海外G1を3勝(クイーンエリザベスⅡ世カップ、ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ、香港カップ)し米国・エクリプス賞最優秀芝牝馬に選出、2022年度はタイトルホルダーが天皇賞(春)と宝塚記念を制するなど、世界のホースマンから注目されるビッグマーケットに成長しています。
第1回セレクトセールの前には、米国ブラッドホース誌、英国ペースメーカー誌に広告を掲載したほか、英語のせり名簿を作成するなど、早くから世界を意識していたことも話題となりました。また、現在では当たり前となった劇場ステージ型のせり台や、販売希望価格よりも低く設定されたスタート価格、あるいは会場内外を彩る花や食事などの購買者サービスや、競馬とは直接的には関係がないような高級車、ファッションブランドなどの出店が会場内を彩っています。これらは、セレクトセールがきっかけとなって他の市場に導入されるようになっています。
開設当初は、当時の日本のマーケットが求める当歳市場をリードするような形で歴史が重ねられ、第2回セレクトセールからは1歳市場を休止。2005年までは当歳馬のみ300頭規模(2日間)で市場を拡大していきました。その後、購買者側の趣向に変化が生じて2006年からは1歳市場を復活。この年、初めて総売上げが100億円を突破。2009年までは当歳2日、1歳1日という計3日間スケジュールで行われていましたが、2010年からはそれぞれ1日のみの合計2日間開催に落ち着いています。
20周年目となった2017年度は、1歳市場・当歳市場ともに売却総額・平均価格・中間価格・売却率の市場レコードを達成、2018年度は、1歳市場で市場レコードを更に塗り替える驚異的な結果を残しました。2019年度は1歳市場・当歳市場ともに売却総額・平均価格・売却率で更に市場レコードを塗り替え、世界に衝撃を与えました。
2020年度はコロナウイルス禍という難しい状況で実施されましたが、1歳市場では売却総額が過去最高だった2019年に次ぐ歴代第2位(104億2,800万円)、売却率も同じく歴代第2位(92.0%)、平均価格は歴代3位(4,554万円)を記録、当歳市場では売却率が過去最高タイの89.8%、平均価格は歴代第3位となる4,105万円を記録しました。
コロナウイルスの影響が続く2021年度は、1歳市場では、売却総額は過去最高だった2019年度(107億3,200万円)を大きく上回る116億3,300万円(税別)、売却率も2019年度(92.9%)の記録を塗り替える93.4%、平均価格も2019年度(4,834万円)の記録を上回る5,147万円(税別)、中間価格も歴代最高の3,500万円(税別)、当歳市場では、売却総額は過去最高だった2019年度(97億8,400万円)を大きく上回る109億2,300万円(税別)、売却率も2019年度&2020年度(89.8%)の記録を塗り替える92.6%、平均価格も2019年度(5,043万円)の記録を上回る5,128万円(税別)、中間価格も歴代最高の3,300万円(税別)というレコードずくめの結果となりました。
25周年目となった2022年度は、1歳市場では、売却総額は過去最高だった2021年(116億3,300万円)を大きく上回る128億7,000万円(税別)、売却率も過去最高だった2021年(93.4%)の記録を塗り替える95.3%、平均価格も過去最高だった2021年(5,147万円)の記録を上回る5,797万円(税別)、中間価格も歴代最高の4,200万円(税別)、当歳市場も、売却総額は過去最高だった2021年度(109億2,300万円)を大きく上回る128億9,250万円(税別)、売却率も2021年度(92.6%)の記録を塗り替える95.3%、平均価格も2021年度(5,128万円)の記録を上回る5,730万円(税別)、中間価格も歴代最高の4,000万円(税別)と、驚異的な数字を叩き出しました。

<2022年度の結果>
【セレクトセール2022-1歳-結果概要】 - 2022/7/11開催
■上場頭数:233頭(牡140頭、牝93頭)
■落札頭数:222頭(牡134頭、牝88頭)
■売却率:95.3%(牡95.7%、牝94.6%)
■売却総額(税別):12,870,000,000円(牡9,181,000,000円、牝3,689,000,000円)
■平均価格(税別):57,972,973円(牡68,514,925円、牝41,920,455円)
■中間価格(税別):42,000,000円(牡50,000,000円、牝35,000,000円)
■最高価格(税別):450,000,000円(No.76-モシーンの2021、byモーリス)
牡・鹿・2021/2/26生
父モーリス 母モシーン(母父Fastnet Rock)
落札者:(株)ダノックス
販売者:(有)ノーザンレーシング


