楽善な日々

新社会人となった楽と、大学生善、おとん、そしておかんの日々を綴ります。新しい街に引っ越して、新しいスタートを切りました。

せっせと働く

2023年08月10日 | 2023年日記
暑いから、また今度。

と、伸ばし伸ばしにしているうちに
いつのまにか家事がたまっていた。

トイレ掃除、お風呂掃除、アイロンかけ。
善のお気に入りの靴下を繕ったり、
私のワンピースの裾のほつれを直したり、
まな板も漂白しなくちゃいけない。

今日はせっせと働く日。
家のあちらこちらで
「よっこいしょ」と独り言。

時々、庭に出て気分転換。
お隣のおじいちゃまが風にあたりに出てきたので
しばらく立ち話。
二人で意見が一致したのは、
「やることはたくさんあるんですよね~」
と言うこと。
ちょっとやる気が起きないだけ。
おじいちゃまにおとんの釣ったタチウオをおすそ分け。
いつも食べていただき、ありがとうございます。

反対側のお隣の旦那さんが
車のルーフキャリアに荷物を積んでいる。
お話を聞くと、遠出のキャンプ旅行へ行くという。
お子様たち、わくわくしているのでしょうね。
お父さんがルーフキャリアを整えている光景は
なんとも夏らしい。
見ているだけでわくわくする。

庭先でさぼってばかりではいけない。
また家事の続きをしましょう。
今日はせっせと働く日。

8月10日    おかん

床磨きと種

2023年08月08日 | 2023年日記
蒸し暑い。
雨が降ったり、日が照ったり、
交互に繰り返すからだろうか。

身体をなるべく動かさない工夫をしても
掃除の後は汗だくだ。
どうせ汗だくなら、いっそのこと、
全身汗だくになるくらい身体を動かしてしまおう。
と、開き直って、
最近は床磨きをしている。
水ぶきの雑巾を用意して、床を磨いていく。

風水的にもよいことらしい。
大地のパワーが宿るとされる床を磨くことは
運気をあげることにつながるそうだ。

床を磨き上げたあとは、
全身びっしょりと汗だく。
でも、気持ちはすっきり。
ぴかぴかの床を歩くのも気持ちいい。
気持ちよく過ごせると、たしかに運気もあがりそう。

床磨き以外に凝っていることがある。
それは、種を育てること。

友人からメロンをもらった。
みんなで食べたとき、
なんとなく種を取っておいて、
水につけておいた。
芽がでると面白いな。

翌日、さっそく芽がでた。
びっくり。
あれよあれよという間に、茎がのびて、
背高のっぽになってきた。


面白いので
これもまた友人からもらったゴーヤの種を
水につけてみた。
ゴーヤはちょっと時間がかかったけれど、
芽が出た。
種を被っているところが、かわいらしい。


暑い日々だけれど
小さな楽しみは転がっている。
次はどんな種を育ててみようか。

8月8日    おかん

キャンプと虫の時間

2023年08月07日 | 2023年日記
友達に誘われて、
先日キャンプへ行ってきた。
キャンプへの道程で楽しいのは
ちょっとずつちょっとずつ気温が下がっていくこと。
避暑地へ近づいていく気分。
車についている気温表示をちょくちょく見て、
「30度まで下がったよ~」
「28度になったよ~」

キャンプ場についてから楽しいのは
わいわいと賑わうキャンパーの様子を見ること。
ハンモックに揺れながら漫画を読む小学生。
疲れて椅子で寝てしまっているお父さん。
川遊びをする子供たち。
スイカを持って歩く若者。
みんなのテントを見るのも楽しい。
豪華キャンパー、おしゃれキャンパー、しぶいキャンパー。
家族キャンパー、お一人キャンパー、バイク仲間キャンパー。

テントを張り終わって、
木陰で休憩していると、
尺取虫が空中に浮いているのが見えた。
なんで浮いているんだろう。
身体をくねらせて、ぴょこぴょこと空中を跳ねている。
面白いのでずっと見ていると、
お尻から糸を出して枝からぶら下がっているようだ。
しばらく、ひょこひょこ浮く尺取虫を見て楽しんだ。
足元ではアリがせわしなく働いている。
自分よりも大きな蛾を引きずる者もいる。
働き者だ。

