楽善な日々

新社会人となった楽と、大学生善、おとん、そしておかんの日々を綴ります。新しい街に引っ越して、新しいスタートを切りました。

楽とちょこっと旅へ

2023年09月28日 | 2023年日記
大学生の長い夏休みも終わり、
善は後期の授業を受けている。
今日は英会話があるらしい。
自分で選択した講座なのに、朝から緊張して
" Hi, my name is Zen.  
When I was a high school student, I was a handball player."
と自己紹介の練習をしていた。
親友のKがアメリカに留学中なので
自分も英語を!と思い立ったのだろうか。
うまく自己紹介できたかな。

楽とおとんは山から元気に帰ってきた。
おとんは久しぶりの山で、体力が全然なかったらしい。
楽に「おとんは全然だめ」と言われていた。
肌寒い秋の山で、二人山登り。
岩場を乗り越え、壮大な景色を眺め、美しい夕日を見て。
よかったね。良い思い出だ。

今日の夜から、
今度は私と楽がちょこっと旅へ。
高速バスにのって、目的地には朝に到着して、
その夜に新幹線で帰ってくるという。
ほんとうに、ちょこっと旅。
今からとても楽しみ。
わくわくどきどき。遠足の前日の小学生のように。

子供たちがどんどん大きくなったら、
なかなか一緒に旅なんて、できなくなるのだろうか。
今のこの日々を
「あの頃は一緒にたくさん時間をすごしたなあ」と
懐かしく思うのだろうか。
刻々と変化する家族模様。
一瞬一瞬を大事に過ごしていこう。

9月28日     おかん


読後感に浸る午後

2023年09月26日 | 2023年日記
本を読み終わったあとの時間が好きだ。
次の本を読み始めるまでの間、
読み終わった本の世界を引きずって
しばらくはその世界に心が浮かんだままになる。
その本の世界がもう終わってしまったことに
ちょっとした寂しさを感じたりしながら。

良い本だったなあ。
ああ、読み終わってしまったなあ。
なんて思いながら。

Fredrick Backman著 "A Man Called Ove"を読み終わった。
妻を亡くして、
悲しみの中で一人過ごす頑固者のOveの日常が
隣に引っ越してきたイラン人妊婦さんとその家族と関わるうちに
どんどんと騒がしくなっていく。
そのうち、猫とも暮らし始めて、
いつの間にかOveの周りには、楽しい面々が集まっていた。
心温まるご近所さんストーリーだった。
Oveと猫は毎日、テラスハウスの周辺を見回る。
空き巣に荒らされているといけないから。
私のご近所にも、この二人組が見回りに来てくれると嬉しい。
見回る一人と一匹の後ろ姿を見ながら、
にっこり笑いたい。

夕暮れ時、
お隣のおじいちゃま、おばあちゃまの声が
窓の外から聞こえてきたので、
私もベランダに出てご挨拶。
しばらくの間、涼風に吹かれながら、世間話。
「涼しくなったね」
「トンボが飛んでるね」
「今日も一日が終わるわね」と。
そのうち、蚊が寄ってきたので、
みんな、慌てて家に入った。
私のご近所さん。

さて、次の本はどうしましょう。
ちょっと怖そうなミステリーにしましょうか。
おとんのおすすめの本にしましょうか。
読みたい本が山積みだ。
家族が帰ってくるまで
次の本の世界へ行ってきます。

9月26日      おかん









山の上の二人

2023年09月25日 | 2023年日記
空に半月が輝いている。
ちょっと太った半月が煌々と。
今日は家に誰もいないので、
ベランダから、お月見をしながら、
のんびり虫たちの合唱を聞いている。
風が涼しい。