写真・動画:落札シーン&落札後の横姿&セールシーン(©Japan Racing Horse Association)
開催結果レポート

【セレクトセール2022-当歳-結果概要】 - 2022/7/12開催
■上場頭数:236頭(牡152頭、牝84頭)
■落札頭数:225頭(牡143頭、牝82頭)
■売却率:95.3%(牡94.1%、牝97.6%)
■売却総額(税別):12,892,500,000円(牡9,127,000,000円、牝3,765,500,000円)
■平均価格(税別):57,300,000円(牡63,825,175円、牝45,920,732円)
■中間価格(税別):40,000,000円
■最高価格(税別):320,000,000円(No.393-シャンパンエニワンの2022、byドゥラメンテ)
牡・鹿毛・2022/2/10生
父ドゥラメンテ 母シャンパンエニワン(母父ストリートセンス)
落札者:レッドホース
販売者:吉田 俊介 氏


写真・動画:落札シーン&落札後の横姿&セールシーン(©Japan Racing Horse Association)
開催結果レポート

 <参考>
  ・セレクトセール開催情報ページ
  ・JRHA日本競走馬協会

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【セレクトセール2023(Select Sale)】の「上場馬名簿」が発行

2023年06月21日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
(一社)日本競走馬協会はこのほど、同協会が主催する【セレクトセール2023(Select Sale、1歳&当歳、Yearlings&Foals)】(7月10日(月、一歳)~11日(火、当歳)開催)の「上場馬名簿(1歳:231頭、当歳243頭」を発行しました。
"2023 JRHA Select Sale" catalog sent out.


<上場馬名簿に関するお問合せ先>
 一般社団法人 日本競走馬協会
 〒106-0041 東京都港区麻布台2-2-1 麻布台ビル
 Tel:03-3505-3445 Fax:03-3505-3455

1歳セールの上場予定馬には、ヤングスター(豪G1-BRCクイーンズランドオークス)の牡駒「No.1-ヤングスターの2022(父キズナ)」からスタートし、2年連続牝馬2冠馬(リバティアイランド&スターズオンアース)を送り出し早逝が惜しまれるドゥラメンテの産駒14頭など、計231頭(昨年243頭)がラインアップされています。
当歳セールの上場予定馬には、2020年度に無敗でクラシック三冠を達成したコントレイルの初年度産駒21頭が登場、そしてラストはステルヴィオ(G1-マイルChS)の半弟「No.543-ラルケットの2023(父リオンディーズ)」まで、計243頭(昨年241頭)がラインアップされています。
上場馬情報ページへ

【(一社)日本競走馬協会・セレクトセール2023・開催概要】

 ■開催予定日:

   一歳・・・2023年7月10日(月) Am10時~

   当歳・・・2023年7月11日(火) Am9時30分~(Am8時から比較展示)

 ■事前下見:

   7月8日(土)・9日(日) Am9時~Pm5時

 ■レポジトリー開館時間:

   7月8日(土)・9日(日) Am9時~Pm5時
   7月10日(月) Am8時~競り終了

 ■セレクトセール情報ページ

 ■開催場所:ノーザンホースパーク(北海道苫小牧市美沢114-7)

 ■主催:(一社)日本競走馬協会・セレクトセール(TEL:03-3505-3445)

セールまでのスケジュールは下記をご参照ください。
スケジュール:[ 購買者向け | 販売者向け | 報道関係者向け ]