「暇と退屈の倫理学」國分功一郎著によると、
人間の感知できる最少の時間は、18分の1秒なのだそうだ。
だから、人間にとって「一瞬」は18分の1秒。
カタツムリの「一瞬」は3分の1秒なので、
カタツムリからすると人間は超高速で動いて見えるらしい。

尺取虫とかアリの一瞬は何秒なのかしら。
のんびりくつろぎに来た私たち人間は、
虫にはどう見えているのだろう。
せっかく余暇を楽しみに来たのに、
超高速でテントを設営して、超高速で焚火をして、
パパパっと片づけて帰っていく、変な動物に見えるのかしら。
働き者のアリには、やけにのんびりした生き物に見えるのだろうか。

虫を見ながら「一瞬」について考えていたら、
「おかんちゃん、火を熾すから手伝ってよ~」
と怒られてしまった。

みんなで食べたアヒージョが美味しかった。
夜の闇に浮かぶ焚火の赤い色も綺麗だった。
涼しい夜にみんなで語り合った時間もよかった。
気持ちのよい「一瞬」の連なりだった。

8月7日    おかん

港町をそぞろ歩き

2023年08月06日 | 2023年日記
楽がおとんの誕生日ランチを予約してくれた。
港町へ家族全員でお出かけ。
楽とは店の前で待ち合わせて、家族が全員集結。

灼熱の通りから涼しい店内へ。
汗がすっと引いていった。
ちょっと贅沢にイタリアンのコース料理を楽しんだ。
綺麗に盛られたアンティパスト。
パスタはジェノベーゼを選んでみた。
バジルとにんにくの良い香りがした。
ドルチェが出てくるタイミングで
花火のようなロウソクつきの、おとんのケーキが出てきた。
チョコペンでメッセージがお皿に描かれている。
「ハッピーバースデー おとん」
おとんの嬉しそうな顔。
幸せなひとときでした。

店を出て、港町をそぞろ歩き。
雑貨屋、文房具屋、洋服屋、八百屋も覗いてみた。
通りが暑すぎると涼しい店内へ。
「これ見てよ。かわいいよ」
「これいいね。見てごらんよ」
誰かの声がかかると
家族全員が集結して
ひとつの商品を覗き込み、
また散っていく。

中華街にある、おとんの行きつけの喫茶店で休憩。
店長さんは小さいころの楽と善を知っているから
大きくなった二人を見て大いに驚いていた。

こんな風に家族で過ごせる休日は
これから先、どんどん少なくなっていくのかな。
貴重な貴重なランチとそぞろ歩き。
素敵な思い出をありがとう。

8月5日   おかん




スコールと手書きのカード

2023年08月02日 | 2023年日記
おとんの誕生日。
というわけで、
昨日は海の近くのショッピングモールへ行ってきた。

海の上には灰色の雲が重く垂れこめている。
湿度の高い風が吹いて、一雨きそうな予感。
汗だくになりながらモールに入るとキンキンに冷えていて、
思わずひょ~っと声を出してしまった。

あれやこれやとプレゼントを物色し、
ようやく決まって買い物かごに入れたころ、
予感していた雨がやってきた。
突然、樽の底が抜けたような雨。
モールの中のみんなが驚いて外を見ていた。
街路樹がびゅんびゅん吹く雨風になぶられている。
雨の奥には灰色の海。
私には、海が空から落ちてきたように見えた。

そんなハプニングに遭いつつも
どうにかプレゼントを購入し、
帰宅してからは誕生日カードを書く。

毎年、家族の誕生日には手書きのカードを添えている。
家族全員で書くので、
いつも誰かがイラストを描いて、
なかなか楽しいカードになる。

独り立ちした娘の引っ越しを手伝った時、
「おかん、これ見てみ」
と箱を持ってきた。
中には、毎年楽に渡していたカードが揃っていた。
善が変なイラストを描いたものやら
おとんがやたらと長いメッセージを書いたものやら。
受験がんばってだの、バイトがんばってだの、就活がんばってだの、
ちょっとしたメッセージの中に、楽の歴史が語られている。
取っておいてくれたんだね。

家族にそのことを話したら、
「俺もとっておいてるよ」
と善。

毎年どこかに行っちゃうのは、おとんだけでした。
それでも、おとんにも今年もカードを書きましょう。
手書きのカードにタチウオのイラストでも書こうか。
最近、釣りに凝っているから。

8月2日  おかん