遅い夏休みをとったおとんと楽は
二人で山登りに出かけた。
赤岳の山荘に泊まっているらしい。
家族lineにたくさん写真が送られてくる。
大好きな娘と山登りなものだから、
写真のおとんは、どれも嬉しそう。
楽は笑いをかみ殺して、真顔で映っている。
照れ隠しをしている様子が可愛い。
小学生だった楽に、山の楽しさを教えたのは、おとん。
でも、今は、健脚の楽についていくので精一杯だそうだ。
楽も大きく強くなったものだ。
感慨深い山登りになりそう。

善は遅くまでバイト。
ちゃんと役に立っていますか。
失敗して怒られていませんか。
甘えん坊の善がバイトだなんて
ちょっと前までは想像もできなかった。
善もたくましくなったものだ。

月光を眺めながら
時の流れを想う。
子供たちは成長して
私たちは年を取った。
虫の声が心に染み入る。
今宵は一人で
秋の夜長を楽しもう。

9月25日    おかん


「軽い」散歩?

2023年09月24日 | 2023年日記
雨雲が通り過ぎて行ったら、
風が秋のものに変わっていた。
窓を開けて、新しい季節の風を部屋に入れる。
涼しい。

風に吹かれながら、気持ちよく読書をしていたら、
おとんが、また、
「軽く散歩しようよ」と誘ってきた。
この間は「軽く」の言葉に騙されて、
駅前に出かけていくような恰好で行ってしまい、失敗したので、
今日はちゃんとウォーキングを意識した恰好で。
抜かりなく。

二駅ほど歩いて園芸店へ行くのを目的にして
いざ出発。
秋のウォーキング。
すがすがしい風が気持ちよい。
釣りを楽しむ人たちを眺めながら、
海辺を歩く。
途中でランチ休憩。
納豆ラー油うどんというのを食べてみた。
ラー油のつけ汁に、納豆を絡めたうどんをつけて食べる。
とっても美味しい。家でも作ってみたい。
そして、目的の園芸店へ。
クランベリー、ローズマリー、かわいい多肉植物を購入。
また庭の仲間が増えた。

行きはよいよい、帰りはというと、
へとへと、へとへと。
あまりに疲れてしまい、
コンビニに寄って、甘いジュースで栄養補給。
糖分で元気を出して、また歩く歩く。
脚を引きずるようにして家に到着。
1万歩以上あるいた「軽い」散歩でした。
「軽い」の言葉には要注意。

9月24日      おかん




小説を書く楽しさ

2023年09月22日 | 2023年日記
今日も今日とて雨模様。
曇り空の下、
朝顔が元気に咲いていた。
この雨が通り過ぎていくころに
秋の気配が濃くなっていくのだろうか。

前に住んでいた家の前には
金木犀の木が植わっていて、
金木犀の花の香りで秋を知った。
この辺りには植わっていないのだろうか。
今度、探しに行ってみようか。

最近、凝っていることがある。
それは小説を書くこと。
専門的に勉強をしたこともないし、
どこから手をつけてよいのやら分からなかったけれど、
森沢明夫著「プロだけが知っている小説の書き方」を参考に
少しずつ書き進めている。

主人公は
私や友達の色んな部分を混ぜ合わせてつくった
失敗ばかりする女の子。
主人公の家族は
私の家族と似ているけれどちょっと違う面々。
主人公が小学生のころから50代になるまでを
書いてみたいなあと思っている。
今は大学生時代を書いている。

自分が作り上げた人物が
なにやら物語の中で息づいていくようで
何かを創り上げていく感覚がとても楽しい。
どこに発表するわけでもないけれど
なんとなく書き上げてみたい。

書き上げた日には
どんな気持ちになるだろう。
恥ずかしい想いになるだろうなあ。
でも、達成感もあるだろうか。

「今日、俺が釣ったアジの骨抜いておいてよ」
「え~。執筆活動で忙しいからなあ、どうしようかなあ」
「相変わらず小説家気取りですな」
「小説家ですからね」

そろそろアジの骨を抜かないと
おとんに怒られてしまう。
主婦(現実)に戻らないといけない時間です。

9月22日    おかん