<セレクトセールについて>
日本競走馬協会が主催する当歳馬及び1歳馬の選抜市場です。
1998年創立と他の市場に比べると歴史は浅いものの、社台グループの生産馬を中心に、良血、好馬体の馬たちが惜しげもなく上場され、当歳市場からはディープインパクトキングカメハメハディープブリランテロジャーバローズという4頭の日本ダービー馬に加え、2023年度にはウシュバテソーロがドバイワールドカップを制する快挙を成し遂げました。また、1歳市場からはジャスタウェイサトノクラウンアドマイヤマーズグローリーヴェイズアドマイヤラクティナカヤマフェスタトーセンスターダムYoshidaと世界の舞台でも活躍した馬たちを輩出、そして2020年度にはデアリングタクトが牝馬三冠を無敗で制覇、2021年度にはラヴズオンリーユーが海外G1を3勝(クイーンエリザベスⅡ世カップ、ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ、香港カップ)し米国・エクリプス賞最優秀芝牝馬に選出、2022年度はタイトルホルダーが天皇賞(春)と宝塚記念を制するなど、世界のホースマンから注目されるビッグマーケットに成長しています。
第1回セレクトセールの前には、米国ブラッドホース誌、英国ペースメーカー誌に広告を掲載したほか、英語のせり名簿を作成するなど、早くから世界を意識していたことも話題となりました。また、現在では当たり前となった劇場ステージ型のせり台や、販売希望価格よりも低く設定されたスタート価格、あるいは会場内外を彩る花や食事などの購買者サービスや、競馬とは直接的には関係がないような高級車、ファッションブランドなどの出店が会場内を彩っています。これらは、セレクトセールがきっかけとなって他の市場に導入されるようになっています。
開設当初は、当時の日本のマーケットが求める当歳市場をリードするような形で歴史が重ねられ、第2回セレクトセールからは1歳市場を休止。2005年までは当歳馬のみ300頭規模(2日間)で市場を拡大していきました。その後、購買者側の趣向に変化が生じて2006年からは1歳市場を復活。この年、初めて総売上げが100億円を突破。2009年までは当歳2日、1歳1日という計3日間スケジュールで行われていましたが、2010年からはそれぞれ1日のみの合計2日間開催に落ち着いています。
20周年目となった2017年度は、1歳市場・当歳市場ともに売却総額・平均価格・中間価格・売却率の市場レコードを達成、2018年度は、1歳市場で市場レコードを更に塗り替える驚異的な結果を残しました。2019年度は1歳市場・当歳市場ともに売却総額・平均価格・売却率で更に市場レコードを塗り替え、世界に衝撃を与えました。
2020年度はコロナウイルス禍という難しい状況で実施されましたが、1歳市場では売却総額が過去最高だった2019年に次ぐ歴代第2位(104億2,800万円)、売却率も同じく歴代第2位(92.0%)、平均価格は歴代3位(4,554万円)を記録、当歳市場では売却率が過去最高タイの89.8%、平均価格は歴代第3位となる4,105万円を記録しました。
コロナウイルスの影響が続く2021年度は、1歳市場では、売却総額は過去最高だった2019年度(107億3,200万円)を大きく上回る116億3,300万円(税別)、売却率も2019年度(92.9%)の記録を塗り替える93.4%、平均価格も2019年度(4,834万円)の記録を上回る5,147万円(税別)、中間価格も歴代最高の3,500万円(税別)、当歳市場では、売却総額は過去最高だった2019年度(97億8,400万円)を大きく上回る109億2,300万円(税別)、売却率も2019年度&2020年度(89.8%)の記録を塗り替える92.6%、平均価格も2019年度(5,043万円)の記録を上回る5,128万円(税別)、中間価格も歴代最高の3,300万円(税別)というレコードずくめの結果となりました。
25周年目となった2022年度は、1歳市場では、売却総額は過去最高だった2021年(116億3,300万円)を大きく上回る128億7,000万円(税別)、売却率も過去最高だった2021年(93.4%)の記録を塗り替える95.3%、平均価格も過去最高だった2021年(5,147万円)の記録を上回る5,797万円(税別)、中間価格も歴代最高の4,200万円(税別)、当歳市場も、売却総額は過去最高だった2021年度(109億2,300万円)を大きく上回る128億9,250万円(税別)、売却率も2021年度(92.6%)の記録を塗り替える95.3%、平均価格も2021年度(5,128万円)の記録を上回る5,730万円(税別)、中間価格も歴代最高の4,000万円(税別)と、驚異的な数字を叩き出しました。

<2022年度の結果>
【セレクトセール2022-1歳-結果概要】 - 2022/7/11開催
■上場頭数:233頭(牡140頭、牝93頭)
■落札頭数:222頭(牡134頭、牝88頭)
■売却率:95.3%(牡95.7%、牝94.6%)
■売却総額(税別):12,870,000,000円(牡9,181,000,000円、牝3,689,000,000円)
■平均価格(税別):57,972,973円(牡68,514,925円、牝41,920,455円)
■中間価格(税別):42,000,000円(牡50,000,000円、牝35,000,000円)
■最高価格(税別):450,000,000円(No.76-モシーンの2021、byモーリス)
牡・鹿・2021/2/26生
父モーリス 母モシーン(母父Fastnet Rock)
落札者:(株)ダノックス
販売者:(有)ノーザンレーシング


写真・動画:落札シーン&落札後の横姿&セールシーン(©Japan Racing Horse Association)
開催結果レポート

【セレクトセール2022-当歳-結果概要】 - 2022/7/12開催
■上場頭数:236頭(牡152頭、牝84頭)
■落札頭数:225頭(牡143頭、牝82頭)
■売却率:95.3%(牡94.1%、牝97.6%)
■売却総額(税別):12,892,500,000円(牡9,127,000,000円、牝3,765,500,000円)
■平均価格(税別):57,300,000円(牡63,825,175円、牝45,920,732円)
■中間価格(税別):40,000,000円
■最高価格(税別):320,000,000円(No.393-シャンパンエニワンの2022、byドゥラメンテ)
牡・鹿毛・2022/2/10生
父ドゥラメンテ 母シャンパンエニワン(母父ストリートセンス)
落札者:レッドホース
販売者:吉田 俊介 氏


写真・動画:落札シーン&落札後の横姿&セールシーン(©Japan Racing Horse Association)
開催結果レポート

 <参考>
  ・セレクトセール開催情報ページ
  ・JRHA日本競走馬協会

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【九州1歳市場2023(Kyusyu Sale)】が開催(結果概要、売却総額レコード)

2023年06月20日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
九州軽種馬協会は2023年6月20日(火)、同協会が主催する【九州1歳市場2023(Kyusyu Sale、Yearlings)】(開催場所:JBBA九州種馬場)を開催しました。
2023 Kyusyu Sale(Yearlings) - Results

同セールは、九州産馬を中心に開催されているサラブレッド競り市場です。
2018年まで2歳トレーニングセール(4月)と1歳市場(6月)を別々に開催するというスタイルで実施されていましたが、2019年度からは1歳市場のみの開催となりました。2020年度は、新型コロナウィルス感染症拡大防止に伴う対応として、セールは通常の方法(せり会場での口頭による入札)ではなく、Pm1時~3時の間にインターネットでの入札(せり上げ方式)による方法で実施されました。2021年度は、ハイブリッド方式(通常せり+オンラインビッド)による開催となりました。
1歳市場出身馬からは、2021年度の「G3-北九州記念」を制したヨカヨカ(2019年度1歳市場)、2005年度の「OP-ひまわり賞」を勝ち桜花賞へ駒を進めたミッキーコマンド(2005年度1歳市場)、2019年度「たんぽぽ賞(中央交流)」を勝ったエリーバラード(2017年度1歳市場)、2018年度メイクデビュー小倉を優勝したコチョウジュニア(2017年度1歳市場)などの活躍馬が出ています。


写真:九州1歳市場2023の市場ポスター

今年度の開催は昨年同様に、ハイブリッド方式(通常せり+オンラインビッド)方式で実施されました。
開催当日は午前11時から展示、午後1時からセールがスタートし、会場とオンライン双方からビットが入り、売却総額レコードを記録するなど結果概要は下記のとおりでした。


写真:柏木務市場長


写真: 中山グランドジャンプを優勝したイロゴトシ号関係者の表彰式

【九州1歳市場2023】 - 2023/6/20開催
■上場頭数:30頭(牡14頭、牝16頭)
■落札頭数:18頭(牡8頭、牝10頭)
■売却率:60.0%(牡57.1%、牝62.5%)
■売却総額(税別):57,900,000円(牡28,600,000円、牝29,300,000円)
■平均価格(税別):3,216,667円(牡3,575,000円、牝2,930,000円)
■中間価格(税別):2,850,000円
■最高価格(税別):6,500,000円(No.4-カシノティーダ2022)
牡 青毛 2022/3/21生
父アレスバローズ 母カシノティーダ(母父ケイムホーム)
落札者:岡 浩二 氏
販売申込者:本田 土寿 氏


写真:最高額馬の落札シーン&落札後の横姿(2023/6/20撮影)
動画:最高額馬のウォーキング動画
動画:セール映像(2023/6/20撮影)
同セールの年次推移など詳細情報ページへ

<購買登録情報>
■購買登録者数:102名(2022年度:83名、2021年度:79名)
 ※うち、オンラインビッドの購買登録者数(ID発行数):21名(2022年度:20名、2021年度:19名)
■ログインしたID数:11名(2022年度:9名、2021年度:13名)
■総BID数(オンラインのみ:5 BID(2022年度:14 BID、2021年度:20 BID)
■1回でもオンラインビッドされた頭数:3頭(2022年度:3頭、2021年度:5頭)
■オンラインビッドでの入札者が最終落札者となった落札馬:1頭(2022年度:1頭、2021年度:2頭)
■オンラインビッドが最終落札となった馬の上場番号(落札順):20番

<参考-2022年度の成績>
【九州1歳市場2022】 - 2022/6/21開催
■上場頭数:27頭(牡13頭、牝14頭)
■落札頭数:13頭(牡5頭、牝8頭)
■売却率:48.1%(牡38.5%、牝57.1%)
■売却総額(税別):41,900,000円(牡15,700,000円、牝26,200,000円)
■平均価格(税別):3,223,077円(牡3,140,000円、牝3,275,000円)
■中間価格(税別):3,100,000円
■最高価格(税別):4,400,000円(No.19-カシノティーダ2021)
牝 青鹿毛 2021/4/2生
父バゴ 母カシノティーダ(母父ケイムホーム)
落札者:柏木 務 氏
販売申込者:本田 土寿 氏

動画:セール映像(2022/6/21撮影)
動画:最高額馬のウォーキング動画(2022/6/9撮影)
写真:落札後の横姿(2022/6/21撮影)
同セールの年次推移など詳細情報ページへ

 <参考>
  ・九州1歳市場情報ページ

by 馬市ドットコム

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